“社会人歴×50万円”? 女子にマストな「貯金額」とは
ananweb / 2019年5月22日 19時40分
貯金にまつわる疑問の数々。ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんにお聞きしました!
■ Q. 貯金貯金っていうけど、なんのために貯めなきゃいけないの?
A. 貯金は、人生の選択肢を増やしてくれるもの。
「貯蓄の一番の目的は、収入がなくなる老後の資金です。ほかにも結婚や住宅購入など、人生には数十万~数千万円単位でお金が必要になるライフイベントが複数待ち構えています」(丸山さん)
こうした大きな出費に加えて、下記のような、ある程度まとまった出費も突発的に必要になる。
「その都度、対応していけるだけの貯蓄がないと赤字家計に。それに、たとえば会社を辞めて転職活動したくても、その間の生活費を貯蓄していなければ、諦めざるを得ません。人生の選択肢を狭めないためにも、貯蓄は不可欠です」
■ こんな時も貯蓄があれば選択肢を狭めずに済む。
□事故や病気
□転職活動
□留学や資格取得
□転居や住居の更新
□家電の買い替え
□海外旅行
■ Q. 聞きたくないけど、本当はいくらくらい貯めてなきゃダメなんですか…?
A. 独身なら、社会人歴×50万円は貯められたはず。
一人暮らしか、実家暮らしかによっても違うけど、前者で社会人歴6年の場合、貯蓄300万円が理想となるが…。
「月2万円ずつの貯蓄にボーナスを加えて年50万円。実家の人は家賃がかからない分、月6万円の貯蓄プラス、ボーナスで年100万円は本来貯められた金額。これが理想ですが、貯蓄がゼロの人も、後で紹介する目標に沿ってすぐに始めれば、挽回は可能です」
■ 理想の貯金額
一人暮らしの人:社会人歴×50万円
実家暮らしの人:社会人歴×100万円
■ Q. 貯金ゼロです(涙)。まずはいくらを目標にすれば?
A. まずは50万円を目標に、手取り月収の1割を貯蓄に回そう。
「貯蓄ゼロの人は、まず50万円を貯めましょう。これはライフイベント以外のまとまった出費、たとえばご祝儀や賃貸契約の更新、家電の買い替え、海外旅行など、普段の給料からはなかなか出しづらい費用に充てるための貯蓄です」
急な出費に対して備えるもので、これはいわば“使うための貯蓄”。
「月々、手取りの1割を貯蓄に回すことからスタート。50万円貯まったら、ライフイベント用の貯蓄も始めましょう。こちらは“使ってはいけない貯蓄”と心得、引き続き月々1割の貯蓄を行って」
丸山晴美さん ファイナンシャルプランナー。節約アドバイザー、消費生活アドバイザーとしても活躍。年収300万円弱だった20代の頃、4年で600万円の預金に成功。著書は『「貯まる女」になれる本』(宝島社)など多数。
※『anan』2019年5月29日号より。イラスト・菜々子 取材、文・保手濱奈美
(by anan編集部)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
40代子どもは2人、貯金は500万円。共働き時代に高めの住宅ローンを組んでしまいました
オールアバウト / 2024年9月15日 22時20分
-
51歳貯金930万円。夫の持病が悪化し妻の私が大黒柱。平均貯蓄額よりも貯金が少ないと感じます
オールアバウト / 2024年9月12日 22時20分
-
50代で「貯蓄ゼロ」世帯の割合はどのくらい?夫が定年まで「あと10年」なのに貯金できていませんが、対策をすべきでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年9月7日 2時30分
-
52歳会社員。貯金890万円。母親と二人暮らしで貯金を増やすにはどうしたらいいでしょう?
オールアバウト / 2024年8月29日 6時10分
-
27歳会社員です。3年間で「300万円」貯めて結婚します。さすがにそんなに貯めるのは無茶でしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年8月26日 6時30分
ランキング
-
1広島に瀬戸内の自然×シャトレーゼの魅力感じるリゾートホテル誕生
モデルプレス / 2024年9月24日 7時32分
-
2健康診断の数値が改善する7つの習慣とは…いわき市で糖尿病の専門医師が解説・福島県
福島中央テレビニュース / 2024年9月23日 14時31分
-
3「そうだったのか!」料理長が教える玉ねぎの剥き方が参考になる
おたくま経済新聞 / 2024年9月23日 18時0分
-
4「高くても低くてもダメ」血糖値の正しい整え方 人格破綻まで招きかねない「低血糖」の恐怖
東洋経済オンライン / 2024年9月23日 17時0分
-
5「稼げるハイブリッド車」が握るホンダの未来 脱「低収益の4輪事業」でEV離陸までの橋渡し
東洋経済オンライン / 2024年9月24日 8時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください