惜しまれながら閉店した老舗が復活! 絶品「純レバ丼」を堪能
ananweb / 2019年6月7日 19時0分
フードライター・平野紗季子さんの「MY STANDARD GOURMET」。今回ご紹介するのは、『ニュー菜苑(さいえん)』の純レバ丼です。
「菜苑が復活した!」。浅草に住む友人から歓喜の連絡を受け取ったのは今年の春のこと。地域の再開発により惜しまれながら閉店した老舗中華料理店『菜苑』が、跡地からほど近い場所に『ニュー菜苑』として帰って来たというのだ。「浅草でまた純レバ丼が食べられる日が来るなんて…」。友人のメッセージは大量の号泣マークに彩られていた。
店に入るなり厨房からジャーッとレバーを炒める音が。これこれこの音! 純レバ丼がもうすぐできる、空腹の音。鍋を振るうのは先代の奥様。今も現役で厨房に立っている姿に胸が熱くなる。炒めた鶏レバーは甘辛く味つけて、白米に豪快に盛りつけ、大量のネギをオン。久しぶりに再会した純レバ丼は相も変わらず輝き、「写真はいいから早く食べろ」と食欲中枢を刺激しまくるのだった。
現在のオーナーは、先代の娘さん。お母様(つまり先代の奥様)と二人三脚で店を開ける。旧店の閉店を機に廃業に至らなかったのは、続けて欲しいという常連さんの声はもちろん、仕事が大好きなお母様のためだったとか。だから、お店の規模を小さくしても、メニューを少なくしても、営業時間を短縮しても、自分たちに無理のない範囲でお店を続けることに決めたという。その決断にありがとう。フォーエバー菜苑。浅草には純レバ丼がある。
甘辛タレに輝く純レバ丼(スープ付き)¥1,100。そのほかにライスなしの純レバ¥800や焼き餃子¥400なども。
ニュー菜苑 東京都台東区浅草4-35-1 TEL:なし 17:30~23:00 火・土曜休 閉店した『菜苑』は千束通り商店街の入り口で半世紀にわたり愛された名店。
ひらの・さきこ 1991年生まれ。フードライター。著書にエッセイ集『生まれた時からアルデンテ』(平凡社)。
※『anan』2019年6月12日より。写真・清水奈緒 取材、文・平野紗季子
(by anan編集部)
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