クセが強い…ドン引きするしかない「彼氏にしたくない男」3選
ananweb / 2019年6月9日 18時30分
婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第7回は、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その2をお届けします。
■ 小声すぎるはにかみ男性
【結婚引き寄せ隊】vol. 7
それは大人数の婚活パーティへ参加したときのこと。小さいテーブルと、向かい合うように座る椅子がたくさん並べられている会場でした。隣の席とはほんの少ししか空いていませんから、周りの会話も耳に入ってくる距離感です。
受付でもらったナンバープレートをつけて、女性は椅子に座り、男性は次々に隣のテーブルへと移動していくスタイル。
トークが始まると場内はいっせいににぎやかになりますが、会話できる時間が限られているので、目の前に座る相手といかに切り込んだ話ができるかが重要となります。
アウトドアが好きだというスポーツマンタイプの男性、早く結婚して落ち着きたいという小売業の男性など、さまざまなタイプの男性が集まっていました。
それぞれとトークしていくなかで、うつむきがちに頭をペコリと下げてあいさつをする男性が、目の前に座りました。
チラッとこちらを見たかと思うと、すぐにテーブルのほうへ視線を落として、恥ずかしそうに会話の糸口を探している様子。うつむいているけれど微笑んでいる表情からは、そんなに悪い印象はなく、シャイなタイプかと思い、こちらから話しかけてみました。
すると、かぼそい声でモニョモニョ言っているけれど、周りの人たちの会話にかき消されて、ほとんど何を言っているのかは聞こえません。
もう一度聞き返すと、小さい声で「……はじめまして……」と言っていることがわかりました。
声が小さすぎるこの男性は、終始あまり目線を合わそうとせず、それほど会話が成り立たずにトークタイムが終了。
声が小さすぎる男性は隣の席に移動しましたが、やはり同じように同席した女性は、会話に苦戦しているようでした。面接のように、その場でのアピール力がものをいう婚活パーティでは、小声すぎる男性は圧倒的に不利です。
きっとネット婚活や婚活アプリで、事前にある程度おたがいの情報をわかり合ったうえで会うほうが向いているタイプの男性だなと、とても冷静に思ったのでした。
■ 自動販売機の小銭をあさる男性
それはある日参加した小規模な合コンでのこと。合コンといっても、結婚にもつながるような出会いを希望する男女が飲むという、「婚活合コン」的なサービスで、居酒屋の個室に年齢も職業もいろいろなタイプの男女が集合。
ひとりの男性が残業で遅れるという連絡があり、必然的に先に集まっている者同士で自己紹介などをして時間を過ごしていました。
わたしの隣には、少し年上の落ち着いた雰囲気のOLの女性が座り、向かいの席には「料理人です」と言っていた一見、やんちゃ系の男性が座っていました。
ひとまず乾杯をして、少しずつ食事やお酒が進んでいくなかで、だんだんと打ち解けていくわたしたち。それぞれの仕事の話になって、料理人の男性の番がまわってきました。
「どんな料理を作っているんですか?」というOLさんからの質問に、「チェーン店の飲食店の厨房で働いている」といった仕事内容の話をしていて、女性陣も会話に耳を傾けていました。
周りの女性が真剣に自分の話を聞いている様子を見て気分をよくしたのか、料理人の男性はどんどん聞いていない話も繰り出してきます。
「趣味はあんまりない」「こうやって飲むのが楽しい」「よく自動販売機の下に落ちている小銭をあさっていて、見つけたらラッキー!」と。
「え?」と、わたしを含む女性陣は最後の言葉にひっかかりました。自動販売機の小銭をよくあさっている……。
「自動販売機の小銭って、誰かが落としたり忘れていったりしたお金ですか?」とたずねると、「そう! お釣りのところに忘れているとか、自動販売機と地面とのすきまをあさってたら見つけることがあるんだよね」と自慢げな笑顔。
天真らんまんに自動販売機のお金あさりの趣味を話す男性は、裏表がない“いい人”には違いない。それに、小銭を大事にすること自体はいいことだし、誰かが忘れていった小銭を見つけた人がどうするかは、その人の自由なのかもしれません。
ですが、それが趣味の男性を結婚相手にしたいかというと、瞬時に「ないな」と判断。そんなわたしと同じような考えをもったのか、その後女性陣は、なんとなくその男性への対応がそっけなくなりました。
■ 元妻の愚痴ばかりを言う男性
ある飲み会のこと。その日は、出会いを探している人はもちろん、ただ単に「飲み会が好き」という人など、いろいろな男女が集まる飲み会でした。
そのなかにいた、「この人、すごいエリート」と紹介されたスーツ姿の男性は、甘いルックスで物腰もやわらかく、すぐに周りと打ち解けています。
話してみると、その場になじむように相手の話もよく聞き、ほどよく自分の意見も言う、実にバランスのとれた社交性の持ち主。女性の扱いにもソツがなく、会話をしていて楽しい時間が過ぎていきました。
ですが、二次会に移行してからは、酔ってきたエリート男性が泣きそうな顔をしながら、「実は離婚したばかりで」と告白。
最初は同情しながら話を聞いていたわたしたちでしたが、次第に口をついて出てくるのは「お金に不自由をさせないほど渡していたのに浮気された」「勝手にブランド品を買いまくる浪費グセがひどかった」と、別れた妻の愚痴ばかり。
普段抑えていた感情が飲み会で爆発したのだと思うと、気の毒なところもありますが、初対面の男性の愚痴をえんえん聞かされるこちらは、飲み会が終わる頃にはもうグッタリしてしまいました。
婚活していると、こんな普段の生活では会わないような人たちに会うこともあるかもしれません。くれぐれも、みなさんもお気をつけてくださいね。
■
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