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炭酸好き、マヨネーズ好きは要注意!? 「酸蝕歯」トラブルとは

ananweb / 2019年10月9日 21時0分

炭酸好き、マヨネーズ好きは要注意!? 「酸蝕歯」トラブルとは

日々の体調管理を底上げしてくれる、いま知っておくべき最旬の健康キーワード。巷に溢れるニュースから、女子にぜひとも伝えたい編集部が気になる「カラダにいい話」。その中から今回は、注意したい「酸蝕歯」について。
■ あらゆる人に潜む、酸蝕歯の可能性。


カラダにいいからとお酢や柑橘類を好んで取り入れている人に注意報の発令です。それは “酸蝕歯”といわれる歯のトラブル。歯が酸に蝕まれ溶けてすり減ってしまう症状です。一度溶けると基本的に歯が復活することはありません。海外では30年ほど前から問題にされてきましたが、口腔ケア後進国の日本では20代、30代で4人に1人が酸蝕歯予備軍という国内のデータも。

「歯は神経を象牙質、エナメル質の層が覆う形でできていますが、表面のとても硬いエナメル質でも、ジュース程度の酸で溶けてしまうんです。象牙質まで溶けると神経に響くので気がつきますが、エナメル質段階だと自覚症状がありません。歯の先端が少し透けたり、薄く白濁してきていたら要注意。その段階で食い止めるケアが必要です」(外務省大臣官房歯科診療所 歯学博士・北迫勇一さん)

酸性飲食物の過剰摂取を控え、酸を口にずっと残さないのが基本。ただ酸性の飲食物を口に入れた後すぐ歯磨きするのは歯を傷つけるので、水でゆすいで酸性を和らげてから数十分後に歯磨きを。

「酸を中和する唾液をしっかり出すのも大事。さらに、最近、歯の表面を強化するフッ素化合物の含有量が欧米並みのレベルまで認められたので、フッ素高配合のガムや歯磨き粉を選ぶといいでしょう。歯を強くし、溶けない習慣づけを心がけていきましょう」

■ 酸蝕歯リスクCHECK
炭酸飲料をよく飲む スポーツドリンクを水分補給のためによく飲む マヨネーズ、ドレッシング等をよく使う クエン酸入りパウダーを水に溶かして習慣的に飲む ゲップなどで口の中に胃酸の逆流がよく起きる フルーツジュースや野菜ジュースをよく飲む 梅干しや酢漬けの食品をとてもよく食べる 柑橘類、キウイなどフルーツをよく食べる フルーツやお酒を飲食して、すぐ歯磨きをする習慣がある 健康のために黒酢の入った食品や飲料を定期的に摂取する
■ 歯科専用ガム POs‐Ca F(ポスカ エフ)

水溶性カルシウムとフッ素(フッ化物)イオンを配合。ガムを噛むことで唾液が広がり口内の環境を整える。一部歯科で購入可能。¥750(100g)/グリコ TEL:0120・917・111

■ シュミテクト PROエナメルマルチケアEX

1450ppmの高濃度フッ素配合。酸蝕歯に着目し、エナメル質の再石灰化を助けムシ歯を予防する歯磨き粉。医薬部外品。6歳以上用。オープン価格(90g)/グラクソ・スミスクライン・コンシューマー・ヘルスケア・ジャパン 

※『anan』2019年10月16日号より。写真・多田 寛 スタイリスト・仮屋薗寛子 ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ) モデル・メイ・パクディ 取材、文・板倉ミキコ

(by anan編集部)

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