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平均年齢17歳! 沖縄発の女子5人組Chuning Candyが新曲に込めた願い

ananweb / 2019年12月20日 19時0分

平均年齢17歳! 沖縄発の女子5人組Chuning Candyが新曲に込めた願い

音楽をこよなく愛する、ライター・エディター・コラムニストのかわむらあみりです。【音楽通信】第21回目に登場するのは、平均年齢17歳の沖縄出身のガールズグループ、Chuning Candy(チューニングキャンディー)さん!
写真・角戸菜摘

■ 沖縄発のカラフルな5人組、チュニキャンの個性


写真左から琴音、ソフィー、LILI、ゆうり、愛子。

【音楽通信】vol.21

2013年、沖縄で結成されたChuning Candyは、メンバーそれぞれが沖縄でTVCMや雑誌モデルとして活躍するティーンが集結したガールズグループ。2018年3月にメジャーデビュー後、「TOKYO GIRLS COLLECTION」のオープニングアクトに抜擢され、韓国の人気歌番組に日本人女性グループとして史上初出演を果たし、第60回「日本レコード大賞 新人賞」を獲得するなど、メキメキと人気と実力を上げてきました。

今回、11月27日にリリースされた両A面シングル「STAND UP!!/アイのうた」について、Chuning Candyのゆうりさん、ソフィーさん、LILIさん、琴音さん、愛子さんのメンバー全員にお話をうかがいました。

センターのLILI。 2002年9月11日生まれ。

ーーまずは、おひとりずつ自己紹介をお願いします。

LILI センターを務めさせていただいています、LILIです。お寿司がすごく好きなので、最近ネギトロを食べたら、くちびるがとろけるような……あっ! ほっぺがとろけるような味でおいしかったです(笑)。特技は英語と、歩きながら寝ることです。

ゆうり メインボーカルを努めさせていただいています、ゆうりです。歌うことが大好きです。特技は書道で、字を書くことが好きです。

メインボーカルのゆうり。 2000年12月22日生まれ。

ソフィー リーダーをさせていただいていますソフィーです。特技は琉球空手をしているのですが、黒帯です。そのキレがダンスにも活かされていると思います。

琴音 グループの中では、ムードメーカーだといわれる琴音です。特技は体がやわらかいことです。最近はファッションが好きで、いろいろなファッションを研究しています。

愛子 Chuning Candyでは、サブリーダーをやらせていただいている愛子です。ライブでは、いつも盛り上げ役をやらせていただいています。特技は、耳を動かすことができるのと、ツイッターのスクロール音の真似ができることです。

リーダーのソフィー。 2000年4月29日生まれ。

ーー2013年に結成後、2018年3月にシングル「Dance with me」でメジャーデビューされましたが、みなさん沖縄で活動されていたのですよね。

愛子 はい。全員沖縄県出身で、LILIとソフィーはハーフなんです。

LILI わたしはデビューする前の1年半、アメリカのテキサスに留学していました。

ソフィー わたしはアメリカ生まれの沖縄育ちです。

ムードメーカーの琴音。2002年9月4日生まれ。

ーーデビューにともなって沖縄から上京されたそうですが、東京に来てから沖縄との違いを感じたことはありましたか。

ゆうり いまは慣れましたが、いろいろと違いは感じますね。

LILI 沖縄はモノレールしかないので、上京して最初の頃は、電車がたくさんあって乗り換えの仕方がわからなくて、困りました(笑)。最近はやっと区別がつくようになりました。

愛子 沖縄は車社会で雨が降っても移動するときに困らないので、あまり傘を使う習慣がないんです。だから、東京で生活しているいまも、小雨が降るくらいだと傘はささないですね。

サブリーダーの愛子。2002年12月28日生まれ。

ソフィー いままでは全然天気予報を見ていなかったんですが、東京に来てから、その日の天気を調べて家を出るようになりました。

LILI 傘の存在を忘れがちなので、雨が降るたびに傘を買うから、家にはたくさん傘があります(笑)。

ソフィー そうだね(笑)。あとは東京の人の多さと、エスカレーターで東京は左、大阪は右に寄ることがびっくりします。

ゆうり うん。確かにエスカレーターの立ち位置があることは、衝撃でした(笑)。

■ ニューシングルに込めた思いとライブへの意気込み

ーーそんな東京生活を送るなかで、11月27日に5枚目となる両A面シングル「STAND UP!!/アイのうた」がリリースされましたね。まず「STAND UP!!」は、ダンサブルでアッパーな楽曲ですが、この曲の印象についておひとりずつ教えてください。

愛子 Chuning Candy自体はそれぞれの個性を大事にしているグループなんですが、「STAND UP!!」の歌詞も、自分の意思を大事にして前に進むという意味が込められているので、わたしたちと似ていると思いました。前進するわたしたちだからこそ、歌える曲だと感じています。

ゆうり 歌詞に感情移入できるところがたくさんあるので、歌うときには、感情を込めて歌いやすかったです。楽曲をいただいたときは、レコーディングでも「ここはこういうふうな思いを込めて歌おう」とすぐイメージできましたし、大切ですてきな1曲です。自分に自信のない人や素直な気持ちを言えない人などに聴いてもらって、自分をしっかり持ってほしいという思いもあります。

LILI 最初にこの曲を聴いたときは、EDMサウンドでのりやすい音楽だったので、はやく歌いたい気持ちでいっぱいでした。いままでとは違う雰囲気の曲でサビはテンポがはやいんです。わたしの歌うパートでは「ねぇ stand out,stand out,stand out,stand out」という歌詞があるんですが、その部分は音がなくなって、激しいサウンドと静かに聴かせる部分の温度差があるところがいいなと思いました。ファンの方にも聴いていただいて、元気になってもらえたらいいなと思っています。

ソフィー いままでの表題曲はかわいい曲やポップな曲が多かったんですが、「STAND UP!!」は芯のある曲です。まわりに振り回されずに、自分の信じる道を突き進むという意味が込められた歌詞なので、かっこいい。若い人たちに向けて歌いたいし、自分たちもかっこいいチュニキャン(Chuning Candyの略称)を信じて、こういうチュニキャンも見てほしいと思っているので、今回こういう曲をいただいてすごくうれしかったです。

琴音 迷わない、自分の芯を持って突き進むという曲です。不安があるかもしれないけれど、自分を信じて進む。ダンスもかっこいい部分があって驚いてもらえるようなダンスだったり、自分に自信のない人に聴いてもらいたい曲になっています。

ーーもうひとつの表題曲「アイのうた」は、三線や沖縄民謡の合いの手が入っているなど、沖縄テイストのおもしろい楽曲ですね。おひとりずつ、曲について教えてください。

愛子 沖縄っぽい曲で、この歌詞もいいなと思いました。わたしたちはファンの人たちに対する愛を直接伝える機会はないですが、だからこそライブでのパフォーマンスに思いを込めて、愛と勇気をみなさんに与えることを意識しているんです。いろいろな愛を込めて作られたこの歌は、愛にあふれた歌詞なので、それがファンの人に伝わりやすいのではないかなと思っています。

ゆうり 「アイのうた」は琉球音階が使われているので、いままでにない挑戦的な曲というか、チュニキャンで歌ったことのない曲なんです。わたしたちも楽しみながら歌っていますし、簡単な振り付けなので、やっぱりファンのみなさんと一緒に歌って踊れる曲がこうしてあるとうれしいなと思いました。ライブでは盛り上がる曲なので、大切にこれから歌っていきたいと思います。

LILI 初めて沖縄感を出した曲で、さらに初めて「チューニングキャンディー」とグループ名が歌詞に入っているので、「アイのうた」は特別感があります。愛といえば、沖縄では首里城の火災があってその再建支援をしたい気持ちがありますし、この愛にあふれた歌から、世界の人たちを笑顔で幸せにできたらいいなと思います。本当に簡単な振り付けで、盛り上がる曲なので、たくさんの方にライブに来てほしいです。

ソフィー いろいろな愛の形があると思うんですが、それらをひっくるめて、みんな大好きだし大切だし、壮大になりますが平和を願うような曲にもなれる可能性があるんじゃないかと思っています。チュニキャンから平和への思いを発信していきたいですし、つらいことがあってもがんばっていこうという意味が込められた歌詞なので、これからも大事にしていきたいです。

琴音 ひとりじゃないよ、みんないるから大丈夫だよという、希望を持たせてくれる曲だと思っていて、恋も友情も愛情も全部のありがとうを届けたいですね。わたしたちもいっぱい愛を届けていきたいという曲だと思っています。

ーー「アイのうた」の振り付けのビデオを拝見しましたが、パンチのような動きはファンの方も覚えやすそうですね。

LILI そうなんです! パンチのような動きは、応援するようなイメージですね。

愛子 ライブのときも、この曲をやる前に1度、会場にいるみなさんと振りの練習をして、そこから曲に入るんです。するとチュニキャンを初めて観た人でも、楽しんでもらえていますね。

ーーそんな楽しい「アイのうた」に比べると、「STAND UP!!」はダンサブルな楽曲でクールな印象の振り付けですね。

ソフィー 「STAND UP!!」のダンスは、いままで以上に力強くて、ダンスパートもあるんです。実はいままでの曲の中でも、けっこう顔もすまして踊っている感じです(笑)。それぞれの曲は、いい意味でのギャップがありますね。

ゆうり そうだね。それぞれの曲にも、個性があると思います。

ーー初回盤に収録された「snowflakes」はクリスマスにぴったりのかわいい曲ですが、実際に歌ってみていかがですか。

ゆうり 本当にすごくかわいい曲で、歌っているときも照れてしまいます(笑)。

琴音 振り付けも妖精のようなイメージでかわいいんです(笑)。

ソフィー みんなこの曲が鳴った瞬間、曲の世界に入るのでなりきるんですけど……。

愛子 ほんとは恥ずかしい(笑)。

LILI 最近はこの振り付けも楽しくなってきましたが、照れます(笑)。

ゆうり 振りの中で何回もメンバーとアイコンタクトするんです。

愛子 ファンの人ともアイコンタクトするので、それも含めて盛り上がる曲かもしれないですね。

ーー通常盤に収録された「GIRL’S PARTY!」は、女友達との楽しい雰囲気が伝わるポップな曲ですが、みなさんはどのような印象ですか。

LILI この曲は夏のイメージの音楽ですが、ライブではタオルを振るようなアクションをやってみたいと考えているんです。いまはピースを使った振り付けがあるんですが、定期公演やスペシャルなライブでは、お客さんとこの曲でタオルで暴れたいなと思っています。

ソフィー この曲は、タオルでみなさんと盛り上がる1曲になると思います。

ゆうり この曲は大切な友達に向けた気持ちが込められた曲です。普段なかなか言えない大好きやありがとうという気持ちが入っているので、歌詞にも注目してもらえたらと。チュニキャンのファンの方は中高生の女の子も多いので、歌詞にも共感していただけるのではないかなと思います。

■ 「チュニキャン」を流行語にして活躍したい

ーー平均年齢が17歳ということですが、学校とチュニキャンの活動との両立は大変ではないですか。

ソフィー そうなんです。私とゆうりは大学生なんですが、がんばって卒業しようね(と言って、ゆうりさんを見る)。

ゆうり (ソフィーさんと見つめあって)ほんとだね(笑)。

ソフィー 上京したばかりのときは、私とゆうりが高3、あとのメンバーは高1で、みんな慣れるのに必死でしたね。みんなで一緒に住んで、料理も洗濯も自分たちでしなきゃいけなくて、慣れるまでチュニキャンの活動と学校生活の両立は本当に大変でした。いまも共同生活をしていますが、やっと最近みんな慣れてきて、コミュニケーションも絆もさらに深まってきました……よね?(とメンバーにたずねる)

琴音、LILI、愛子、ゆうり はい! 深まってます(笑)。

ーーみなさんから仲の良さが伝わってきますが、メンバーそれぞれの普段の行動を見て思う「かわいい」エピソードをほかのメンバーの方から、おひとりずつ教えてください。

琴音 では愛子の話から。昔のメンバーの写真を見て「みんなかわいい〜!」とよく言うほど、メンバー愛が強くてかわいいです。

愛子 そう、メンバーの写真を見たり、動画を見たりするとついうれしくなって(笑)。というのも……って、自分から説明してもいいですか(笑)。この5人で初めて挑むデビューシングルを歌う動画を懐かしくなってしまって、ずっと見ちゃいました。メンバーのことが大好きなんです。

LILI あと愛子は食欲がすごくて、この前ミルクティーとアイスを両方食べたら、おなかこわしてたよね(笑)。サブリーダーでいつもはしっかりしているのに、ときどき末っ子みたいな部分が見えて、かわいいです。

愛子 それはかわいい部分なのかな(笑)。ありがとう。

ソフィー 次はゆうりの話。ゆうりは、すごくおもしろいんですよ。この間、早朝の新幹線に乗ることがあって、朝から「あんたがたどこさ♪」って遊んでるんですよ(笑)。

LILI それも新幹線のど真ん中の席です!

愛子 大学生なんですよ(笑)。わたしより2歳年上なんですが、同い年のような感覚でいつも楽しいです。

ゆうり なんか照れます(笑)。

ソフィー 次はLILI。言葉を間違えるときがかわいい。

琴音 うん、それに存在自体もかわいい。

ゆうり 撮影のときも、メイクして、おとなっぽい服を着ていると見惚れますね。

LILI わぁ、ベタ褒めだぁ(照)!

ゆうり でも、スキンシップが激しいときがあるからそれはちょっと……(苦笑)。

LILI え? いいよね!(と言って、ゆうりさんと腕を組む)

琴音 ソフィーは、スープを作ってくれるんですよ。

ソフィー 野菜スープだね(笑)。

琴音 まるで母のように母性があって、そこにも惚れていますが、本当に愛おしいですね。

ゆうり そういえば、ソフィーがある撮影のときに、りゅうちぇるさんに似てました(笑)。

ソフィー メイクを濃くすると、りゅうちぇるさんに似るんです。

ゆうり モノマネとかもしてくれるし、そこもかわいいですね(笑)。

LILI 琴音は、あせって、すべったときがかわいいと思います。その反応や行動がおもしろくて好きです(笑)。

愛子 琴音はムードメーカーだから、おもしろいことも言うときがあるんですが、あせるとかわいい。

琴音 その日のコンディションによって、おもしろかったり、すべったりします(笑)。

ソフィー あと甘えてくるのもかわいいよね。

ーーメンバー愛が感じられました(笑)。最後に、今後の目標や豊富を教えてください。

ソフィー いま計画しているのは、4月26日に東京で初めてワンマンライブをするので、成功させたいですね。そして、メディアにたくさん出させていただいて、みなさんにチュニキャンを知ってもらえる年にしたいです。

琴音 飛躍の年にしたいです!

愛子 もっとファンの方との交流も増やしたいですね。昨年はいまあることをやるのに精一杯だったんです。今年からだんだんとMCやファンの方とのコミュニケーションもがんばっている最中なので、2020年も引き続きがんばっていきたいなと思います。

ソフィー 「チュニキャン」というワードを流行にできるぐらい、活躍できるようにがんばります!

■ 取材後記

取材現場でも、元気で明るい笑顔を咲かせてくれたChuning Candyのみなさん。上京後、共同生活をしながら、学校生活とチュニキャンの活動という、二足のわらじを履いてがんばる姿は頼もしい限りでした。5人それぞれの個性が光るチュニキャンのニューシングルをまずはチェックしてみてくださいね。

■ Chuning Candy PROFILE

2013年、沖縄のキャッツアイタレントスクール生で結成。“キャンディーのようにいろいろな個性を持つメンバーが、一体となって音楽を紡ぎだすこと”を表したグループ名は、略して“チュニキャン”として親しまれている。2年連続で九州・沖縄エリア代表を勝ち取って出場した「愛踊祭2017」決勝大会で審査員特別賞を獲得。

2018年3月、シングル「Dance with me」でメジャーデビュー。「TOKYO GIRLS COLLECTION」のオープニングアクトに抜擢された他、韓国の人気歌番組に日本人女性グループとしては史上初出演を果たし、第60回「日本レコード大賞 新人賞」を獲得。2019年11月27日、5枚目の両A面シングル「STAND UP!!/アイのうた」をリリース。

レギュラー番組として、ラジオ日本「Chuning Candy Tune Up Party!!」(毎週木曜23時)、エフエム沖縄「KIREIMO presents 週明け応援 Radio Chuning CandyのChear up!」(毎週日曜19時25分)、RCBテレビ「ジョブ・エンジン!」(毎週土曜午後16時、11月2日から全8回)がある。
2020年4月26日、ワンマンライブ「Chuning Candy 2nd Anniversary LIVE!」を代官山UNITで開催。

■ Information

New Release

(通常盤)
01. STAND UP!!
02. アイのうた
03. GIRLS’ PARTY!
04. STAND UP!! (Instrumental)
05. アイのうた (Instrumental)
06. GIRLS’ PARTY! (Instrumental)
07. STAND UP!! (TAAR Remix)

11月27日発売
(通常盤)PCCA-04863 1091円(税別)

(初回盤)はCD+Blu-ray。
※03. Snowflakes、06. Snowflakes (Instrumental)に変更。
(初回盤)PCCA-04862 1636円(税別)


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