次の恋が来ても上手くいかない人の特徴とは？ 読者の悩みにお答え

“出会いがない！！”という入り口のお悩みから、“目移りしちゃう～”という贅沢（！？）な苦悩まで。読者のお悩みに、占い師のルーシー・グリーンさんが愛を込めてお答え。ラジオ風にお楽しみあれ。
■ どんな悩みもどんと来い、ルーシーがお答えします。

MC：こんにちは、1週間のご無沙汰です（嘘）。さてさて今日も、人気の占い師ルーシー・グリーンさんをお迎えし、恋に迷える子羊女子たちからの相談にお答えしていきましょう。ルーシーさん、よろしくお願いします！

ルーシー：こんにちは！　よろしくお願いします。

MC：今週もお便りがたくさん来てまして…。あの、いつもの、占星術に基づくアドバイスも好評ですので、それもぜひお願いします。

ルーシー：もちろんです。

MC：では最初のおハガキです。

20代半ばに恋でつまずき、以来仕事一直線。気づいたら30代半ばに。恋の方法を忘れた私、どうしたらいいですか？　デグーが飼いたい（34歳・証券）

MC：どうやら、“デグーが飼いたい”さん、20代半ばに社内恋愛が上手くいかなくなり、以降は「まずは仕事で自分の足元を固めないと…」と思い、恋とはご無沙汰な10年間だったみたいですね。

ルーシー：ほうほう。

MC：仕事が一段落し、やっと恋に本腰を入れて相手を見つけようと思ったそうなんですが、「30代半ばという年齢的に、新しい相手をどうやって探したらいいのか、わからない…」というお悩みです。

ルーシー：まず、年齢なんですけど、ホントみんな年齢に縛られてしまうんですよね…。でもね、34歳の女性は魅力的だし、もっと言えば、本当は何歳のあなたでも、素敵って思う人はいるんです。まずはその、年齢という数字にこだわってしまう自分自身のマインドを、解放しましょう。

MC：わかりました！

ルーシー：あと、“デグーが飼いたい”さんは牡牛座なんですけれど、牡牛座は＜不動宮＞というグループに入る星座で、＜不動宮＞の人たちは、持ち物が多いんですよ。

MC：持ち物？

ルーシー：そう。例えば思い出とかも、なかなか手放せないタイプ。しかも、いい思い出も悪い思い出もね。だからきっと、20代の失敗した社内恋愛のつらいメモリーが、しっかり頭の中のクローゼットに残っちゃってるのよね。それがあると、もし次の恋がやってきても、上手くいかない可能性大。

MC：キャー！　怖い～。

ルーシー：とりあえず、昔の思い出を整理して、取り除いてみましょう。それによって、見える景色が徐々に変わってきますよ。それから牡牛座は、自分で納得しないと動けない上に、物事が終わるまで人に報告できない性質を持っています。しかも、自立心が強い。でも実はそれって、あまり恋にはよろしくない性質で。

MC：どういうことでしょうか？

ルーシー：事前に自分を開示するのが苦手ってことかな。つまり、「彼氏が欲しい」とか「いい人いたら紹介して？」とか、スムーズに口にできない人が多い。

MC：確かに。それを言えるだけで、恋のチャンスってぐっと増えますもんね。

ルーシー：そうなのよ！！　30代半ばで、出会い方がわからなくなっちゃったというのであれば、ここで思い切って、そういう気持ちを周囲に伝えてみましょう。新しい世界が広がりますよ、きっと。

MC：“デグーが飼いたい”さんに、この思い、伝わることを願って～！　では次のお便りです。

結婚して9年、子供が欲しいと全然思いません。でも老後までずーっと二人で楽しく暮らせるもの…？　来世の夢は女優（35歳・会社員）

MC：結婚の次は子供問題…。人生って悩みばっかりですね。

ルーシー：しかし35歳から老後の心配をするなんて…。そんなこと、まだ考えなくて大丈夫ですよ。だって老後なんて、なってみないとわからない。でも、不安なんだろうね。そんな気がします。

MC：不安、とは？

ルーシー：子供がいないと、二人の間に距離ができるのでは…、とか、そういうことだと思う。まあどの星座も、というか人間みんなそうなんだけど、なかでも（“来世の夢は女優”さんの）蠍座は、比較的将来を心配しがちな星。だけど、そこに囚われすぎると、今を楽しめなくて、もったいない。みんなもっと、“今”を楽しみましょうよ！

MC：ちなみに、「結婚、さらに子供を持つという想像ができない。女として大丈夫でしょうか？」みたいな相談もありまして。

ルーシー：やっぱり“子供を産む＝女の価値”って思っている人が多いのかなぁ。まったくそんなことないのにね。結婚しても出産はマストではないし。“結婚＝出産”にこだわりすぎないほうが、私は人生が楽な気がします。

MC：幸せって、いろんな形があるわけですもんね。

ルーシー：で、蠍座は、いわゆる世間的に“メイン”と思われるものを欲しがるタイプでもあるわけ。だから、「結婚、子供」ってところに固執しちゃう習性も無きにしもあらずなの。でも世の中、メイン以外にも楽しいもの、美味しいものはあるよってことを理解すると、蠍座の人生はもっと楽しくなると思います。

結婚をしている人妻なんですが、夫以外の男性にも心がときめいてしまいます…。琥珀の女（30歳・ネイリスト）

MC：最後の相談は、不穏です…。でも、実は他にも、「彼以外の男の子とも遊びたい。でも遊んだら遊んだで、バチが当たる、彼と上手くいかなくなる…と落ち込みます。男遊びに向いてないのに、なんでこんなことを考えてしまうのか…」という相談も、25歳の方から寄せられてます。この贅沢者が～！！　と叫びたくなるような質問がなんと2通も（笑）。

ルーシー：えーとですね、浮気をしたいときとか、他に目が行ってしまうときっていうのは、自分を変えたい、と思っている時期なんです。今の自分に自信がない、あるいは何か、迷いを感じている…とか。そんな気持ちが生まれているんじゃないかしら。夫以外に目を向けて、現実逃避したいんですよね。まあね、現実逃避、したくなることもありますよね。それはわかります。あ、浮気を推奨しているわけではないですよ、お間違えのないように（笑）。

MC：アハハ（笑）。

ルーシー：もう一つの相談の方は独身？　まあ“遊ぶ”っていうのがどの範囲のことなのかにもよりますけれど、いろんな人の価値観に触れることで、人として成長もできるのは事実ですしね。

MC：確かに。

ルーシー：あと、“琥珀の女”さんは獅子座だそうですが、獅子座って百獣の王の星座で、女性の場合は“女王様気質”を持っている人が多い。獅子座は、パートナーの上に立っているほうが心地よさを感じる人が多いんです。でもおそらく旦那さんとの関係性が、そうではないのかな…。つまりは“琥珀の女”さん的に、「彼の私への気持ちより、私の彼への“好き”のほうが強い」と思っていて、その自分を受け入れられないというか。

MC：え、ということは、“琥珀の女”さんは旦那さんのことが大好きってことですか？！

ルーシー：獅子座だったら、そういうことも考えられるかも（笑）。

MC：キャーッ！！　ちょっと意外な展開ですね。

ルーシー：思い切ってプライドを捨ててみると、二人の関係性が新たなステージに上るかもしれませんよ？　恋とか愛は勝ち負けじゃないですが（笑）。

MC：新しい扉が開けるかもしれませんね。ということで、今日もたくさんの質問、ありがとうございました。また次回があることを願って、お別れです！

ルーシー：それでは～。

ルーシー・グリーンさん　占い師。主に占星術とタロット。雑誌やWebで活躍。著書に『あなたの中の“キュート”を目覚めさせる方法～ちょっと不器用だけどしなやかで可愛い』（大和出版）が。

※『anan』2019年12月25日号より。イラスト・菜々子　

（by anan編集部）