どういうこと?…「嫌いじゃないけど合わない」と別れたがる男の本音 #46
ananweb / 2019年12月19日 20時40分
振られた……。人生がどん底に落ちるような、もうこの先恋愛なんてできないと思うような、そんな絶望感に包まれる(?)彼氏との別れ。
仕方なく別れを受け入れたとしても、でも理由が「嫌いじゃないけど何か合わない」だったら、あなたは納得できるでしょうか?
納得できない女子に向けて、そのきれいな別れ文句の深層心理を解き明かします。
イラスト、文・おおしまりえ
【おおしまりえの恋愛道場】vol. 47
■ 「嫌いじゃないけど何か合わない」そんな理由で振る相手の深層心理にあるもの
「嫌いじゃないけどなんか合わない」
きれいに別れたい時、振る側がよく言うセリフです。確かに付き合ってみたけれど、何かが違うと思うことは誰しもあります。しかし、振る側は“なんか違う”と伝えながらも、その“なんか”の中身を理解しているのに、相手を傷つけまいと、本音を伝えないことがほとんどです。
振る側はそれで良いのでしょうが、振られる側は原因が理解できず、最悪の同じよう理由で次の恋愛も失敗することがあります。それってかなりの大惨事。そこで今回は、振る側が「嫌いじゃないけど〜」と濁す部分に隠れている理由について、ひも解いていきます。
■ そもそもあんまり好きではなかった
大前提として、合わないとか合うとかいう判断を持ち出し始めたら、それは感情がそのぶん動いていない証拠です。つまり「そんなに好きじゃなかった」という事実が相手の心にはあることを、まずは理解してください(悲しいけど)。「付き合ってみたら好きになるかも」みたいなノリで、相手は恋愛をスタートしていたのかもしれません。
また、好きになって付き合ってみたけど、好きではなくなってしまった場合も世の中には多くあります。その理由は、これからご紹介していく理由が関係していることもあります。
■ 考え方や感じ方の深さと方向性が違う
恋人に求める性格として、よく「価値観が合う」と言いますが、そもそも価値観っていったいなんのことを指すのでしょう。
よく「趣味や好きなものや性格が似ていること」なんていいますが、具体的にそれらが合うことよりも重要なことがあります。それが、考え方や感じ方の“深さ”と“方向性”が似ているとき、人は価値観が似ていて心地よいと思うのです。
例えば彼氏と自分が、同じバンドを好きだったとしましょう。あなたはそのバンドが好きな理由に「ライブでガンガン盛り上がれるから好き!」をあげたとします。しかし、彼は、「同ジャンルのバンドの中でも、メロディアスな要素が強く、90年代UKロックをオマージュした感じも、新しさと深さがあっていい」みたいな理由を述べていたらどうでしょうか。
2人は同じバンドが好きでも、もしかしたら話していて「合わないなー」と感じるかもしれません。
もちろん感じ方が真逆だからこそ新鮮さがあって、恋愛に深みが出るパターンもあるでしょう。しかし趣味に関していえば、同じものを好きなカップルの場合、うまくいく人たちは、比較的感じ方や考え方の方向性が似ている方がうまくいきやすい(心地よさを感じやすい)といえます。
■ 相手に対して信頼感を抱けなくなった
人は「わかってもらえる」という気持ちを相手に抱くと、自然と相手への信頼感が深まり、それが恋愛感情を高めることに繋がります(むしろ信頼のない恋愛感情なんてないかも)。いったいどういうことか、イメージがつきやすいよう、彼に対して信頼感が抱けなかったある女の子のエピソードをご紹介します。
彼女の彼は、彼女の話に対して何でもYESと答える優しい人でした。行きたいところ、食べたいもの、やりたい事、彼に直して欲しいこと。全部伝えることができ、周りからみると、彼は”すごくいい彼氏”として映っていました。
しかし彼女は、残念ながら彼を好きではなくなってしまい、別れることになりました。なぜ、こんないい彼氏なのに、好きではなくなってしまったのか。それは、彼が何でもYESと受け止める“だけ”だったからだと、彼女は話します。
「私はこう思うからこうしてほしい」と伝えれば、「どうしてそう思うの?」という会話の深まりもなく、会話はYESでおしまい。何か食べようとなった時も「何食べたい?」から始まった会話は「私はこれが食べたい」と女子側が提案しないと、なかなか決まらないことばかり。そんなやり取りを繰り返した結果、女子のなかでは、自分を理解されている感じがせず、疲れてしまったのだといいます。
YESマンの彼は極端ですが、コミュニケーションはお互いが言葉や気持ちを交換しあうから成立し、そして信頼感が生まれます。どちらかが与えるだけの恋愛は、悲しいかないつか冷めてしまうのです。
■ 彼との会話で、深さや方向性のズレはなかったか?
「嫌いじゃないけど、何か合わない」
もし、そう彼に言われて振られた女子がこの記事を読んでいたら、まずは彼とのコミュニケーションの中で、深さや方向性がずれていたポイントがないか、振り返ってみてください。もちろん、すぐに思いつくものもあれば、相手だけが「合わない」と感じていた場合もあります。見つからなくてもそこは自分を責めすぎないでくださいね。
振られた側は、理由がしっかりわからないと、モヤっとした気持ちが残るかもしれません。最終的に答えを全部ひも解くのは難しいものの、2人の関係での合う合わないを考えることで、気持ちを相手に寄り添わせる力が高まります。そんな成長ができれば、あなたはコミュニケーション上手に一歩近づき、きっともっと素敵な女性に成長できるかもしれません。
おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト
10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。
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