【クイズ】 老人に胸を触られた女性が取った衝撃的な行動は?
ananweb / 2020年1月18日 17時30分
東京・六本木の国立新美術館で『日本・ハンガリー外交関係開設150周年記念 ブダペスト国立西洋美術館 & ハンガリー・ナショナル・ギャラリー所蔵
ブダペスト―ヨーロッパとハンガリーの美術400年』が開催中です。ルネサンス期の巨匠や印象派の画家、さらにはハンガリーの画家による多彩な作品が集結。“ハンガリーのモナ・リザ”も来日中です!
■ ハンガリーの至宝が来日!
【女子的アートナビ】vol. 171
『ブダペスト―ヨーロッパとハンガリーの美術400年』は日本とハンガリーの外交関係開設150周年を記念して開催。ブダペスト国立西洋美術館とハンガリー・ナショナル・ギャラリーが所蔵する絵画や素描、彫刻などが並んでいます。
ブダペスト国立西洋美術館は、エステルハージ家などハンガリーの貴族が収集したコレクションをもとに1906年に開館。いっぽうのハンガリー・ナショナル・ギャラリーは、1957年に開設。この2館は2012年にひとつの組織として統合され、現在は古代エジプトからヨーロッパ、ハンガリー美術まで数多くの作品を所蔵しています。
今回の展覧会では、ハンガリーを代表する2つの美術館から来日した貴重なコレクション130点を楽しめます。
■ 老人と娘の手に注目!
会場を入ると、まず目に入るのが北方ルネサンスの巨匠、ルカス・クラーナハ(父)による2つの作品です。
ひとつめの《不釣り合いなカップル 老人と若い女》では、年老いた男がにやけながら若い娘の胸を触っています。老人の手は女性の柔らかい胸にくい込むように描かれていて、妙に生々しくリアル。でも、女性のほうも負けてはいません。彼女の右手はしっかり男性の財布の中に突っ込まれ、今まさにお金を盗もうとしています。
国立新美術館主任研究員の宮島綾子さんによると、この絵が描かれた16世紀のドイツは宗教改革の時代で、改革派は偶像崇拝を非難したため、宗教画よりも風俗画や民間の人々を描く絵画が増えていったとのこと。
人々の日常生活を描きながらも、少しコミカルに皮肉をこめたり、道徳的な教訓を伝えたりすることが多く、クラーナハの絵でも、女性の若さと美に惑わされてお金を盗まれるという男性への教訓がこめられているそうです。
■ 愛はお金で買える…?
クラーナハのふたつめの作品は《不釣り合いなカップル 老女と若い男》。こちらは男女が逆転しています。老女は片手に財布を握り、コインを青年の手に渡して、愛をお金で買おうとしているところです。女性の目つきや口もとの雰囲気がなんとも下品な感じに描かれています。
この絵も「愛はお金で買うことはできない」という教訓を表現したもの。今の時代に見ても共感できますし、おもしろいです。
■ 必見!ハンガリーのモナ・リザ
続いてご紹介するのは、この展覧会のメインビジュアルとして使われている《紫のドレスの婦人》。ハンガリーではもっともよく知られて親しまれている作品のひとつで、“ハンガリーのモナ・リザ”といわれることもあります。
作者のシニェイ・メルシェ・パール(1845-1920)は、ミュンヘンの美術アカデミーで絵画を学び、その後故郷に戻ってハンガリー近代絵画の先駆者となった画家です。
《紫のドレスの婦人》のモデルは、画家の妻。彼女が新婚のとき、子どもをみごもっているところを描いた作品です。とても美しい女性で、幸せな結婚生活を送っていそうなイメージですが、5人の子どものうち2人を亡くすという悲劇に見舞われ、最終的には画家と離婚してしまったそうです。
■ 会期は3月16日まで!
会場には、ほかにもティツィアーノやエル・グレコ、モネ、ルノワールなど巨匠たちの作品も数多く並んでいます。また、ムンカーチ・ミハーイやヴァサリ・ヤーノシュなどハンガリー近代絵画の名作もまとめて見ることができる貴重な機会です。会期は3月16日まで。どうぞお見逃しなく!
■ Information
会期:~3月16日(月)※休館日は毎週火曜日。ただし、2月11日(火・祝)は開館、2月12日(水)は休館
時間:10:00~18:00(毎週金・土曜日は20:00まで) ※入場は閉館の30分前まで
会場:国立新美術館 企画展示室1E
料金:一般 ¥1,700/大学生 ¥1,100/高校生 ¥700/中学生以下無料
※本記事の写真は、プレス内覧会で主催者の許可を得て撮影しています。
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