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ニットにタイツはダメ!…もうビリビリしない「静電気軽減コーデ」

ananweb / 2020年1月25日 19時10分

ニットにタイツはダメ!…もうビリビリしない「静電気軽減コーデ」

冬のお洋服の脱ぎ着で一番イヤなのは、やっぱり静電気! 脱いだ瞬間にビリビリしたり、何かに触れた時にビリっときたり、できるだけ避けたいですよね。そこで今回は、静電気が起こる原因とその対処法として静電気防止のコーディネイトテクニックをご紹介します。
イラスト・角佑宇子

■ 静電気は、素材の組み合わせで発生!


お洋服の素材には帯電しやすい素材と帯電しにくい素材があります。さらに帯電しやすい素材にはプラスの帯電とマイナスの帯電をしやすい性質の素材が存在します。静電気はこのプラスの帯電とマイナスの帯電が近づくことで起こるのですね。つまり、同じ帯電をしている素材同士の組み合わせか、帯電しにくい素材を組み合わせる必要があるというワケです。

例えば、プラスの帯電をしているナイロン素材と、マイナスの帯電をしているアクリル素材を重ね着すると静電気は起こりますが、ナイロン素材同士または帯電しにくい綿素材を間に入れると静電気が起こりにくくなります。持っているお洋服がどんな素材で作られているかは、お洋服についてあるタグで確認してみてくださいね。

とは言っても、ほとんどのお洋服がさまざまな素材の組み合わせでできています。例えば、ポリエステル50%・綿50%など……。この場合は、質量がもっとも多い素材で、組み合わせをチェックしてみてください。

ちなみにポリエステル50%と綿50%の場合は、綿素材が帯電しにくい素材ではありますが、ポリエステル素材が帯電しやすいのでポリエステル素材に準じて服の組み合わせを選びましょう。

■ アクリルニット+コットンシャツワンピ+タイツ

そこでオススメの「静電気が起こりにくい」素材のコーディネイト例をご紹介します。それは、アクリル素材のニットにインナーはコットン製のシャツワンピースを重ねて、ナイロン素材のタイツを組み合わせたコーディネイト。

アクリルとナイロンは静電気を起こしやすい組み合わせですが、間に帯電しにくい綿素材を入れることでカバーしています。着たいお洋服の素材同士が違う帯電をする場合は、間に帯電しにくい素材を取り入れてみてくださいね。余談ですがインナーはヒートテックなどの機能性インナーを入れるとより暖かさも保持してくれるコーデになります。

■ ポリエステルニットワンピ+アセテートサテンプリーツ+ソックスブーツ

マイナスの帯電同士のポリエステルとアセテートであれば静電気は起こりにくいです。ファストファッションなどの低価格のアイテムの多くは、安価な素材で作られるポリエステルやアクリルが多いです。なので、できればボトムは同じくマイナス帯電を持つ素材か綿(デニムなど)などを意識的に探してみてくださいね。

ボトムのアセテートはシルクに近い肌触りと質感なので、サテンプリーツスカートで多く扱われる素材です。トレンドのスリット入りニットワンピにアセテートのサテンプリーツをぜひ組み合わせて。

一点注意したいのがタイツ。タイツはナイロン製が多いのですが、ナイロンはプラスの帯電をしやすいので下にナイロンタイツを履いてしまうと静電気が発生します。なので、ソックスブーツやブーティを合わせ、靴下は綿素材を選びましょう。スカートのなかがスースーして寒い時は綿やポリウレタンのショート丈インナーを仕込んで。

■ 静電気が起こりやすい素材同士で作られた服は?

お洋服の中には、静電気を起こしやすい素材同士で作られたアイテムもあります。例えばポリエステル70%ウール30%というものですね。プラス帯電とマイナス帯電の素材同士で組み合わさっている場合、もうその服そもそもが静電気を起こしやすくなっているので気をつけましょう。

上記のようにどちらかの素材が多い割合を占めている場合はまだ良いのですが、50%ずつ含まれているお洋服の場合はできるだけ避けたほうが無難です。他アイテムの組み合わせは多い質量の素材を中心に相性の良い素材を探してコーディネイトしてみてくださいね! ぜひ、ご参考までに。

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