寝る前に大さじ1杯! 「夜はちみつ」で寝ながらダイエット
ananweb / 2020年2月1日 18時30分
約20年前、当時はまだ珍しかった低炭水化物ダイエットに成功した、医師の田井祐爾さん。20kg近く痩せたものの、長年の糖質依存から脱却できずにストレスが溜まり、反動でリバウンドしそうになったとか。そんな時に出合ったのが“夜はちみつ”。
■ 寝る前にはちみつを摂取して、痩せスイッチON!
「夜はちみつのベースは、睡眠とダイエットによってスムーズな減量を実現するイギリス発のハイバネーション(冬眠)ダイエット。これは脂肪をエネルギーに転化させて、体脂肪の分解を促進させるというもので、そこに大きく関わっているのが、睡眠中に分泌される成長ホルモン。体の修復・再生作業を行ってくれるホルモンで、この作業を行う時に、エネルギーとして使われるのが脂肪なんです。だからぐっすり眠れば、成長ホルモンがしっかりと分泌され、脂肪燃焼が加速し、自然と痩せられるんです」
熟睡するために、寝る前にすべきことが、脳へのエネルギー補充。
「脳のエネルギーが不足していると、入眠しにくくなります。だから寝る前に、適度な糖質が必要なんです。それに最も適しているのが、寝る前のスプーン1杯のはちみつ補給です」
果報は寝て待て。夜の習慣を少し変えるだけで、寝ている間に脂肪燃焼効果が一気に高まる!
■ 夜はちみつの生活習慣・3か条
■ 夕食のルールを守る。
夜にはちみつを摂れば痩せるといっても、もちろん暴飲暴食はご法度。正しい食習慣を心がけること。「糖質が多い炭水化物はできるだけ控えて。特に小麦粉は、要注意。糖質を摂取すると血糖値が急上昇し、インスリンというホルモンが膵臓から過分泌され、睡眠中にエネルギーとして使われる前に脂肪として蓄えられてしまいます。また摂取から1~2時間後に低血糖状態が生じて、自律神経が乱れやすくなり、入眠の妨げに。夕食は、ビタミン、ミネラル、タンパク質を中心に、低糖質でバランスの良い食事を」
■ 寝る前に大さじ1杯のはちみつを摂る!
「ダイエットのために低糖質の食事を心がけることは大切ですが、糖が枯渇した状態では睡眠中の成長ホルモン分泌に影響が出ます。そこで、睡眠中のエネルギーとして脂肪燃焼を促進するために最適なのが、大さじ1杯のはちみつなのです」。夜はちみつに適しているのは、栄養分が豊富に含まれた国産の天然はちみつ。海外産は、輸入する際に加工処理を施しているものが多いので、避けるべき。摂取タイミングは、寝る前30分~1時間前がベスト。大さじ1杯をそのままなめたり、白湯に溶かして飲んでもOK。
■ ぐっすり眠る。
夜はちみつの効果を得るためには、睡眠の質を上げることが大前提。だからこそ睡眠時間をしっかりと確保すること。また成長ホルモンを十分に分泌するには、眠りについてから3~4時間が大切で、その時間帯が重要なポイント。「午後10時~午前2時までの4時間がゴールデンタイムといわれ、睡眠を促すメラトニンというホルモンの働きが高まります。だからこの間にノンレム睡眠に入れれば、高い脂肪燃焼効果が得られます。逆に夜更かしすると、食欲を増進させるグレリンの分泌が増えるため、早寝早起きが鉄則」
■ 田井さんオススメのはちみつ
■ 〈峰山ハチミツ〉の峰山ハチミツ
香川県高松市の峰山町で、若手養蜂家・天野洋平さんが作るはちみつ。野の花、山の花など、季節ごとに咲く様々な自然の花から採蜜。実際にミツバチが蜜を集めた期間が瓶のラベルに表示されていて安心安全。「私の地元の養蜂家さんです。美味しくて、いつも愛用しています」。250g¥1,580*税込み(峰山ハチミツ TEL:087・861・6300)
■ 〈峰山ハチミツ〉の林田ハチミツ
坂出市の林田町のみかん畑で採蜜した、すっきりとした風味とさわやかな味わいが特徴のはちみつ。使いやすいチューブタイプ。「同じ養蜂家さんのはちみつでも、花の種類や季節によって味わいが全く違います。夜はちみつ用に何本かストックしておけば、毎日飽きずに続けられると思います」。220g¥1,380*税込み(峰山ハチミツ)
■ 〈花園養蜂場〉の極上あかしあ
セイヨウミツバチの養蜂の第一線で活躍する松本文男さんが、埼玉県深谷市で作る天然の完熟はちみつ。濃厚なあかしあは、埼玉県の知事賞で最優秀賞を受賞。「松本さんのはちみつ作りを取材した本を読んで、興味を持ちました。クセがなく、夜摂取するのに適しています」。500g¥3,240*税込み(花園養蜂場 TEL:048・584・0462)
たい・ゆうじ 田井メディカルクリニック院長。ダイエット指導などを積極的に行っている。著書に『人生を変える 夜はちみつダイエット』(わかさ出版)。
※『anan』2020年2月5日号より。写真・大内香織 取材、文・鈴木恵美
(by anan編集部)
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