全ては息子のため…彼を束縛する「毒親」の信じられない行動|ラブデストロイヤー研究所~男と女の修羅場ファイル~
ananweb / 2020年1月29日 20時45分
誰もが夢見る幸せな結婚生活。だが世の中にはそんな幸せを食い物にするラブデストロイヤー、通称ラブデスが存在します。 ここはラブデスの生態を解明し、襲撃から身を守るよう警告を促すために設立された研究所。 我が研究所には日々、全国各地からラブデスの目撃情報が寄せられています。不幸にも既婚者の皆様……明日は我が身。心してご覧あれ……。
文・イラスト 伊藤沙帆
■ ラブデスファイル10「ポイズンマミー」
Aさん(女性・当時27歳)は、高校の同窓会で元彼と再会。約10年間のブランクを感じさせないほど意気投合した2人は、まもなく復縁という形で交際を始めました。
某大手出版社に勤める彼は、とても優しく愛情深い人でしたが、仕事が忙しいため思うように時間が取れず、Aさんは寂しい思いをすることも。そんなAさんの思いを汲み取って、交際1年を迎えた頃、彼からの提案で結婚を前提に同棲を始めたそうです。
同棲開始から2ヶ月後。仕事に必要な書類があって実家に行くという彼から、一緒に行かないかとAさんは誘われました。
突然決まった実家訪問。これは彼との結婚への第一歩だと確信したAさんは、彼のご両親に良い印象を与えなければと、気合を入れて臨んだそうです。
その当日。厳しいお母様だったらどうしようと、若干の不安を抱えつつ向かったというAさん。しかし、そんなAさんの心配とは裏腹に、実家につくと、お母様が家から飛び出して来てお迎えをしてくれたそう。
「Aちゃんはじめましてー! お世話になってるわね! どうぞどうぞ中に入って!」
緊張を隠せずにいたAさんでしたが、ご両親が快く迎え入れてくれたことにホッと一安心したそうです。
「明るくて元気なお母様。お父様は静かな方だけど、とても優しそうな方。彼と結婚してもうまくやっていけそう!」
ところが、必要な書類を両親から受け取ったその時、母親の口から信じられないひと言が。
「Aちゃんは今日はどうするの? もう帰るのよね?」
え……? 私、まだお邪魔して10分も経ってないけど……。
救いを求めて彼を見上げたところ、彼からも耳を疑う言葉が。
「Aは明日の朝早いからもう帰るよな? 俺はゆっくりしていくから。」
居間に通されることもなく、椅子に掛けることもなく、追い出されるようにして帰らされたというAさん。帰り際に笑顔で「また遊びに来てね!」と言う彼の母親が、恐ろしく思えたそうです。
翌日、家に帰ってきても何も言わない彼に、Aさんはますます不信感を募らせました。お母様は、本当はどんな人なんだろう。私のことをどう思っているのか、真相を知りたい。
葛藤しつつも、隣で寝ている彼の携帯を盗み見てしまったAさん。母親とのやりとりを見つけると、そこには目を伏せたくなるような言葉の数々が……。
母「同棲なんて他人に息子を盗られた気分よ。家に帰って来てちょうだい」
彼「一番大切なのはお母さんだよ。俺は変わらないから安心して」
翌日Aさんは、彼を問い詰めました。実家に行った際の待遇がひどかったこと、彼の振る舞いに疑問を感じたこと、彼と母親のやりとりを見てしまったこと、全てを彼にぶつけたそうです。
すると、しばらく黙って聞いていた彼から、信じがたい言葉が……。
「お母さんは、そういう人だから仕方ないよ。息子の彼女になる人は、誰だろうと嫌いなんだよ。それに、これ以上お母さんを悪く言うなら、別れよう」
あまりの衝撃に言葉を失ったというAさん。
話を聞けば、彼の兄弟2人も、結婚後まもなく母親の過干渉が原因で離婚。父親はというと、妻の決定に口を出すことすら許されていないのだとか。完全に母親の独裁体制だったようです。
一連の話を聞いたAさんの心は一気に冷めてしまい、直後に同棲解消。Aさんは、結婚そのものに希望が持てなくなり、今なお独身を貫いているそうです……。
■ ラブデス研究所の見解
![](https://img.ananweb.jp/2020/01/27112943/ecb04c0d0a5f9797420e798a5ead3f92-600x446.jpg)
ついに出ました。ニュータイプのラブデス、その名も「ポイズンマミー」ですね!今までのラブデスとの違いは、恋敵として出現しないということです。
ラブデス達の大半が「他人のパートナーを自分のものにする」ために襲撃するのに対して、このポイズンマミーは「愛する我が子を略奪者から守る」ために、男女の仲を破滅に陥れるのです。
さらに、長年ポイズンマミーの影響下にあった人間は、被害者であるパートナーをかばってくれないことが多い、という研究結果も出ています。そういえば、今回の彼もポイズンマミーの肩を持っていましたね……。
ポイズンマミーの子どもたちよ、いい加減しっかりしろよ!!
と声を荒げたいところですが、それは難しいでしょう。ポイズンマミーは、我が子を守りながら数々の修羅場をくぐり抜けてきた強者。そこらの人間がかなう相手ではありません。
出会ってしまったら最後。泣く泣く要求を受け入れて我慢するか、こちらが手を引くかの二択しか残されないでしょう……。
限りなく無敵に近い今回のラブデス。しかし、たったひとつだけ、その魔の手からあなたの身を守る方法をご紹介します。
それはずばり。気楽な独身生活を貫くこと。
もはやこれしかありません。結婚相手を決めることすら大変なのに、その親まで相手をしなければならないなんて……。とてもじゃないけど手に負えませんよね。
人間関係のゴタゴタに脚を突っ込んで時間を浪費するよりも、一生気楽な独身生活を続けた方が良いと思いませんか?
今回もこれにて無事解決。またお会いしましょう。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「お兄ちゃん買ってぇ~」シンママ義妹の夫へのおねだり三昧にゲンナリ…読者「甘やかす兄が悪い」
Woman.excite / 2024年7月8日 16時0分
-
妻の「虚飾にまみれた」SNSをやめさせたい…“ごく普通”の会社員男性が知ってしまった嘘の日常
オールアバウト / 2024年6月22日 22時5分
-
「お金を何に使った?」息子の告白に愕然とする父親 ついに家族を巻き込んだ修羅場に発展!【ネットに毒され過ぎた兄の末路 Vol.25】
Woman.excite / 2024年6月17日 21時0分
-
「子どもができれば俺は変わる!」無職のまま育児もしない夫と地獄の育休期間…読者「涙が出るほどわかる」
Woman.excite / 2024年6月16日 16時0分
-
「一人暮らし未経験の男性」が陥りやすい失敗とは…“子供部屋おじさん”が婚活で不利になる納得の理由
日刊SPA! / 2024年6月13日 15時50分
ランキング
-
1医師が考案「脳梗塞の時限爆弾」を解除するスープ 中性脂肪と悪玉コレステロールをためこまない
東洋経済オンライン / 2024年7月7日 18時0分
-
2貧乏体質に共通する「夜の悪い習慣」って?
オールアバウト / 2024年7月7日 21時20分
-
3訪日観光客がSNSには決して出さない「日本」への本音 「日本で暮らすことは不可能」「便利に見えて役立たない」と感じた理由
NEWSポストセブン / 2024年7月1日 16時15分
-
4裏金自民に衝撃!東京都議補選「2勝6敗」の大惨敗…ステルス支援の都知事選勝利ふっ飛ぶ
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月8日 10時52分
-
5〈公約達成に疑問もなぜ圧勝?〉小池百合子が都知事選3選で「日本終了」「東京終了」がトレンド入り「政策目標9割達成」強調も「絶望しかない」
集英社オンライン / 2024年7月8日 11時23分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)