肌がピリピリ…デリケート肌に合う「基礎化粧品の選び方」 #45

美容、健康に関する資格を8個保有するライター＆コラムニストharakoが、日々の生活で気軽に取り入れることができる美容情報をご紹介する連載です。第45回目は、スキンケアアドバイザーとスキンケアカウンセラーの視点から、デリケートな肌質の女性に向けた基礎化粧品のノウハウをご紹介します。
■ 新しい基礎化粧品を使うときに、不安でドキドキする……。

【ちょこっと美容マメ知識】vol. 45

「新しい化粧水やクリームを試してみたいけれど、もし今以上に肌が不安定になったらどうしよう……と切り替えることに不安があります。新しいアイテムを選ぶうえで、事前に確認すべきポイントや目安はありますか？」（28歳・事務職）

肌がすぐに適応してくれるなら良いのですが、新しく買い替えると揺らぎやすくなるものです。特に、以下のような特徴をもつ肌質の方は、「デリケート肌」と言えるでしょう。

・肌に合う化粧品に巡りあえない
・新しい化粧品を使うのに苦手意識がある
・基礎化粧品を変えると肌荒れしやすい

そこで今回は、デリケート肌の女性が新しいアイテムを使うときのチェック項目をご紹介したいと思います。

■ チェック1. アレルギー表記を見る

もし、自身の肌質がデリケートだと感じているならば、まずアイテムを選ぶときに「アレルギーテスト済み」と容器やパッケージに書かれているアイテムを手にとってみましょう。

「アレルギーテスト済み」の意味は、製造会社やメーカーが独自で決めたアレルギーテストを行ったという印で、一定の安全性を確認したものになります。

もちろん、この表記があるから、すべての人がアレルギーを起こさないという意味ではありませんが、ひとつの目安になりますよ。


Point☆ちょこっと美容マメ知識

一定の安全性を保証されている印!

■ チェック2. パッチテストをする

次は、自分の肌に合うか合わないかをチェックする「パッチテスト」をしてみましょう。

準備するもの
・コットンや綿棒
・絆創膏
・新しく試したい化粧品

やり方
1. コットンや綿棒に、試したい商品を数滴垂らす
2. 上腕や前腕の内側など、紫外線が当たらない皮膚の薄い部分に1を絆創膏で貼る
3. 約24時間後、48時間後に肌がどうなっているかチェックする

何もなければ使用OK。赤みなど肌に異常が見られたり、かゆみやヒリヒリ感があれば、経過途中であっても使用を中止しましょう。

この「パッチテスト」をやると、いきなり広範囲に塗って肌荒れしてしまった……というのが防げますよね。もし異常があらわれても、普段は洋服を着ていて人から見えない部分なので、日常生活にも支障が出ないと思います。


Point☆ちょこっと美容マメ知識

少量で試しておくことが大事!

■ チェック3. 切り替え時期を見極める

最後の確認は、新しい化粧品に切り替えるタイミングについてです。肌質は環境やホルモンバランス、食生活などで常に変化しているため「この化粧品を早く使いたい」という気持ちを先行させるより、切り替えるタイミングを見極める方が優先です。

おすすめのタイミングは？
・肌が安定しているとき
・生理前より生理後
・季節の変わり目

個人的な意見では、肌荒れしているときに新しい化粧品に切り替えるのはおすすめできません。いろいろなものを使いすぎて肌が疲れてしまうので、なるべく肌が落ち着いている状態で新しい化粧品を試してみてください。

女性ホルモンの視点から考えると、生理前に分泌される黄体ホルモンより、生理後の卵胞ホルモンのほうがコラーゲンがお肌に増えて潤いが増すので、生理が終わった後のほうが良いです。

また、気候が変わるタイミングで季節特有の有効成分が入った化粧品（乾燥対策やUVケアなど）を選ぶことも良いですね！


Point☆ちょこっと美容マメ知識

肌のスタンバイ期間を作ってあげよう!


デリケート肌の女性は、ぜひこの3つを意識して新しい化粧品を手にとってみてください。スムーズに切り替えができることを、願っています♪



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