アレを流して肌色up…くすみやカサカサを解決「簡単スキンケア」 #47
ananweb / 2020年4月18日 19時20分
美容・健康に関する資格を8個保有するライター&コラムニストharakoが、日々の生活で気軽に取り入れることができる美容情報をご紹介する連載です。第47回目は、スキンケアアドバイザー、スキンケアカウンセラーの視点から、春のスキンケア対策を考えます。
■ 季節が変わると共に、肌質も変わる……?
【ちょこっと美容マメ知識】vol. 47
「もともと普通肌で、どんなタイプの化粧水やクリームを使ってもわりと安定しているのですが、冬から春になる今の時期は、頬やおでこ、唇の乾燥が目立ったりメイクのノリが悪くなったりします。春のスキンケアで気をつけたほうが良いことはありますか?」(27歳・ファッション、アパレル関連)
暖かい春風に乗ってホコリや花粉も舞い始めるこの時期。ずばり、この悩みは、お肌の水分と油分のバランスが乱れて起きる「春の混合肌」の可能性大です!
■ よくある春の混合肌の特徴
・鼻先や唇の皮めくれがある
・頬やおでこが乾燥する
・鼻筋は脂っぽくてテカテカ
・目尻は乾燥するのに眉ラインは脂っぽい
顔全体の肌質は均一ではなく、部位によって乾燥したり脂っぽくなったりするのが厄介なところです。そこで今回は、春の混合肌とうまく付き合う方法と対策をご紹介します。
■ 対策1. 老廃物と汚れをリセット
まずひとつめは、老廃物と毛穴汚れをキレイに流すことです。
冬の寒い時期を乗り越えてきたお肌は、表情筋が硬くなりがちで老廃物がリンパに溜まっています。老廃物が滞ることで血行が悪くなり、お肌がくすんで見えたり乾燥したりするので対策が必要です。
私のおすすめは、日頃のメイク落としや洗顔をする時に「リンパを流す」ことです。たっぷりめにクレンジング剤や洗顔料(※)を手に取り、顔周りをマッサージして、汚れと同時にリンパを流していきましょう。
※配合成分に、ヒアルロン酸やコラーゲンなど保湿因子が入っているとなおよし!
■ 耳下リンパの流し方
1. 顎下から耳下に向かって親指で老廃物を持ってくる
2. 耳下のくぼみを揉みほぐして、鎖骨へ流す
■ 血色UPリンパの流し方
1. 顎から頬にかけて指でクルクルしながら揉みほぐす
2. 眉間、眉毛下からおでこにかけてクルクル揉みほぐす
3. お肌が全体に柔らかくなってきたら、耳下リンパをもう一度繰り返す
この2つのリンパマッサージを組み合わせることで、老廃物と毛穴汚れがすっきりしますよ。爪が長い女性は、カッサプレートを使用するのもおすすめですよ♪
Point☆ちょこっと美容マメ知識
表情筋とリンパを揉みほぐそう!
■ 対策2. 部分パックを取り入れる
次は、部分パックを寝る前に取り入れることです。
乾燥と脂っぽさが入り混じった状態になるのが春の混合肌の特徴ですが、その乾燥と脂っぽさの割合は、個々によって現れ方が違うため部位ごとにスキンケアをわけるのがおすすめです。
例えば、乾燥する部位には保湿化粧水と美容液を染み込ませたコットンパックをしたり、脂っぽい部位には余分な皮脂分泌を防ぐ収れん化粧水や拭き取り化粧水を使用したりするのも良いでしょう。
顔全体の肌質が一定であれば、全体的に同じスキンケアでも良いですが、肌状態に合わせてひと手間かけるのが、春の混合肌への対処法なのです。
Point☆ちょこっと美容マメ知識
小さな範囲で肌トラブルに対応!
■ 対策3. ファンデーションの塗る範囲を変える
最後は、ファンデーションをつける時に、塗る範囲を変えてみることです。
春の混合肌は、乾燥と脂っぽさが入り混じった状態。ファンデーションを、乾燥したところにベタ塗りすれば粉が吹いたようになったり、脂っぽいところにベタ塗りすれば浮いてきてしまったり……と不自然な仕上がりになりがちです。特に、クリームタイプやプレストタイプのファンデーションは粉が吹きやすいかも。
そこで私が実際にしていることは、ファンデーションはリキッドタイプを使用することと、全体的にファンデーションをベタ塗りするのではなくカバーが必要なところだけに塗る。これが、春の混合肌の化粧崩れを防ぐポイントになります。
色味のムラがあるところだけファンデーションを塗り、上からベタつきをカバーするようにルースパウダーで仕上げるなど、ルースパウダーを中心にメイクすると、乾燥と脂っぽさ両方に対応することができますよ。
Point☆ちょこっと美容マメ知識
ファンデーションは気になるところだけでOK!
肌質は、環境の変化や気温などで大きく左右されます。洋服の衣替えと同じように、スキンケアや化粧品も季節に合わせたチェンジが必要です。ぜひ、気持ち良く新年度を迎えましょう♪
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