2番目がちょうどいい?…「セカンド女子の実態」3選
ananweb / 2020年3月21日 20時0分
婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第34回は、婚活中に見聞きした、「2番目」を謳歌している女性のエピソードを3選お届けします。
■ 1.「1番は疲れる」という女性
【結婚引き寄せ隊】vol. 34
ある飲み会で知り合ったのは、お酒に強く飲むことが大好きな、派遣社員として働くAさん。仕事に対する熱意はあまりないらしいのですが、「おいしいお酒を飲むためにがんばってるの」という、ほぼ毎日飲みに行くというAさんの飲みっぷりは、見ていても気持ちのいいものでした。
女性が何人か集まると、自然と恋話になるもので、それぞれ自分の状況を話していくなかで、Aさんは「もう長いんだよね」という自分にとって落ち着く彼氏がいるのだとか。付き合い始めのようなフレッシュさはないものの、すっかり夫婦のようになっていると言うので、毎日飲みに行くのには彼氏も一緒なのか聞いてみると首を横に振るAさん。
とても寛大な彼氏だなと思い、「じゃあ飲みに行っても彼氏は怒らない?」とたずねると、「ああ、彼は本命がいるからねー」とあっけらかんと答えるAさん。そうです、実はAさんは何年も“セカンド女子”の立場なのだそう。それがいやにならないのかAさんにたずねてみると、「ちょうどいいんだよ。1番は疲れるから」とニコッと笑って、日本酒をグビッと飲み干しました。
サバサバしているというか、達観しているというか、強がりではなく、Aさんの持つ独自の恋愛観にマッチしている付き合い方が“セカンド女子”という立場なのだったら、他人がとやかく言うこともないかなと思った夜でした。
■ 2. お金をかけてもらえる女性
女友達が開く女子会に参加したときのこと。みんなある程度名の知れた企業で働く優秀そうな女性がそろっていました。そのなかでも、いかにも丁寧にケアをしているような絶妙なカラーリングのロングヘアを風になびかせて、体にフィットしたワンピースをまとい、美しさをかもしだしているBさんが目立っていました。
その女子会では、私を含めてほぼ彼氏のいないシングルガールが多かったのですが、Bさんは「いるっていうか、まあちょっとネ」と、彼氏の話になるとなぜか含みをもたせた言い方。その返答が気になったので、さらに突っ込んで聞いてみると、Bさんの彼氏は“めちゃくちゃモテるエリートサラリーマン”なのだとか。
こちらが突っ込んで聞くのを待っていたかのように、その後は「この間は海外出張で〇〇っていうブランドのお土産を買ってきた」という話や高級そうなお店で食事している話など、Bさんから彼氏の話が止まりません。ただ、最後にひとこと、「でも、2番目だけどね」と言って、彼氏の話が終了しました。
沈黙が続いた後、まったく別の会話に流れて女子会は終わりました。その後女性たちは、美人のBさんをセカンドにしながらも本命にしない彼氏、そしてゴージャスな思いをさせてくれるけれどセカンドで甘んじているBさんの話で持ちきりに。
「貢いでもらえたらセカンドでも満足できるだろうか」「貧乏でも愛情だけあればOKなのか」という議論が巻き起こり、結局のところ、「特別優雅なデートじゃなくても、そこそこのフツーの男の本命彼女として楽しく恋愛したいよね」という結論に達したのでした。
■ 3. 本命を目指すのが楽しい女性
Cさんは、都内の企業に勤めるOLさんで、仕事終わりにいくつもの習い事に通っている意識の高い女性です。「月曜日は英会話、火曜日はフラメンコ、水曜日は休みで木曜日は……」といった具合に、ほぼ毎日どこかへレッスンに出かける日常を送っていました。
「とにかく上を目指すのが好き」と語るCさんは、仕事でも習い事でも、なんでも貪欲に向き合う向上心の強いタイプ。そしてそれは、恋愛においても同じだったのです。だいたい「好きになる男には必ず彼女がいて」と残念そうに話しますが、なんとなく心底そう思っているようには見えません。
「まあ私が魅力を感じるぐらいだから、ほかの女性も魅力的に思うのは当然よね」と言って、ほぼ彼女のいる男性に片思いしてしまうのだとか。しかも、「本命になろうとがんばることが意外と好きなのかもしれない」と本人もうっすら自覚はあるものの、山が高いほど燃えるという、向上心のあるCさんらしさがそこにも表れている気がしました。
恋は“するもの”じゃなくて、“落ちてしまうもの”。いつ、どこで、誰のことを好きになるかなんてわかりませんよね。とはいえ、自分にとって一番ベストだと思える恋愛がしたいものです。
婚活していると、男女ともに、いろいろなタイプの人たちに出会うこともあります。みなさんもすてきな恋愛を謳歌してくださいね。
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©JGI/Jamie Grill/Gettyimages
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