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もしや「PMS」かも…5つ以上当てはまる人は要注意の診断リスト!

ananweb / 2020年3月24日 19時0分

もしや「PMS」かも…5つ以上当てはまる人は要注意の診断リスト!

イライラ、憂うつ、眠気、むくみ。生理前になると心とカラダを乱すPMSとは? 基礎知識と共に、PMSになりやすい人について2人の専門家にお話しをうかがいました。
■ PMSはカラダが頑張っている証拠。


生理前になると起こる心とカラダの不調、PMS。つらいかもしれないけどネガティブに捉えすぎず上手に付き合ってとアドバイスするのは、いけした女性クリニック銀座院長・池下育子先生。

「PMSに関わる女性ホルモンの働きは、出産のためになくてはならないもの。PMSがあるということはカラダがきちんと活動している証で、決して悪いことではありません。PMSが治まって生理が終われば、心もカラダも軽くなる時期がやってきます。冬であるPMSがあるからこそ、春がより素晴らしく感じるという面もあるのです」

東京女子医科大学の東洋医学研究所で所長を務める木村容子先生も、PMSは決して悪者ではない、と語る。

「生理ってすごくエネルギーを使う現象なんです。そこに合わせてカラダが健気に頑張っているから、PMSが起きてしまう。そう捉え直して、PMS中の自分をいたわってあげましょう」

■ Q:ひと言で言うとPMSって?
A:生理前にやってくる不調期のこと。

「生理開始の3~10日くらい前から始まって、生理が始まると収束する様々な不調を、月経前症候群、いわゆるPMSと呼びます。生理のある日本女性のうち、約70%がPMSの症状がある、といわれています」(池下先生)

社会生活を送るのが困難なほど重いPMSの人は、生理のある日本女性のうち約5.4%。

「PMSの起こる原因は、まだはっきりしていません。プロゲステロン(黄体ホルモン)とエストロゲン(卵胞ホルモン)というふたつの女性ホルモンのバランスが乱れるせいだ、という説もあります。しかし実際、PMSに悩む人のホルモン値を測ってみても、特に異常がないケースがほとんどなんです」(木村先生)

■ Q:PMSがない友人。私とどこが違うの?
A:生活習慣や考え方が影響しているかも。

「私が10代から50代までの女性300人にアンケートを行ったところ、お酒やたばこ、コーヒーなどの嗜好品をよく摂っている人は、PMSの傾向が強いという結果になりました。また、きれい好き、神経質といった几帳面な性格の人は、PMS症状が出やすいこともわかりました。どちらもなぜPMSにつながるのかはわからないのですが、生活習慣や物事の捉え方が影響していることは、明らかです」(池下先生)

寝不足だったりストレスを感じたりしていると、症状が重くなる、というケースも。自分がPMSになりやすいかどうか、下のチェックリストで確かめてみて。なりやすい人は、心構えをしておこう。

□真面目で几帳面
□負けず嫌い
□マイルールに縛られがち
□お酒やたばこがやめられない
□つい妄想で現実逃避しちゃう
□イヤなことをイヤと言えない
□コンプレックスがある
□生活リズムが不規則
□普段から冷え症
□ストレスがカラダに出やすい

チェック項目が5個以上の人はPMSに要注意。

池下育子先生 いけした女性クリニック銀座院長。心とカラダの悩みに真剣に向き合う。著書に『PMSの悩みがスッキリ楽になる本』(東京書籍)ほか。

木村容子先生 東京女子医科大学附属東洋医学研究所所長、教授。共著『太りやすく、痩せにくくなったら読む本』(大和書房)が好評。

※『anan』2020年3月25日号より。イラスト・サヲリブラウン 取材、文・風間裕美子

(by anan編集部)

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