「アレは欠かせない」女性約200人の有意義なお金の使い方
ananweb / 2020年5月12日 20時20分
アラサー世代は何にお金を使うのでしょうか? 経験値が上がるとともに変わるお金の価値観を、20~30代女性から成るanan総研メンバー約200人に聞いてみました。
文・harako
【アンアン総研リサーチ】
■ 美味しいご飯はゆずれない!
毎月の支出内訳で重要視している項目を、3つ選んでもらったところ……。
第1位 食費(46%)
第2位 家賃+光熱費、ファッション類 同率(31%)
第3位 趣味、貯蓄 同率(26%)
第4位 交際費(20%)
第5位 教育費(17%)
第6位 交通費(9%)
第7位 美容・健康費、その他 同率(6%)
※その他のコメントはには、「株式投資」(32歳・会社員)、「ジュエリーショップのための材料費」(29歳・自営業)などがありました。
化粧品やネイル、ジムなど「美容・健康費」は意外に少なく、堂々の第1位は「食費」でした。外見美を飾るより、日頃から食事に気をつけていることがよくわかります。また、住居は安心した毎日を過ごすためにもゆずれない項目となりました。
■ 有意義なお金の使い方
お金をかけてよかったと思うエピソードは、こちら!
■ 食費
「『これをケチると体調を崩して医療費がかかる』と祖母、母から言われている。本当にその通りだと思うので、それでお金が出て行くのは仕方ない」(25歳・会社員)
「食事を作ることから全力で楽しみ、栄養をしっかりとって免疫を高めていきたい」(28歳・会社員)
「食べたいものを我慢したくない。食べたいものを食べる生活は欠かせない。ただ、贅沢するわけではなく、外食はあまりしない」(35歳・専門職)
「同じものばかり食べていると元気がなくなるので、たまに外食したり我慢しないようにしている」(27歳・公務員)
「昔から家族に『食べ物だけはケチらずにちゃんとした物を食べなさい』と言われていた」(28歳・その他)
■ 家賃+光熱費
「住む所は便利で安全で、かつ設備の良いところがいいので、高くても結果的にコスパはいいのかなと」(25歳・会社員)
「快適に過ごしたいので、広くて清潔で便利な場所に暮らしたい」(28歳・会社員)
「フルタイム共働きなので、生活の利便性を考えると割高でも都心での住居は手放せない。仮に、往復にプラス30分かかるとすると、家族全体で毎日2時間も多く移動に費やすことになってしまう……」(29歳・会社員)
「一番落ち着ける場所、お家にはお金をかける。自分の大好きなものに囲まれた癒される空間で、ゆっくりすごしてストレス発散!」(33歳・会社員)
■ 交際費
「若い時に比べて友達が少なくなってくるので、今いる友だちを大切にしている。定期的に会ったり、プレゼントを送ったりして、関係を維持していくのは必要」(31歳・会社員)
「友人という存在が本当に大切なので、交際費だけはケチりたくないなぁと常々思っている。なによりも思い出重視」(29歳・契約社員)
「フリーランスなので人付き合いはとても重視していて、そのための交際費はケチりたくない」(33歳・専門職)
■ 趣味・教育費
「習い事のお金は使っていて楽しい。使う前は大金使いすぎかなと思いますが、終わってみると趣味が同じ仲間ができたり、思いがけない仕事につながったりしていいことが多い」(28歳・契約社員)
「教育費は長い目で見たら自分の財産になると思うので、未来への投資だと思って惜しみなく使う」(31歳・会社員)
「ハンドメイドシルバージュエリーを始めるときに40〜50万円かかったけれど、使ってよかった! 好きな趣味を仕事に変えられて満足感」(29歳・自営業)
「本をよく読んでいる。小説、英語本、お料理、器に関する本を買って勉強中」(29歳・契約社員)
割高だと感じていても、健康維持や利便性を重要視する意見が多数。また、人間関係が厳選されてくる世代なので、広く浅くより狭く深くコミュニケーションを心がけてみましょう。
■ 無駄なお金の使い方3つ
これは失敗したと思うエピソードは、こちら!
■ 1. 高いブランド物
「ブランドバッグにお金を使うのが、もったいないと感じるようになった」(30歳・主婦)
「高いブランドバッグは興味が無い。『無駄だなぁ』というか価値がわからないので『不思議だなぁ』と思っている」(29歳・契約社員)
「高いブランドバックは使わない」(27歳・会社員)
「ブランドものは持たない」(34歳・公務員)
「ブランドコスメは増えていって、結局使わないことが多い」(31歳・公務員)
■ 2. 大人数の飲み会
「安い居酒屋で大人数の飲み会に行くこと。周りがうるさくてじっくり人と喋れず、お料理もそんなにレシピの参考になるものが多くなく、肝臓と時間の無駄」(28歳・会社員)
「楽しくない飲み会」(28歳・会社員)
「外食は極力避けている。外での飲み会はやっぱり出費がかさむ」(32歳・会社員)
「付き合いたくない人のいる飲み会には参加しない」(33歳・会社員)
「毎度同じメンバーでの職場の飲み会、帰りのタクシーまで含めて、1日で15000円とか飛んでいくので本当にやめてほしい」(25歳・会社員)
■ 3. 流行のファッション
「衣服費。なるべくずっと使えるシンプルなものを選ぶようになったから」(25歳・会社員)
「展示会で洋服をたくさん買っているときもあったけど、そもそも私はそんなにファッションは興味なかった。できればスウエットとかパーカーで過ごすほうが楽で良いくらい。売ろうと思っても大して売れるわけでもなく、売る手間も考えると洋服は最低限でよくて、他のことにお金を使いたいなと思う」(32歳・自由業)
「服。すぐいらなくなるから」(30歳・自営業)
「洋服は流行り廃りがあるし、定番物以外はすぐ着られなくなるので安いものしか買わない」(31歳・会社員)
「流行の服。自分の身体にフィットした上質な素材の服を着たいとは思うけれど、定価で雑誌に載っているような最新のファッションを追い求めなくなった」(29歳・会社員)
■ その他のコメントには…
「心が不安になって、いろいろな占いをネットでしてしまうこと」(27歳・会社員)
「コンサートやアイドル系には興味なし。ゲームも興味なし」(33歳・公務員)
流行を追いかけたファッションや高価なブランド品より、「自分にフィットした服装」が落ち着く年頃に。シンプルな生活にシフトしていくようです。
■ 意外とざっくり勘定か…!?
最後の質問は、こちらの2つ!
■ Q. 毎月、家計簿はつけていますか?
・はい 21%
・いいえ 58%
・どちらとも言えない 21%
■ Q. 自分が使ったお金に対して反省したり改善したりしますか?
・はい 42%
・いいえ 24%
・どちらとも言えない 33%
お金の管理や反省は、あまりシビアに考えていないという結果になりました。一円単位まで根つめて家計簿をつけても、継続できなければ意味がないですしね。心境の変化や周りの状況に応じて、少しずつお金の扱いも変えていきましょう。
©gilaxia/Gettyimages
©stock_colors/Gettyimages
グラフ:Canva
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