愛を深めるコツは? “オトコを理解する”恋愛本4冊を臨床心理士が厳選!
ananweb / 2020年6月2日 20時30分
愛が深まらないのは、コミュニケーションのやり方が間違っているのかも。心理学のプロによる本から、幸せへのヒントを掴んで。恋愛コミュニケーションに関する本を臨床心理士の村松奈美さんが選んでくれました。
■ 男女で決定的に異なる恋愛コミュニケーション。
「表面的な付き合いでも成立する友人・職場関係に比べると、二人の距離がぐっと近づく恋愛関係では、互いをさらけ出さない限り親密になれません。深層心理が表れやすいのも恋愛です。だからこそ、心理学的なアプローチで、男女のコミュニケーションの違いを知ることが重要です」
と村松さん。そして選んでくれたのが、今も読み継がれる恋愛心理学本のヒット作『ベスト・パートナーになるために』。
「一般的に男性は共感力が低く、女性は高い。男性は一人で解決したいけど、女性は一緒に話し合いたい。そういったコミュニケーション上の特徴が、男女間で本能的に異なります。その差を無視すると不幸な結果に…。特に、この本でも指摘されている通り、男性にはヒーロー願望が強いので、彼がしていることを“すごいね”“応援してるよ”と認めてあげると、男性の女性への愛情は増しますよ」
『ベスト・パートナーになるために 男は火星から、女は金星からやってきた』 ジョン・グレイ 大島 渚・訳
恋愛コミュニケーション本の源流。
男女で異なる思考や愛情表現、恋愛観を明確にし、愛を深める秘訣をアドバイス。男性側の分析もしっかりなされているので、パートナーと共に読むとベスト。三笠書房 533円
■ 愛を深めるTIPS
1、あやふやな話し方をやめて、結論を伝える
男性と比べると女性は事細かく、感情を込めて話す傾向が強い。それでは、話を論理的に分析することで満足を得る男性のフラストレーションを募らせるだけ。結論から入り、詳細はその後という順で話すと、男性も話に耳を傾けてくれる。
2、頼まれてもいないのに、アドバイスしない
女性が、愛情の証として助けの手を差し伸べる一方で、男性は、女性からのアドバイスや助けを「自分は無能で弱い」と受け取りがち。プライドが傷つけられてしまうのだ。向こうから助言を求められるまで、そっとしておくのが正解!
3、「別に」「大丈夫」の信号を見落とさない
男性から素っ気ない答えが返ってきても、すぐに拒絶ととらえ気に病むのは逆効果。デリケートになっている時で、「今は話しかけないで」と言いたいのかもしれない。多くを口にしないのが男性なので、言葉の裏にある本音を察する努力を。
村松奈美さんおすすめのもう2冊
■ 『サレンダード・ワイフ 賢い女は男を立てる』 ローラ・ドイル 中山庸子・訳
パートナーと親密度を高めるテク満載。
キャリアウーマンが、相手をコントロールしようとせず、自分が変わることが信頼関係の基盤と説く。「自分ですべてやろうとして相手に何も任せられなかったり、細かい落ち度が目について不満を募らせたり。自立した有能な女性が陥りやすいNG事例は、働く女性の共感度大。その対処法もポイントがきっちり押さえられています」。三笠書房 552円
■ 『異性の心を上手に透視する方法』 アミール・レバイン、レイチェル・ヘラー 塚越悦子・訳
最新心理学が明らかにするルール。
コロンビア大学准教授で精神科医の著者らが、人を3つの愛着パターンに分類。パターンの組み合わせによって、どんな関わり方をすべきか指南する。「不幸な恋愛を繰り返している人は、悪い組み合わせを選んでいる可能性が。学術的に深い分析がパートナーの心理を明らかにし、よりよい関係を築く手掛かりをくれます」。プレジデント社 1500円
村松奈美さん 臨床心理士。横浜の「スカイ&リーフ カウンセリング」代表。“幸せな心を作る”をモットーにカウンセリングにあたる。著書に『人は心理学で永遠に幸せになれる』(ワニブックス)がある。
※『anan』2020年6月3日号より。写真・大内香織 取材、文・小泉咲子
(by anan編集部)
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