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アン ミカ、3歳で顔に大けがを負い…苦労の人生から抜け出した5つの方法

ananweb / 2020年6月6日 19時0分

アン ミカ、3歳で顔に大けがを負い…苦労の人生から抜け出した5つの方法

カッコよくて、チャーミングで、笑顔がまぶしい! モデルにデザイナー、執筆まで、マルチに活躍するアン ミカさんは、どうしてそんなに輝いているの? 明るいオーラで周りの人を包み、みんなを元気にする“ポジティブ・クイーン”のマインドに学ぶ、自己肯定力を上げる5つのレッスン。
■ 物の見方を変えるだけで、自分も周りもハッピーに。


輝くオーラと笑顔で周りをハッピーにするアン ミカさん。しかし、幼少期は苦労の連続だった。

「3歳で顔に大けがを負ってから、自分の外見が大嫌いでした。そんな私に、母が教えてくれた価値観が“本物の美は、造形美より内面美”ということ。さらに“口角を上げる”“人の話を聞く”など、母直伝のレッスンを繰り返すことで、人から褒めてもらうことが増え、やっと自信が持てるように」

とはいえ、その後も、家が火事になったり、最愛の母親が病気になったりと災難が降り注ぐ。

「なぜ私にばかり不幸が訪れるのかと悩んでいたんです。そんなとき“苦労は幸せをつかむためのチャンス”という話を聞き、それからはどんなにつらい経験も前向きに捉えられるようになりました」

今の時代、SNSで他人と比べて落ち込んだり、環境の変化で気持ちが不安定になることが多いけれど、「環境を冷静に受けとめ、柔軟な発想で目線を明るい方へ向けることが大切」と語る。

「ごはんが食べられていること、生きていること。今ある幸せに気づき、感謝することで、心が穏やかになるのでは」

■ 【LESSON1】さあ、口角を上げて! 自ら“笑顔の種”になる。

「見た目に自信がなくて、ネガティブだった私に“笑顔”でいることの大切さを教えてくれたのが母。“笑顔は相手にうつるから、自分から笑顔の種を蒔くの。顔が笑っていると、脳もつられて『笑い脳』になって自分も相手も幸せになるのよ”と、私に口角を上げる練習をさせてくれました。まず、鏡を見ながら唇を閉じ、口角をキュッと上げて目尻は下げ、大げさなくらい笑った顔を作ります。これを毎日エクササイズのように繰り返していると、自然と笑顔が作れるようになるんです。表情筋も鍛えられて、顔のたるみケアにも!」

■ 【LESSON2】自分に起こる出来事を信頼する。

「うまくいかないことや失敗に対して被害者意識を持つと、誰かを加害者にします。すると、あの人のせい、世の中のせいと、人のせいにする心グセがつき、反省したりアクションを起こさなくなるので、成長が止まってしまいます。また、“私は可哀そう”と思い込むと、同情されることでしか自己肯定できなくなってしまうのです。そうならないためには、自分の胸に手を当ててみること。それから、起こった出来事は、将来、苦難を乗り越えるためのチャンスだと考えること。すると、物事を明るく見ることができるように」

■ 【LESSON3】言葉の力で、ネガティブをポジティブに変換する。

「言霊の力は想像以上に偉大です。自分で言った言葉をいちばん最初に聞くのは自分で、たとえば人の悪口を言うと、脳はそれを自分自身の悪口だと勘違いしてしまいます。逆に、人のことを褒めれば、それは自分のこととして脳が喜び、プラスの言葉を発することで表情も明るくなります。自分自身の性格も、短気なら“情熱的”、せっかちなら“行動力がある”、消極的なら“謙虚”と、ネガティブをポジティブ変換してみてください。自分に自信がつき、気持ちがポジティブに向かうことで幸せな人生に導かれていくはず」

■ 【LESSON4】ひたすら本心と向き合い、自分を知る。

「不平不満やストレスは、人との比較に起因することが多いもの。人と比べず、自分基準でものを見るには、自分自身のことを知ることが大事。
ファッションやメイクの好み どんなときに、快・不快を感じるのか 何が自分の怒りや落ち込みを引き起こすのか 自分がどの季節にどの臓器が弱りやすいか。
この4項目を紙に書き出してみて。考え方のパターンや体質を理解することで、幸せになるための改善点や方向性が見えてきます。また、心地いいと思うことを優先することで、自尊心を育むことにもつながります」

■ 【LESSON5】ないものではなく、あるものを数える。

「情報や物が溢れる現代。昔は選択肢が2つあれば選べる喜びがあったのが、今では“それしかないの?”と腹を立てる人も。LINEの返事が遅くて不安になったりイライラするのも“便利”が当たり前になったから。その便利さを当然のことと思わず、感謝することが大事です。朝、無事に起きれたこと、友人と楽しく過ごせたことなど、日常の小さな幸せに気づくことができれば“足りない”ことに集中しません。当たり前だったことが自粛でそうではなくなってきている今、それを見つけるチャンスなのかもしれません」

アン ミカ モデル、タレント。1993年にパリコレに初参加以降、テレビ、ラジオ、映画、エッセイ執筆や講演会などで活躍。『アン ミカ流 ポジティブ脳の作り方』(宝島社)が好評発売中。

1枚目写真・ラップコート¥360,000(COLOMBO/ウールン商会 TEL:03・5771・3513) ピアス¥66,800 ブレスレット¥75,000(共にapm MONACO/APM TOKYO 銀座店 TEL:03・6263・2480) 靴はスタイリスト私物 2枚目写真・ワンピース¥130,000(エスカーダ/エスカーダ・ジャパン TEL:03・5786・6862) ピアス¥28,700(apm MONACO/APM TOKYO 銀座店)

※『anan』2020年6月10日号より。写真・大内香織 スタイリスト・加藤万紀子 ヘア&メイク・今野真樹 取材、文・安田光絵

(by anan編集部)

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