その行動が原因!…彼をダメにする「女子の尽くし行動」 #71
ananweb / 2020年6月1日 20時50分
彼のために……そう思ってやっていたのに、気づいたら彼が私に甘えっぱなし。そんな悪循環の尽くし行動をしたことはありませんか? 彼がダメな男だったんだ……と思いがちですが、実はそれ、女子の行動にも問題があるんです。
文・おおりまりえ
【おおしまりえの恋愛道場】vol. 71
■ その行動が原因! 彼をダメにする女子の尽くし行動
彼にもっと好かれたいから、彼のことが大好きだから、つい彼に尽くしてしまう女子も多いと思います。けなげでかわいらしいとは思うものの、実はその行動が、男性をダメな男の道に走らせていることもあります。
・気づけば彼の自分への態度が雑になっていることがある
・私が尽くしても相手のリアクションはいつも低い
・なんか大事にされている気がしない
こんな心当たりのある方は、もしかしたら「彼をダメにする尽くし行動」を取っている可能性があります。具体的に何がどう人をダメにしていくのか、説明していきます。
■ 頼まれていない尽くし行動は愛情を生まない
そもそも男性に限らず、人間という生き物は楽なほうへと流されるものです。目の前にお菓子があったら食べてしまうし、何もしなくても「君のことが大好き! 愛してる!」っていつも声をかけてくれる人の愛情を、あなたは疑ったり努力して維持しようとはしないですよね。
これは逆のことも言えます。目の前の大切な彼も、あなたからの尽くし行動が当たり前に感じていたら、そこに感謝はしても、愛情を感じることはありません。そう、感謝と愛情は、似ているようで全くの別物です!
今回のテーマの「彼をダメにする尽くし行動」とは、彼が本心から望んでいないことを、彼のために勝手に行動することを指します。あなたはしていないでしょうか?
■ 風邪を引いてない人に風邪薬を渡していませんか?
こういった頼まれていない尽くし行動をもう少し具体的に説明します。
私はよくたとえ話として「風邪薬は、相手が風邪を引いたことに気づいて、薬を求めるまで渡しちゃいけない」とよく説明します。自分と彼のコミュニケーションをちょっと振り返ってみてください。
「俺風邪かも」と彼が不調を認知した段階で、風邪薬を渡していませんか。はたまた、ゴホゴホと咳をする彼を見て、サッと状況判断して渡していませんか。最悪なのは、今日は寒くて体調を壊す人が増えているというニュースを見ただけで、彼のことが心配になり「◯◯くんは風邪とか大丈夫? これ持ってるから、あげるよ」と、先回りの先回りの先回りをして、風邪薬を渡していませんか(笑)。
風邪薬とは、もちろん彼への尽くし行動です。こうして考えれば、どのシチュエーションで風邪薬を渡しても、「ありがとう」とはなっても「愛されているな」と彼が感じることはありませんよね。だって彼側は、求めていないものをもらっただけなのですから。
正しく尽くすというのは、彼の要望をきちんと聞いてから、それに全力で向き合うことです。察して先回りして満足度を高めようというのは、愛情の観点でいえば全くズレた行動なのです。
■ こうして男はダメになる! 実例2選
ではもう少し具体的に、彼をダメにした実際の尽くし行動を3つご紹介します。
■ シーン1:相手の忙しさを考えて勝手にスケジュール調整するA実
彼が1番大切にしていることは仕事。だから彼に無理して時間を作ってもらうと、体調にも差し障りが出るかも……。そう考えたA実は、彼とデートの予定を決める際「仕事大丈夫? 無理して時間作らなくても、大丈夫だからね」と、優しく声をかけていたそうです。
デートも本当はお泊りがしたくても、明日早いという彼のことを考え、夜に帰宅することも多かったとか。こうして彼を気遣うことで内助の功を発揮した気分でいたA実。でも実際彼は、忙しい合間に浮気をしていたそうです!(忙しいのは本当だったらしいです)
浮気をした彼が悪いのですが、よくよく考えたら、男性も不憫です。だって「私は頻繁に時間を作ってもらわなくても大丈夫な女です」という態度を示し、一歩下がって彼を想う女性の気持ちを察せられるほど、男性は気遣いはできません。時間を作りたいと彼から頼まれてもいないのに、行動に起こしたA実も、残念だったのです。
■ シーン2:ごちそうさまが言えなくて、財布を出すC美
おごってもらうのは悪いから……そんな気持ちでお金を出すC美。でも不思議な現象が起きたといいます。「最初は彼が奢ろうとしてくれていたのですが、それも大変かなーと思い、『私も出すよ』と財布を出すのが当たり前になって数か月。気づくと『じゃあ3000円で』と、毎回当たり前のように半分請求する関係性になりました。別に嫌じゃないけど、なんかモヤモヤします」。
ここで重要なのは、
・「彼も大変かなー」とC美が勝手に考えて行動したこと
・その結果、彼は奢ろうという気持ちを一切持たなくなった
という2つの行動の変化です。
「奢られたから愛されている」という話ではなく、実は彼を気遣ってお金を出すという行動は、彼が頑張ろうとする気持ちを打ち消す行動にもなっています。
どう対応するのが正解だったのかは、彼との関係により異なりますが、女子がお財布を察して出すよりも先に「いつも奢ってくれているけど、大変じゃない? 私は心配になるの」と彼に伝えて話してみることが大切です。
尽くすって難しいって思いましたか? 仕組み自体はシンプルです。
・彼が本当に望んで、あなたに頼んできたことを全力でする
・自分が心から彼にしたいと思うことだけを全力でする
・見返りはいつも求めない
この3つだけ守れば、あなたの頑張りはしっかりと愛を育むことができるでしょう。彼が心配になったら「見守ることも愛」と自分に言い聞かせて、関係を楽しんでみましょう。
おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト
10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。
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