嫁バレ、失業どころじゃない!?…不倫の怖ろしいデメリットとは #74
ananweb / 2020年6月18日 20時30分
不倫には良いことなんてない。頭ではわかっているのに、どうしても別れられない。そんな女子は、心の奥底で本当は不倫によって意外なメリットを得ていると感じているのかもしれません。
でもそれ、本当にメリットなのでしょうか……少し振り返ってみましょう。
文・おおしまりえ
【おおしまりえの恋愛道場】vol. 74
■ 今すぐやめたくなる! 不倫によって“実は”叶っている恐ろしいこと
不倫なんてダメ! 不倫なんて意味ない! 頭ではわかっていても、なかなか気持ちの納得ができず、関係を続けてしまう人もいるでしょう。
現在新型コロナウイルスにより、人間関係の整理が進んでいる方も多い模様。この勢いで、自分の身辺もキレイにしたい! というか、不倫を終わらせて人間関係をキレイにしたい! そんな風に思う方に向けて、実はあまり語られることのない、不倫関係が自分の希望を叶えている、という心の問題についてご紹介します。
自分の心が無意識に抱いている問題を、開いてみませんか?
■ 物理的なデメリットは頭でしか納得しない!
不倫は婚期が遅れるからダメ! 妻にバレたら大変だからダメ! そんな関係意味がないからダメ!
などは、不倫をやめるべき理由としてよく語られるでしょう。おそらく今不倫中のあなたは、これら理由は耳が痛くなるほど聞いており、さらに自分でも「わかってるっつーの!」って感じだと思います。
今回は、このような物理的なデメリットには一切触れません。だって当たり前すぎるし、物理的なデメリットは頭で納得できるけど、心が納得できないから。人間、気持ちの納得感がないと、行動は起こせないものです。
ではこれから紹介するデメリットはどんなことかというと、“不倫によって実は自分の希望が叶えられていること”です。
「え? 不倫なんてできればやりたくないでしょ! 何も叶ってないよ」
と思うかもしれませんが、無意識下ではもっと複雑なことを考えています。これから紹介することをデメリットと感じるなら、“実は無意識にもっている希望を叶えていること”をやめていく努力が必要です。
■ 不倫関係が叶える2つの無意識の考え
ではさっそく、不倫をすることで実は叶っている2つのことについてご紹介していきます。頭では「幸せになりたい!」と思っている人は、少し振り返ってみましょう。
■ 不倫関係は「私は大事にされない」という思い込みを叶える
突然ですが、あなたは自己肯定感が高いと思いますか? 多分多くの人が、高くないと答えるでしょうし、実際日本人の半数以上は、自己肯定感が低めだというデータもあります。
不倫関係に長期的にハマってしまう女子の多くは、無意識の中に「私はきっと大切にされない。私なんて、大事にされない」といった感覚が強く居座っていることが多々あります。
この感覚は非常にやっかいです。なぜなら、自分が大事にされない現実を、知らず知らずのうちに生み出します。不倫というのはどんなに言葉や行為で愛されても、優先順位が2番手の立場です。つまり、どこまでいっても1番愛される存在ではありません。これほどまでに「大事にされない私」を具現化させるのにもってこいなシチュエーションってありませんよね。
「心が変われば行動が変わり、現実が変わる」
よく言われることですが、それは意識していない心すらも、気づかないうちに行動に反映させ、そして現実を変えてしまうパワーがあることを知ってほしいです。
自己肯定感を今すぐ爆上げしろとは言いませんが、まずは「私なんて大事にされるはずない」という思い込みが自分にはないか、今すぐ振り返り、そしてやめていきましょう。
■ 1対1の深い信頼関係を結ばないことで、責任から逃げる
深い信頼関係って、あなたはどういうモノを想像しますか?
相手のことを理解し、自分も理解される なんでも話せるし、なんでも受け入れる 愛し愛される関係 自然体でいられる関係
など、人によっていろいろな解釈があると思います。
これらは信頼関係のメリットですが、実はデメリットもあります。それは深い信頼関係というものには「逃げ場」がありません。たとえば先程「信頼関係=相手のことを理解し、自分も理解される」と考えたとしましょう。
スムーズに理解し理解されればいいのですが、ときには話し合ったり、相手と長い時間向き合ったりしないと、理解しきれないことも起きます。そういった問題が起きたとき、実は1対1の信頼関係には逃げ場がありません。
例えばあなたに、一生一緒にいたいと思う、大好きな独身の彼がいたとします。でも彼には、奨学金や家族をサポートするために重ねた500万円の借金がありました。この場合、大好きな彼との深い信頼関係があれば、あなたは結婚や将来を考えるために、この借金をどう整理していくか、2人で向き合っていくと思います。
しかしこれが不倫だった場合、あなたはこの借金を良くも悪くも、背負ったりサポートする必要がありません。彼と深い関係を築かない代わりに、面倒な問題に向きあう必要がないのです。
信頼とは心の話ですが、こういった物理的な問題にコミットする覚悟を生み出します。こうしたコミット力が少ないと、人はすぐに手短な幸せや安心に逃げてしまいがちです。その1つが不倫関係なんです。
ちゃんとした幸せを手にしたいと思っているのに、不倫に落ち着いてしまう。それはつまり、心の奥底では、相手の責任を取りたくないという、信頼関係への逃げがあるかもしれません。
今回は不倫が実は叶えている2つの願い、についてご紹介しました。無意識って、私たちが思っているよりずっと強い力を持っているんです。だからこそ、上手に付き合っていきたいですね。克服したいと思った女子は、まずは自分の胸に手をあて、今回のような、隠れた本心はないか、ちょっと振り返ってみましょう。
おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト
10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。
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