いずれ彼は浮気する!?…「オカン系彼女の特徴」あるある3選 #75
ananweb / 2020年6月25日 20時40分
気づくといつも彼の世話を焼いている。でも彼からはあんまり大事にされている感じがしないし、付き合い始めよりも、彼がダメ男になってるかも…。そんなあなたは、オカン系彼女になっているかも!? 彼女が“お母さん”になると、なぜダメなのか。そこにはどんな問題があるのかご紹介します。
文・おおしまりえ
【おおしまりえの恋愛道場】vol. 75
■ オカン系彼女になってしまう女子が、抱える問題
年下男子とお付き合いすることが多い。
付き合うと彼の身の回りのことをいろいろやってあげることが多い。
気づくとお母さんみたいな立場になっていることが多い。
いつもこんな恋愛パターンを繰り返している方はいませんか? いわゆる「オカン系彼女」なんて呼ばれることが多いですが、実は恋愛においては、オカンポジションを取ることはあまり良いことではありません。
なぜなら、本当のオカンは別でいますし、彼女のあなたがオカンになると、彼はバランスを取るために息子になってしまうからです。それは当然、恋愛関係において良いこととは言えません。
では、どうしたらオカン系彼女をやめられるのか。それは「つい彼の面倒を手厚くみたくなる心」を、理解することで辞めていけるかもしれません。
■ オカン系彼女が抱える3つの罠
ではオカン系彼女が抱える3つのネックについて、それぞれ解説していきます。おそらく多くの人が3つ全部に思い当たるフシがあると思いますが、特に強いものはどこか、振り返りながら読んでいただければと思います。
■ 1:こうあってほしいという期待
人は誰しも、他者に対して期待を持つ生き物です。ただ、オカン系になってしまう女子は、特にこの期待が彼氏に対して大きすぎるようです。また期待を抱いた結果、彼に依存的になる女子がいる一方で、オカン系はしっかり者なので「じゃあ私がなんとかしてあげる!」とばかりに奮起します。
でも、彼のために何かしていると、「彼のためにしてあげたい」がだんだん不満に変わっていき、最終的には「なんでこんなにしてるのに、彼に響かないの?」といった苛立ちに変わっていませんか?
これは彼と自分の境界線が曖昧になっているから起きる問題です。そもそもスタートは「彼のためになんとかしたい!」という自分の欲求から始まっています。つまり「自分がこうしたいからした(彼がそれをどう受け止めるかは関与しない)」で完結しなくては心が苦しくなってしまうのです。
■ 2:相手のためと言いながら、信頼感が欠如
オカン系が行動するとき、それは当然「相手のため」を想ってのことです。しかしオカン系が何か行動しているとき、その多くは「相手が欲していそうなことを予測している」場合がほとんどだったりします。
結果として、女性は別に頼まれてもいないのに家事をしたり、頼まれてもいないのに彼の疲れを気遣ったり、頼まれてもいないのにお金を出したり…といった行動に出がちです。
でも、頼まれていないということは、本質的にその行為は相手に求められてはいないのです。ではなぜ女性側が先回りし、察していろいろしたがるのかというと、根底には彼に対する「信頼感のなさ」があるからです。
彼がしっかりすること、頑張ること、行動することなどが信頼できないから、彼女は先回りして手を差し出してあげちゃうのです。言葉にするとわかりやすいですが、いわゆる過保護な親のモデルケースのようなもの。それをあなたも、彼に対してやっているかもしれませんよ。
■ 3:心配性なので相手を把握したい
過保護な親を思い浮かべると、オカン系の落とし穴を見つけやすくなります。最後は、自分の心配を叶えるために、相手を把握したい、相手を思った通りに動かしたいという欲求についてです。
例えばカップルならば、彼の疲れや忙しさを気遣うふりをして、仕事のスケジュールや人間関係を聞き出す女性っていませんか? これも1つの把握したい欲求の現れで、根底には自分の不安を解消させたいという気持ちが隠れています。
全てを掌握したい気持ちは、当然愛ではありません。ただ自分の心配という気持ちを、解消させようとしているだけです。
3つの落とし穴をご紹介しましたが、何より厄介なのは、表面上のあなたは非常に優しく甲斐甲斐しい行動や態度を取るため、自分も彼も、オカン系の落とし穴に陥っていることに気づかないことです。
でも、結果としてあなたは彼を意のままにしたいオカンになっていますし、彼はバランスを取るために、「世話の焼きがいのある息子」っぽく変化していきます。もし、彼がちょっと良くない変化をし始めていることに気づいたら、自分のふるまいを見つめてみましょう。
■ 好きなら勇気を持って「見守る」選択を
ジワジワと彼をダメ息子にしていくオカン系の彼女。でも一方で、「面倒見のいい彼女がいることで成長している彼氏」といった成功例もありますよね。
その違いは何なのか。実はポイントは2つあります。
■ 1:「世話を焼きたい」という自分で終わらせる
先程オカン系彼女は、相手のためを想いながら自分の欲求を満たすために世話を焼く、というお話をしました。うまくいっているカップルとの違いは、尽くし行動が自分の満足でちゃんと完結しているという点です。
「彼のためにご飯を作ってあげたい」と思ったら、それは「彼のためにご飯を作れて楽しい」で終わればいいのです。「彼のためにご飯を作ったから、喜んでもらいたい」と思ってしまっては、そこに喜びという期待が上乗せされています。
バランスの取れているカップルというのは、尽くす側の女性も、彼に期待をして尽くしているのではなく、尽くすという行動自体を楽しんでいるのです。
■ 2:好きなら「信頼して見守る」という選択を
見守るって、実はすごく難しいことだったりします。だって見守るだけだと、こちらは手出しができないし、相手は自分と同じ方法で取り組むわけでもない。間違いをすることもある。それでも手を差し伸べることはできないんです。
見守るとは、相手が自分のコントロールできない範囲にいってしまうことです。オカン系彼女には、さぞ辛い選択でしょう。だって手出しができないんですから。
でも「かわいい子には旅をさせろ」というように、愛しているからこそ、相手を野放しにすることも大切です。もちろん気持ちだけは向けておいてほしいのですが、愛しているからこそ任せるという選択が取れると、あなたの優しさもぐっと深みを増すかもしれません。
何を隠そう、筆者も過去にはこの誤ったオカン系を散々やってきた人間です(笑)。だからこそ、相手がなぜダメになるかがよくわかるし、自分が相手をいかに下に見ていたか、今なら痛いほどわかります。
オカン系の最後は、大体がバッドエンドです。彼が意欲減退した魅力的でない男性になるか、彼が反抗期に突入してけんかが耐えなくなるか、悲しいかな別の女の子と浮気に走るかがほとんどです。
そうならないためにも、ぜひオカン系彼女はとらえ方を改め、「面倒見のいい素敵な彼女」に変容していきましょう。
おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト
10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。
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