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北海道産・熊の味わいは…? 銀座に“炭火焼き”料理店がオープン

ananweb / 2020年7月5日 18時0分

北海道産・熊の味わいは…? 銀座に“炭火焼き”料理店がオープン

レストランジャーナリスト・犬養裕美子さんの「今日、どこで何、食べる?」。今回ご紹介するのは、『炭火屋 るぷりん』の炭火焼き料理です。


銀座6丁目のビルの3階に『麦酒屋 るぷりん』がオープンしたのが2012年。店主の西塚晃久さんは当時27歳。「実は2階に父の店があり、3階が空いたと聞き、すぐに決めました」。それから8年。“日本の酒と素材の小規模生産者を紹介する”をコンセプトに、クラフトビールの生を月替わりで5~6種揃え、日本の珍味を取り入れたつまみ、天然氷を使ったかき氷など、次々と話題を提供してくれた。そろそろ次の段階に進む? と思っていたら2階が西麻布に移転、その後に西塚さんが入った。4月21日、『炭火屋 るぷりん』は日本全国自粛真っ只中に開店した。15時オープン。2階は食事だけでも寄れる店に、3階は飲みだけでもOK。炭火焼きの注目素材は北海道の熊だ。予想に反して上品な味わいの熊に、予想を超える旨味を持つ長野・清水牧場のチーズを添えるなど、海老澤淳一シェフは炭火だけに頼らない仕上げで楽しませてくれる。

ちなみに私がこの店にちょっぴり肩入れしているのは、西塚さんが飲食業界に入ろうと店巡りをするために参考にしたのが私が初めて書いたガイドブックだと聞いたから。いい店って、作る人(生産者や料理人)の思いを伝えながら、食べる人を幸せにする店。私の思いもしっかり受け止めてくれている、気がする!

左前から時計回りに、熊のモモの炭火焼き¥1,600、締めには花山椒が効いた麻婆豆腐丼¥900、サンバファームのズッキーニと黄色いビーツの炭火焼き各¥700、カツオの軽いぬか漬けのたたき¥1,500。飲み物は左から、新登場! オリジナルビール・サイケデリックスーパーノヴァ、小¥800、中¥1,000、大¥1,500、長野の小布施ワイナリーがあえてワイン樽で醸す日本酒「ル サケ ナチュレル2019」¥700。

炭火屋 るぷりん 東京都中央区銀座6‐7‐7 浦野ビル2F TEL:03・3289・8010 15:00~23:00(食事のみ22:00LO) 月曜休

いぬかい・ゆみこ レストランジャーナリスト。東京を中心に、国内外の食文化、レストラン事情をレポート。

※『anan』2020年7月8日号より。写真・清水奈緒 取材、文・犬養裕美子

(by anan編集部)

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