神尾楓珠、“人生最大のモテ期”は卒業式 あげたのはボタンだけでなく…
ananweb / 2020年7月13日 20時0分
若手実力派俳優として立て続けに作品に出演。強く美しい目元が印象的な神尾楓珠さんが、大人気のラブコメ作品で、イケメン男子高生4人組の一人をコミカルに演じます!
ビジュアルと才能を兼ね備えた若手俳優の中でも、ひときわ注目度の高い神尾楓珠さん。出演する映画『私がモテてどうすんだ』では、同世代の俳優たちとイケメン4人組高校生を演じます。
――今回の五十嵐祐輔を演じるうえで、どんなことを意識されましたか?
神尾:4人の中で、五十嵐は一番爽やかで大人なタイプなので、誠実に仲間と向き合っているところが出せたらいいなと思って演じました。でも、何より大事なのは、4人のキャラクターがそれぞれ立つこと。ほかの3人を見ながら、五十嵐の立ち位置を探っていきました。
――五十嵐の“スポーツ系”のほかにも、“サブカル系”“チャラい系”“ツンデレ系”という設定のイケメン男子が登場しますが、ご自身に一番近いのは?
神尾:僕はサブカル好きでもないし、チャラくもないので(笑)、“スポーツ系”ですかね。高校時代はサッカーをやっていましたし、五十嵐の特徴らしい特徴がないところも近いかもしれません。
――学生時代のポジションがそんな感じだったんですか?
神尾:クラスの中心にはいるけど、めちゃくちゃキャラが立ってるわけでも、積極的に盛り上げたりするわけでもなくて。ただいる…、みたいな存在でした(笑)。
――ツンデレでもない…?
神尾:全然! 特に“ツン”ではないですね。なぜか“ツン”多めに見られがちなんですけど、キツイ言葉は絶対に言わないです。
――モテるところは、役との共通点だと思いますが、人生最大のモテ期はいつでしたか?
神尾:高校の卒業式の日かな…? 「ボタンが欲しい」と来てくれた人から順にあげていったら、ブレザーのボタンが全部なくなって、校章バッジとネクタイもなくなって、最後は着ていたカーディガンもあげました。でも高校最後の日だったから友達といっぱい話したくて、「はい、はい、はい、どうぞ!」みたいな感じでした(笑)。
――映画では踊るシーンもありましたが、ダンスは得意ですか?
神尾:あまり得意ではないので、苦労しました。4人の中だと、北ちゃん(吉野北人)はアーティストだし、ダンスに触れる環境にいるんで、「ダンスはやったことない」って言ってましたけど、全然そんな雰囲気じゃなくて。(奥野)壮も器用だからすんなり踊れてましたし。なので、僕と同じダンス初心者の(伊藤)あさひと2人で慰め合いながら、練習の時はみんなの邪魔をしないように、できるだけ隠れて踊っていましたね。
――ヒロインは「BL好きの腐女子」ですが、腐女子の存在というのは知っていましたか?
神尾:言葉としては知っていましたが、周りにはいなかったので、身近ではなかったです。腐女子に限らず、一つのことにハマってとことん突き詰められる人は、すごいですよね。僕はあまりハマることがないので…強いて言うなら、オタクレベルではないですけど、音楽を聴くことがすごく好き。「このバンドいいな」と思ったら、一気に全曲聴きます。特にハマったのはイエモン(THE YELLOW MONKEY)! 叔母から薦められて「JAM」から入ったんですけど、あんなにもストレートに社会風刺をすることに、衝撃を受けました。「JAM」はカラオケでも歌います。難しいけど、歌詞がすっと入ってくるので、歌っていて気持ちがいいです。
――腐女子のように、妄想を楽しむことはありますか?
神尾:妄想はしないんです。というか、できない。想像がまったく膨らまないんです。小学生の頃は、プロサッカー選手になって…みたいなことを考えてましたけど、今はすっかり現実的になっちゃいましたね。あ、でも異能力は欲しいです。水や炎を操るとか…時間が止められる力があったら、遅刻しそうな時や寝不足の時に便利そう!
――ヒロインのように、ダイエットに励む女性はどう映りますか?
神尾:スリムな女性が好みというのもありますが…(笑)、何かを我慢しながら続けられる人は、いいなって思います。僕はダイエットは経験がないんですけど、筋トレが全然続かなくて。「とりあえず三日坊主にならないように」と思って、家で腕立てや背筋を始めたんですけど、4日目で挫折しちゃいました。「3日頑張ったから、もういっか」って。筋トレは、サッカー部の時もちょっと手を抜いてました(笑)。ムキムキになりたかったわけじゃないんですけど、生きていくうえで大切だと思って体幹は鍛えたかったんです。けどやっぱり、全然ダメでした。
――もし、付き合っている人がダイエットをしていたら?
神尾:挫折しそうな時に「ダイエット頑張ってるんでしょ!」とか、背中を押すような言葉を掛けるくらいはするだろうけど、一緒には絶対やらないです。僕は、続かないんで(笑)。食事はさすがに気を使いますね。お肉はいくらでも食べられるくらい好きなんですけど、彼女の目の前では食べられないから、一人で外に食べに行く。
――普段は外食派ですか?
神尾:そうだったんですけど、ステイホーム期間中に、自炊を始めたんです。ハンバーグとか、ごく普通の家庭料理ですけど、20種類くらい作れるようになりました。ネットで作り方の流れだけ見て、あとは感覚で。調味料とかきちんと量るのは苦手ですね。「だいたいこのくらいかな」って目分量でやっちゃってますけど、不思議とおいしくないことがないんです!
――ほかの家事もされますか?
神尾:やります。洗い物は小さい頃から親のお手伝いでよくやっていました。自主的にではなくて、やらされてたんですけど(笑)。お風呂掃除とトイレ掃除、犬の散歩も僕の担当だったので、一人暮らしを始めて困ることはなかったですね。
累計発行部数300万部突破の同名漫画を実写映画化した『私がモテてどうすんだ』は、7月10日より全国公開。BL妄想を楽しむ女子高生・花依が激やせし、4人のイケメンからモテ始める!? 出演/吉野北人(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)、神尾楓珠、山口乃々華(E-girls)、富田望生、伊藤あさひ、奥野壮(男劇団 青山表参道X)ほか。
かみお・ふうじゅ 1999年1月21日生まれ、東京都出身。2015年、24時間テレビ内のドラマ『母さん、俺は大丈夫』でデビュー。‘18年の出演ドラマ『恋のツキ』が話題となり、昨年ドラマ『左ききのエレン』で初主演。出演するドラマ『ギルティ~この恋は罪ですか?~』(YTV系)が毎週木曜23:59~放送中。
※『anan』2020年7月15日号より。写真・岩澤高雄(The VOICE) ヘア&メイク・MAKI インタビュー、文・小泉咲子
(by anan編集部)
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