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新しい生活様式は世界でも…「ベルリンの市民生活」リアルレポ

ananweb / 2020年7月10日 19時20分

新しい生活様式は世界でも…「ベルリンの市民生活」リアルレポ

現在ベルリン在住のファッションジャーナリスト、平野秀美さんが、新型コロナウイルスによる自粛明けのリアルな生活をレポートします。
■ ベルリンのいま

コロナ自粛が明けて、徐々に動きつつある現在のベルリンの様子を写真とともにお伝えいたします。いまベルリンは真夏で、この時期は例年なら世界中から音楽のイベントや観光でたくさんの人が訪れ、ワイワイしています。今年は残念ではありますが、のんびり、リラックスした夏を過ごせそうです。

■ 天気の良い日はみんなボートに乗りたい!


ドイツは他の国よりも新型コロナウイルスの被害が少なかったとはいえ、最近もまた患者が増え出しているというニュースがあります。実際住んでいる私たちからすると、コロナ前と現在の違いは、スーパーや公共施設、電車などでは必ずマスクをしなければいけないというくらいで、住んでいて大変だと感じることはそれほどない気がします。

天気の良い日には、川沿いに出てビールを片手に話している人たちが多いです。ボートはうまくソーシャルディスタンスを守れて楽しめるアクティビティのひとつのようです。

■ 野外マーケットもオープンしています。

週末には至るところで以前のようにマーケットが開催されています。屋外のため、マスクをしていない人がほとんどですが、列に並ぶ際は1.5m間隔で並ぶ必要があります。

■ 観光地はいまだに人は少なめ…

海外からの飛行機がまだ少ないということもあり、観光業はそれほど盛り上がっていない様子。ドイツ国内から来る人たちが観光地を訪れている程度の人数かなと思います。今後はどんどん増えていくかもしれません。

■ ボルダリングやスポーツクラブもスタート!

私もよくやっているボルダリングやスポーツクラブは既に運営を再開していますが、今までは予約なしで自分が好きな時間に行けたのに、現在は予約をしていく必要があります。

また、運動をしている最中はマスクは必要ないですが、「むやみに上半身裸になるのはご遠慮ください」というメモが入り口に書いてあったり、スポーツしない場合はマスクを着用、入り口付近はマスク必須など、今までとは異なるルールが設定されています。

■ 待望のバーやカフェもオープン!

バーは23時前にクローズドする時間短縮ではありますが、待望のオープンです。また、カフェは店内での飲食が可能になっています。以前よりはまだ人が少ない印象ですが、それでもローカルバーやカフェを応援しようと、多くの人々は平日でも顔を出しに来るようです。

■ カフェやバーでも新ルールあり!

多くのバーやカフェがオープンしています。今まではカウンターまで行ってオーダーするスタイルが多かったのですが、現在はテーブルまで店員さんがオーダーを聞きに来るスタイルに変更しています。むやみにいろいろな人が席を離れないためでしょうか。

また、店内に入る時と、トイレに行く時はマスク着用必須。席に着くとまず、自分の名前や住所、電話番号、いつ訪れたか、どこの席に座ったかなどを用紙に記入します。これは店員さんが保管しておくそうです。万が一のことがあった際に、連絡が来るのでしょうか。

それ以外の変更点はバーやカフェでは見受けられませんでした。

■ ドイツで定番のDIYホームセンター『BAUHAUS』!

最後に、人気のホームセンター『BAUHAUS』 (バウハウス)の様子を。ここでも、人気のエリアは入る人数が制限され、エリア内での規制が張られています。特に、いつも多くの人で混み合う釘などを扱う場所はかなり制限されていました。

ここベルリンでもクラスターが発生したというニュースを最近耳にしました。まだまだコロナ感染は他人ごとではない状況です。日常生活を取り戻そうと動き出していますが、個々ができる限りの注意を払って生活することがとっても重要だということを、再認識しています。

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