証拠を掴むより前に!…夫に不倫された妻が「必ず取るべき行動」
ananweb / 2020年8月27日 20時0分
現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、夫の不倫を知ってしまった31歳人妻。意を決して不倫相手を呼び出すが…。三松先生が、夫に不倫されたら妻が取るべき秘策を伝授します!
【レスなひとびと】vol. 87
■ 香子(31歳)夫への信頼感レス。不倫夫と結婚継続していけるんだろうかと悩みまくる。
香子はスーッと息を吐いた。手の震えを止めるためだ。カフェの扉が開いたことを知らせるチャイムがなった。
「香子さんですか。春未と申します」
ダボッとした地味なチュニックを着た女。こちらをオドオドした様子で見つめる。なんとも言えない悲しさが押し寄せる。気が強そうなビッチだと思っていたのに…。
女子大生の春未は、夫、ヒデの不倫相手だ。
2週間前。最近常にスマホを持ち歩いていたヒデが、酔っぱらって帰って来た日のこと。うっかりテレビの前にスマホを置いてお風呂へ向かった。
“見ていい?…それしたら嫌な妻だよね”
香子は葛藤した。最近のヒデは週末出張が急に増えた、帰宅時間が遅くなった、記念日当日に急な夜勤が入ったって出かけた。不審な行動のオンパレード。
“やっぱ、たしかめないと気がすまないよ”
ロック画面に、香子の誕生日の数字を入れると簡単に開いた。「お前の誕生日にした」と契約時に言ってたことを覚えている。めんどくさがり屋のヒデ。いちいちパスを変えているはずがなかった。
LINEやSNSのDMをさらっと目で追う。不審な内容はない。「疑って悪かったかな」と思った矢先、見たことのない電卓の形のアイコンのアプリが目に留まる。
本能が「やばい!」と叫ぶ。タップした。
途端、アプリの様相が変化し、メッセージboxが現れた。そして春未との情事に関するメッセージのやり取りがズラリと。
胸がバクバクする。
混乱しながら、メッセージ画面のスクショを撮り、自分の携帯に送った。とりあえず証拠を押さえるためだ。ヒデがお風呂から出てきた。
「ヒデっち、これ何?」
うろたえながらも、「勝手に見んなよ」と反論してきたヒデとはあれから2週間、口を聞いていない。香子と夫の間には3才の子どもがいる。子どものためにも別れるという選択をすることはできない、そう考えた香子は春未にDMを送った。
「ヒデトシの妻です、一度会いましょう」
そして今日。話せば話すほど、春未は純朴ないい子だ。伏目がちに、か細い声で香子の質問に答えてゆく。
苛立った。
この子がヒデっちと不倫?? なんで? 意味わかんない。話していると最後に衝撃の事実が。
「ヒデさんは、独身だと言ってました」
合コンで出会ったヒデは独身だと嘘を付き、付き合って8か月になる。しかし連絡ツールに指定があったり、家に行かせてくれなかったりと疑問に思うところは多かったが、まさか自分が不倫しているとは思わなかったと。
香子は混乱しながらも、今日の目的である念書にサインをしてもらった。
「二度と会わないことを誓う。会えばこちらが200万円を請求する」というもの。
深々とお辞儀をして帰る春未の小さな背中を見て、香子はかわいそう…と感じた。“こんないい子に嘘ついて、もて遊んでいたなんて。最低なやつ。私、このままヒデっちとやっていけるのかな”
【三松さんからのコメント】
今回、香子さんの悩みは夫の不貞ですが、妻も同時に不倫しているW不倫の話も決してレアではない。ワーキング妻の増加で、女性も自由な時間と資金を得やすい時代です。
とは言え、どちらも外に彼氏彼女を持ってよしというシステムを家庭に取り入れて、家庭は安泰という夫婦は至極少ない。暗黙の了解カップルはいますが。パートナーが不貞行為をしたら許せないのが一般的です。
1度なら許すという妻の話はよく聞きます。しかし、繰り返す男性は数多し。
さて、夫に不倫されたら?
私のアドバイスはアクシデント対処用に、結婚後も自分個人の資産を持つことです。
“妻貯金”です。
パートナーの不定行為で離婚となった場合、慰謝料・養育費はもらえますが、その支払いが滞るのは必然。夫の収入に頼らずとも生きていける自信がみなぎれば、不倫リピートを我慢する必要がなくなります。
生涯ひとりのパートナーと添い遂げるのは理想的です。不倫を心から許して、ゼロから愛を積み上げる覚悟があるならそれもよし。
相手の不倫による離婚、結婚継続、どちらをチョイスしても“妻貯金”があれば、気持ちが少し楽です。お守りのようなものですね。
「不倫にも悪行レベルがある。不倫相手にも嘘ついて、将来を壊すような行為は極悪レベル最高。女二人を苦しめる男は信用できん! 不倫夫を持つ妻は、悪行レベルを判定してみよ」
三松 真由美
恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。
©Carlo Prearo / EyeEm/Gettyimages
©Westend61/Gettyimages
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