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爪切りはNG? 乾燥と摩擦を減らす爪の使い方とお手入れ法

ananweb / 2020年10月2日 20時30分

爪切りはNG? 乾燥と摩擦を減らす爪の使い方とお手入れ法

手元の印象をチェンジ! 本格ネイルケアについて、育爪スタイリスト・嶋田美津惠さんに話を聞きました。
■ 爪への負荷を減らす習慣とこまめな保湿が美爪の近道。


「美しい爪の条件は立体的で弾力があり、爪と皮膚が密着したピンク部分が指先まであること。そして、表面も爪まわりも潤いに満ちた状態が理想。しっかり潤っていれば、爪の先の白い部分は本来の透明に近づきます」(育爪スタイリスト・嶋田美津惠さん)

そんな理想の爪を手に入れるには、保湿ケアが何よりも大切。

「乾燥と摩擦は爪の大敵。食器を洗う時や掃除の際はゴム手袋を装着してください。そして、こまめにオイルを塗ることを心がけて」

さらに、爪にかかる負荷を減らすことも、美しい爪を育む秘訣。

「長さを整える際は負荷の少ない紙やすりがおすすめ。また、ピンクの部分が長いと爪は立体的になるのですが、爪に物が当たると、その衝撃で爪が皮膚から剥がれ、白い部分が長く、ピンクの部分が短くなってしまいます。なので爪ではなく、指の腹を使う習慣を」

ここでは、基本のネイルケアを紹介。しっかりマスターして、運気を呼び込む美爪を手に入れよう。

■ ネイルケアの極意

■ 【その1】カラーやベースコートの塗りっぱなしは避けて。

何も塗らないすっぴん爪が、弱くて欠けやすいというのは思い込み。

「ジェルネイルやネイルカラー、ベースコートには、合成樹脂と呼ばれるプラスチックが使われています。それで爪表面を覆うと、爪の上層が水分を含むことができず、乾燥の原因に。また、それらのアイテムは油脂を溶かす有機溶剤を含むため、爪の油分も奪われます。ネイルを塗ったら当日か翌日にはオフを」

■ 【その2】こまめにオイルを塗布し、弾力のある質感に。

衝撃に強いのは、硬い爪より弾力のある爪。そのためには、保湿が最も重要だそう。

「爪が乾燥しがちで保湿していない人は、弾力がなく、衝撃が加わった時に折れやすくなります。日常生活の中で衣類を畳んだり、書類を束ねたりするだけでも布や紙に手の脂分が奪われてしまうので、こまめにオイルを塗って保湿することが大切。潤いを与えることで弾力が出るだけでなく、縦スジも減ります」

■ 【その3】爪切りはダメージ大。トラブルを作らない紙やすりで代用を。

爪を切る時、当然のように爪切りを使う人も多いはず。でも実はそれが二枚爪の原因に。

「爪は上層、中層、下層の3層の繊維でできています。これが皮膚に沿って湾曲しているのですが、爪切りの切り口はまっすぐなものがほとんど。3層の湾曲した爪を無理にまっすぐにして切ろうとすると、衝撃で層が破壊され、二枚爪になりやすくなります。長さを整える時は負担が少ない紙やすりが◎」

嶋田美津惠さん 育爪スタイリスト。育爪サロン『ラメリック』代表。著書は『育爪のススメ』(小社刊)、『女は爪で美人になる』(SBクリエイティブ)。

※『anan』2020年10月7日号より。イラスト・momokoharada 取材、文・菅野綾子

(by anan編集部)

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