大人ならではの婚外恋愛…「プラトニック不倫」の楽しみ方とは?

ananweb / 2020年11月4日 20時10分

大人ならではの婚外恋愛…「プラトニック不倫」の楽しみ方とは?

前編では、プラトニック不倫が脳に与えるメリットを、脳科学者の黒川伊保子さんに解説していただきました。後半では、婚外恋愛との向き合い方、結婚前の浮気の是非について語っていただきます。

取材・文 安田光絵



プラトニック不倫とは…
自分が既婚者、あるいは相手が既婚者であるにもかかわらず、配偶者以外の相手に恋をした場合、その気持ちを口に出して伝えること。告白したり、その反応を見て脳が活性化し、心身が若返る。必ずしもスキンシップがあるわけではない。

外見モテは若いうちだけ

―実際に恋愛する、しないに関わらずいつまでもモテたいという願望をもつ主婦は多いと思います。やはり、外見を磨き続けることが重要でしょうか。



黒川さん ananwebの読者の方はまだ少し先かもしれませんが、40代半ば以降からの女性は外見で男性を惹きつけることはハッキリ言って難しいです。

―そうなんですね。キレイで若くいることが重要かと思っていました。



黒川さん というのは、男性がボンキュッボンの肌がツヤツヤした女性に惹かれるのは、そういう体つきの女性は体の機能として排卵がきちんと行われている証拠だから、本能で惹かれるの。生殖能力の高さで惹かれているだけであって、大人の女性の努力で作られた疑似ボンキュッボンには騙されないんです。

―なるほど。ついバストアップしてウエスト引き締めるエクササイズやらなくちゃ、なんて努力しようとしていました!

大人の恋愛は“好き”の種類が違う



黒川さん 男性には、生殖本能でする恋と、観念でする恋がある。前者は、「この女を独占して子どもを産ませたい」という性的な衝動を伴います。後者は包容力や知性に憧れて始まる恋。若いときのストレートな恋愛は、この二つを両方味わえますね。けれど、大人の女性の婚外恋愛は、本人だって生殖が目的じゃないはず。だとしたら、観念の方に重点をおいて。強く性的接触を求められる展開が、恋の王道じゃなくなると知っておいた方がいい。

―動物的な衝動で異性を見るのとはまた違った感覚なんですね。



黒川さん そうなんです。「セックスしたい」から好きになるのではなく、心から慕情して、その結果セックスに至ることもある、という感じ。

―目からウロコです。ずっと女として求められ続けるのが理想なのかと思っていたので。



黒川さん その考え方を変えないと、50過ぎたら恋もできないということになっちゃう。人生、そんなつまらないものじゃないです(微笑)。大人同士のプラトニックな恋は、ことばを駆使するから、これもなかなかセクシーなもの。はずみで深みにはまることがあっても、ある意味プラトニックの一環ですから、「ひとときの夢」に転じて、日常に戻ってこられる。

―なんだか、ロマンティックですね。



黒川さん 「ひとときの夢」なんだから、次の日に連絡が来なくても悩む必要がない。性衝動優先の恋だと、密に連絡を取って独占し合っていく必要があるけど、観念の恋は、間が空いても、また継続できる。年に4、5回会うだけでも「二人の時間」は継続していきます。

―20代、30代の頃とは違う、恋愛を超えた、名前のつけられない感情になっていくんですね。

結婚前の浮気は本能のおもむくままに

―先ほどまでは婚外恋愛のお話だったのですが、20代、30代の結婚前の女性に、好きな人ができた場合の浮気はどうでしょうか。



黒川さん 女性は命がけで子どもを産み、一生殖にかけるリスクも高いので、脳は常につがう相手を選別しています。新しい人が、今の彼よりだんぜん素敵と思うなら、より生殖に適しているはず。乗り換えればいい。もしも、浮気の結果、今の彼の方がいいと思ったのなら、一目散でその人から逃げて。ぐずぐずしてたら、脳の判断力が鈍ります。

―なかなかプロポーズしてくれない彼に対して嫉妬させたくて、浮気をするって子もいますが…。



黒川さん 一度失った信用を取り戻すことは難しいので、プロポーズしてほしくてするなら戦略が間違ってる。「ずっと一緒にいてあげるね。今度、プロポーズして」と自分から言えばいい。それで、断られるなら他を探すべきです。

―割り切るのは辛いけれど、確かにそのほうが建設的ですね。浮気ではなく、相手を選別している段階だと思えば他の男性に惹かれることは自然なのかもしれませんね。



黒川さん いずれにせよ、恋ができるうちはしておくこと。結婚してもおばあちゃんになっても恋ができることは素敵なこと。その気持ちに罪はないので、大いにドキドキしてください!

黒川伊保子(くろかわ いほこ)
奈良女子大学理学部物理学科卒。株式会社感性リサーチ代表取締役。メーカーでAI研究に携わったのち、ことばの感性の研究を始める。脳科学に基づいた理論と、包容力と愛に満ちた言葉で紡いだ著書が、性別、年齢を問わず支持を集め、続々とベストセラーになる。「恋愛脳」(新潮文庫刊)「夫婦脳」(新潮文庫刊)「夫のトリセツ」(講談社+α新書刊)ほか、新刊に「息子のトリセツ」(扶桑社新書刊)。

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