結婚式を挙げたかったけど…新婚夫婦が嘆く「コロナ禍の結婚事情」
ananweb / 2020年12月2日 19時30分
1児のママでもあるライター・かわむらあみりがお届けするコラム【ママライフばんざい!】連載第22回は、今年に入りコロナの影響で、結婚にまつわる行事を中止にせざるをえない人たちや結婚式場が苦境に喘いでいるエピソードを3つご紹介します。
1.「結婚式ができない」と嘆く新婚さん
【ママライフばんざい!】vol. 22
2020年に入ってからというもの、新型コロナウイルスのことを意識しない日はありませんよね。全世界で猛威を振るうコロナがはやく収束することを祈るばかりです。そんなコロナの影響を受ける今日この頃ですが、まずは結婚式が延期になったエピソードからご紹介しましょう。
都内のIT関連会社に勤務する20代後半のAさんは、かねてからお付き合いしている恋人と今夏結婚式を挙げる予定にしていました。結婚式場を決めるときは、まず式場もそうですが、日取りを気にすることも多いもの。式を挙げるのは「大安」など縁起の良い日に希望が殺到するため、人気のある式場だとさらに予約待ちとなり、1年前から申し込んでおくことも珍しくありません。
Aさんの場合、昨年から式場を予約して着々と準備を進めていたのですが、今年に入りこのコロナ禍となって「結婚式ができない」と判断し、やむなく結婚式を延期することに決めました。Aさんカップルはふたりとも地方の出身で、現在東京に住んでいるため、結婚式には高齢のご両親や親戚に上京してもらう必要がありましたが、さすがに多くの人たちを呼び寄せる状況ではなくなったのです。
コロナ禍のいまは、リアルに招待客を呼ばずに、割り切ってリモートで参加してもらう“オンライン結婚式”のサービスもできているようですが、Aさんのようにやはり目の前で結婚を誓いたいというカップルは、コロナ禍が明けるのを待つ選択となるようです。
2.「新婚旅行がお預けになった」と残念がる夫婦
OLで30代前半のBさんは、長く付き合う恋人とそろそろけじめをつけようということで、今年結婚式と新婚旅行を計画していました。しかし、コロナ禍となり、結婚式と新婚旅行の予定を再考せざるを得ない状態に。
Bさんはそれほど結婚式にはこだわりがなかったため、式は小規模にしてささやかなお披露目会に変更するか、式自体を延期しようとすぐに決めたそうです。ただ、Bさんがずっと楽しみにしていたのは、新婚旅行。お互いに忙しくて、旅行自体ほとんど行っていなかったようで、晴れて結婚式のあとの旅行ということを心待ちにしていたのだとか。
当初海外旅行の予定を立てていましたが、コロナ禍となり、せめて国内旅行にとも考えたようですが、どこに行ってもそれほどのびのびとできないかもしれないと旅行も断念。「新婚旅行がお預けになった」と切ない気持ちになっていました。
ただ、世界的に影響を受けているコロナ禍の状況を過ぎてから、正々堂々とのびのび海外旅行を満喫するという、新たな目標ができたと考えると、楽しみがまだ先にあっていいのかもしれません。
3. コロナ禍で大打撃を受けるブライダル業界
コロナの影響が大きいのは、イベント事業や飲食業など、多岐にわたっている状況ですが、ブライダル業界もそうなんです。これまでご紹介してきたように、人が集まる結婚式などは、3密状態となってしまうため、結婚式の中止や延期を余儀なくされるカップルが増加中。
自営業でアラフォーのCさんは、すでに入籍もして結婚式も挙げていました。新婚当時のラブラブな気持ちを忘れないようにと、「毎年結婚記念日にはここで食事をしよう!」と決め、結婚式場にあるレストランで毎年、アニバーサリーディナーをとることを楽しみにしていたんです。
それが今年に入り、久しぶりに式場のレストランに予約を取ろうとすると、なんと「閉館のお知らせ」が。もともとその式場は閉館を計画していたという噂もありながらも、やはり今年になってから式のキャンセルが相次いだうえ、延期されるなどで影響を受けたようで、Cさんはとても残念がっていました。
ブライダル業界にかかわらず、実際に仕事もリモートワークに切り替わっている方が多いなか、withコロナやアフターコロナの時代は、いろいろなことが変化していくものなのかもしれません。影響を受けることは多々ありますが、またきっとうれしい時間が戻ってくるはずだと信じて、前向きに過ごしていきたいものですね。
文・かわむらあみり©Denkou Images/Gettyimages
©urbazon/Gettyimages
©TaPhotograph/Gettyimages
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