男性ならアレをしてよ…食事デートでわかる「彼氏ができにくい」女性の特徴 #97
ananweb / 2020年11月26日 20時30分
「この前のデート、割り勘だったんだけど!」。そんな不満を話す女性って、一定数いるものです。確かに1円単位で割る人は細かすぎて困りものですが、逆に絶対おごってもらわないと嫌だと主張する女性も、ちょっと大変かもしれません。なぜなら、おごるということにこだわりすぎて、愛を見失う可能性があるからです。
文・おおしまりえ
【おおしまりえの恋愛道場】vol. 97
「おごってくれないと嫌」頑なな女子が恋愛で苦戦する理由
婚活していたり恋愛相手を探していたりするけど、相手には経済的にゆとりがあって、きちんと自分を女性として扱ってほしい。割り勘なんてありえないし、デートも全額出してほしい…そんな主張をする女性っていますよね。
毎回デート代は全額出してとまでは言わないけれど、付き合う前に割り勘にしようものなら「ありえない!!」と女子会で不満をぶちまけていたり…このような女性を完全に否定はしません。でも、頑なに「おごられること」にこだわり続けると、巡り巡って自分が損をする可能性もあります。今日はその理由と、気持ちを整えていく方法についてご紹介します。
絶対おごって! は男性を見る目を狂わせる
「おごってほしい」「おごらない男はありえない」などなど、お金のやり取りに対して思うことは人それぞれあるでしょう。でもそういう人ほど、頑なにおごってもらうことで起きる裏側の問題に気づいていません。
その裏側の問題とは「相手にしてもらう行為で、自分が大事にされているかを判断してしまう」ということです。
おごってもらうという行為は、そもそも自分が大事にされていることとイコールではありません。おごる、おごらない、という価値観は本来その人の金銭感覚がどうかなだけです。
でもおごってほしいと望む女性の多くは、割り勘にされたことで「自分が大事にされていない」「軽んじられている」と感じ、不満を懐きます。果たしてその不満は、本当に正しいのでしょうか。お金を基準に物事を見ることによって、相手を低く評価しすぎたり、逆に過剰に高く評価をしてしまうことがあります。
相手にニーズを求めると、自分もニーズを求められる
「彼氏にはおごってもらい、エスコートしてもらいたい」。これって、女性なら誰もが理想として一度は抱いたことがあるかもしれません。でも、相手に何かを求めると、同じように相手からもあなたは何かを求められます。
鏡の法則なんて表現する場合もありますが、例えば年収の高い男性を望むと、相手は若い女性を望んでいた……なんてことも。これってお互いが条件で相手を見ており、本質的な相手の魅力を認めていない状態です。たとえニーズがマッチし合ったとしても、片方がそのニーズを満たせなくなったら、関係は破綻してしまう可能性を秘めています。
つまり、おごってほしいと願ったあなたは、相手にも譲れない条件を突きつけられている可能性があります。例えば女性らしさとか、彼を褒めて立てることとか。それって最初は些細なことかもしれませんが、本質ではあなた本来の魅力を肯定してないこととイコールです。そんな相手に、本当におごってもらえたりエスコートしてもらえたりするだけで、心を委ねることができるでしょうか。
おごるということを体験していますか?
おごってもらったり、プレゼントをもらったりしたい。男性に抱くそんなニーズは、どうやって落ち着かせたらよいのでしょう。そもそも根底に「自分は男性に大事にされたい」という願望があるからこそ、過剰に相手に金銭でのケアを望んでいる心の流れがあります。
まずは、この「自分はもっと大事にされるべき存在だ!」といった不満を感じてみましょう。そして同時に、現実世界でも一度相手の立場に立ってみてほしいのです。
具体的には、そんなにおごってもらうことを望むなら一度誰かをおごりましょう! もちろん意中の男性でも良いのですが、周りの友達でもいいです。いつも自分が望む価格帯と同じお店に行き、全額自分で支払ってみるのです。
おそらく、おごられたいと望んでいる女性の多くは、おごるという逆の立場に慣れていないと思います。そんな人がおごってみると、「金額が高いな」「大変だな」と感じるのではないでしょうか。
その感覚をしっかり味わってほしいのです。あなたは男性に大変だなと感じる行為を期待し、それを超えた人だけが自分を大事に思っていると考えています。これってある種の“カセ”を相手に押し付けていることであると気づいてほしいのです。
愛情とか優しさは、何かのカセを超えたから証明されるものではありません。それに自分が平然とやれないことを、相手に望むのも対等とはいえないですよね。こういった期待の押しつけから抜け出せると、本当に自分と相性がいい人、本当に自分を大切にしてくれる人がどんな人か、見えてくるかもしれません。
お金で愛を見失わないような恋愛をしていきましょう。
おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト
10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。
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