仕事や勉強もできるし美人なのに…「恋愛で失敗しやすい女性」の共通点5つ #100
ananweb / 2020年12月17日 20時0分
勉強もできたし仕事も頑張っている。容姿も普通かそれ以上。でも、恋愛はいつも1年生。好きになる人みんなとうまくいかなくて…いざ好きな人の前に出ると、緊張して自分らしくいられない。そんな悩み、実は幼少期のトラウマが原因かもしれません。
文・おおしまりえ
【おおしまりえの恋愛道場】vol. 100
仕事や勉強もできるし美人なのに、恋愛でいつも失敗する女性に共通すること
見た目も美人で仕事もできる。性格も悪いわけではないし、コミュニケーション力も普通にある。誰がどう見ても恋愛で大苦戦するようには見えないのに、なぜか恋愛ベタっぷりを発揮している女性っていませんか。いや、この記事を読んでいるあなたがそうだったりするのでしょう。
例えば、いつもちょっとダメ男と付き合っていたり、好きになる人には遊ばれてばっかりだったり。はたまた恋愛してそうなのに全然彼氏がいなかったり。
周りが感じるいい女感とは真逆の恋愛状況にある女性には、根本的な愛情の感じ方、求め方に問題があったりします。今回は隠れ恋愛ベタ女性が抱える、負のループに陥る仕組みを紐解きます。
パッと見「デキる女」なのに恋愛ベタ! 共通する3項目
恋愛ベタといってもそのタイプはさまざまいます。今回は「彼氏途切れなさそうだよね」「モテそうだよね」なんて言われ、周りからは精神的にも自立していそうに見られる。でも実際の恋愛事情は、遊ばれたり振られたり、都合のいいポジションに置かれたりと、さんざんな状況にある隠れ恋愛ベタ女性たち。
まずはそういった隠れ恋愛ベタ女性に共通する3つの特徴を解説します。
つい好きな相手には都合のいい女になってしまう
仕事や友人関係では普通に振る舞えるのに、なぜか気持ちを注いでいる相手には強く出られない。そんな不思議なカラクリを抱えていたりしませんか。表面的には尽くすのが好きだから…と理解していたとしても、実は根底には都合よく相手に合わせることで、嫌われたくないとか、自分を必要としてもらいたいといった感情が隠れています。
付き合うと自分が出せず、つまらない女になってしまうことがある
好きな相手にだけ普段通りに振る舞えない女性は、好きな相手と付き合えたとしても、本来ある魅力を発揮できません。その結果付き合った後に、彼に「こんなタイプだと思ってなかった」とか「実はつまらない人」といった不本意な判断をもらうことがあります。でもそれ、あなたが悪いんじゃありません。心にへばりついた恋愛ベタの仕組みが、自然とあなたを恋愛がうまくいかない方向へ仕向けているんです。
いろいろな失敗から「好きな人とは付き合えない」というジンクスを持っている
こういった恋愛への失敗を繰り返した結果、「恋愛はできるけど、好きになる相手とは付き合えない」といった思い込みを持っている人はけっこう多いです。でもそれは、好きになった相手と付き合えない(うまくいかない)のではなく、好きな相手を前にすると、うまくいかないような振る舞いを自動的にあなたがしてしまうことにあります。その仕組みを知るだけでも、もしかしたらその恋愛は変わっていくかもしれません。
自立した女性が恋愛ベタなままの本当の理由
仕事や普段の人間関係では、特に問題なく自分で考え自分の意見も言えるのに、好きな相手になると、自分が引っ込み、そして緊張や不安から過度にしおらしくなってしまう。そんな悪いギャップを抱えた恋愛ベタな女性の心の中にあるネックとはどんなものかをご説明していきます。
実はそれは、小さい頃の愛情の注がれ方と受け取り方に関係しています。私達人間は、誰しもコミュニケーションの基本を小さい頃の親や養育者とのやり取りの中で、自然と覚えていきます。
この時、安心できる十分な愛を受け取れないと、心の中には愛情不足の感覚がたまっていきます。そして漠然と「私は大好きな人から愛情がもらえない人間なんだ」といった思い込みを抱えて成長してしまうのです。
こうして無意識レベルで「私は大好きな人から愛情がもらえない」といった思い込みを抱えて恋愛を始めようとすると、そもそも相手から好かれない原因は自分の不完全さにあると思い、努力で補おうとします。
もちろん恋愛のために努力することは大事なことですが、結果として容姿や学力、仕事ができるといった自分を磨いて高めることで、足りなかった愛を注いでもらおうと頑張る仕組みができあがるのです。
パッと見て容姿もかわいくて頭も良くて、コミュニケーション力もあるのに、恋愛だけがうまくできない。そんな女性は、実は根本にある愛情への欲求をそれ以外の努力で補おうとした結果、やっぱり愛情不足が埋まらず、好きな相手には自信のある自分でいられない。そんなジレンマの中にいるだけかもしれません。
恋愛ベタから脱するための取り組み
改めて考えてみると、自分は愛されるには不完全だから努力する。この考えと行動は、本当に正しいのか疑問が残りますよね。しかし、実際心にしっかり根づいたこれら思い込みは、どうやって変えていけば良いのでしょう。
その1歩目は「自分の中にはいつも愛情不足な気持ちがあって、今のまま愛されることに不安がある」ということを、まずは理解してあげてください。そして完璧ではない自分を許し、頑張って努力してきたことを認めてあげることから変化は始まります。
今までは不完全な自分を認めず、努力に努力を重ねていたと思います。ですが自分の不完全さを仕事やコミュ力など別の努力で補おうとしても、それは別の努力でしかありません。今起きている恋愛ベタの状況は、土台になっている愛情不足の感覚や不完全な感覚を見直すしか、解決方法は無いのです。
愛情不足による心の不安感は、努力ではなかなか抜け出すことはできません。その代わり、過去の自分を受け入れ、そして心の思い込みを消化できれば、一気に相手に緊張したり、過剰に気を使いすぎない自分になったりすることは可能です。
自立しているからこその落とし穴、あなたは思い当たる節がありましたか? ぜひ今までの自分の頑張りをたたえつつ、本当の心の声に耳を傾けてみませんか。
おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト
10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。
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