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mol-74「結成当時、僕らはだいぶひねくれてた」 結成10年で見つけた“らしさ”

ananweb / 2021年3月4日 18時40分

mol-74「結成当時、僕らはだいぶひねくれてた」 結成10年で見つけた“らしさ”

2ndEP『Answers』の表題曲は、浮遊感のあるアレンジやメランコリックな歌といったmol-74らしさがありながら、サビが際立った展開がとてもキャッチーだ。

今までやってなかったことを取り入れたかった。

「オーソドックスな構成にしたかったんですね。かつ今まで自分らがやってなかったことを取り入れたくて。それで、よくJポップにある、ラストサビで転調して半音上がる展開を取り入れてみました」(武市)

「あまり“らしさ”ばかりを意識してもおもしろみがないと思ったので、ギターを歪ませて火花が散るような音色を出していたり。やっぱり新しいチャレンジはしていきたいですよね」(井上)

「デモの段階では、もっと打ち込み感が強かったんですが、その雰囲気を残しつつ、弾いてる人の表情や空気感がちゃんと見えるようにアレンジしていきました」(髙橋)

アニメ『BORUTO-ボルト-NARUTO NEXT GENERATIONS』のエンディングテーマであり、不安を感じながらも希望に向かう強い意志を感じさせる。

「去年ツアーが中止になってしまって、バンドの士気が少し下がってしまったんですね。それで、例えばメンバーが脱退してしまったらってことを想像して感じた思いと、『BORUTO』で描かれてる別れのシーンを重ねて歌詞を書きました。コロナの影響もあって、2020年は選択肢がすごく増えた年だと思っていて。でも全部をネガティブなものではなく、何年かして、あの選択があるからこそ今があると捉えられたらって思いもありました」(武市)

音楽性がバラバラの4曲が収められたEP。しかしどの曲も、繊細な情景が浮かび上がる。結成から10年が経ち、“自分たちらしさ”についてはどう考えているのだろう?

「結成当時、僕らはだいぶひねくれてたので(笑)、周りがやってないことをやろうと思ってて。僕がファルセットで歌ってるのもそうですし、ギターで空気感を作るのがかっこいいなって思っていて」(武市)

「ドラムも変な縛りを設けたりしてましたね(笑)」(坂東)

「でも歳を重ねていくうちに角が取れるというか。幼少期はJポップしか聴いてなかったこともあって、その土壌に挑戦してみたい気持ちも加わって、最近の曲が生まれてきてる気がします」(武市)

2nd EP『Answers』。アニメ『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』エンディングテーマを含む4曲入り。【初回生産限定盤(CD+DVD)】¥1,500 【通常盤(CD)】¥1,250(Sony Music Labels)

モルカルマイナスナナジュウヨン 左から、井上雄斗(Gt&Cho)、武市和希(Vo&Gt&Key)、髙橋涼馬(Ba&Cho)、坂東志洋(Dr)。2010年、京都で結成。’19年4月、初のフルアルバム『mol-74』でメジャーデビュー。

※『anan』2021年3月10日号より。写真・大嶋千尋 ヘア&メイク・山口朋子 取材、文・小松香里

(by anan編集部)

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