好きだけど、心配だよ…男性が結婚をためらってしまう「彼女の行動」
ananweb / 2021年7月29日 21時30分
現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、結婚を視野に入れたお付き合いをしている彼から、浪費癖を指摘された25歳女性。三松先生が、大人女性のための正しいお金の使い方を教えてくれます!
奈々(25)そろそろ結婚! と思いきや、お金管理力レスで暗雲が
【レスなひとびと】vol. 126
表参道のケヤキ並木に面したカフェ&ダイニングでストローを噛んで「ああ、お金ないし」とぼやく奈々、25歳。IT企業でWebディレクターをしていて、同世代よりはちょっと稼いでいるはずなのに。
気づいたら、クレジットカードの請求が手取りを超えている…なんてことが度々ある。何にこんな使ったんだ?
テーブルには、期間限定のメロンのアフターヌーンティーセット。限定だし、行くしかないよね! ってことで、友人の未華子とやってきた。
「奈々、太一くんとはどうなの? もう付き合って何年よ」
「大学からだから、7年かな。仲良くやってるよ」
「えー長いしいい」
女子二人集まれば、恋愛トークで幕が開ける。
ひと通りしゃべり倒したあとは、だらだらインスタを見ながら会話。「この『CELFORD』のワンピ、かわいくない?」「かわいっ! 3万円か…」「でもボーナス入ったし、昨日からセールで20%オフだよ。今しか着られなさそうなデザインだし」
勢いでポチ。
「アイシャドウが見たい」という未華子に付き合って、そのあとは渋谷のスクランブルスクエアへ。デパコスがそろっているわりに、百貨店よりも空いていて穴場なのだ。
『THREE』か『LUNASOL』か、迷う未華子とともにテスターを試していると、だんだんと奈々もほしくなってくる。「このパレット、ずっと売り切れてて、今日やっと再入荷したんですよ。お客さま、この色すっごく似合うと思います」
セールストークに乗せられて買う。
昨夜はひとりエッチ用のグッズをネットで買った。おかず用のエッチコミックも有料でドカ買いしてるし。エッチ系にムチャお金使ってる。エッチだけでなく、先週は美容院で1万8000円使ったし。
今週だけでいくら使ったのか、考えるのも怖い。笑いながらお金ないって言ったけど、本当は笑えない。深刻だ。
実は、プロポーズ間近かと思っていた太一に、先週言われてしまった。
「奈々のいつも楽しそうなところは大好きだけど、お金の使い方は心配だよ。浪費女子だよね」と。
こんなことでフラれるわけにはいかない。奈々は未華子に帰り際「未華子って家計簿つけてるの」と聞いてみる。買い物後、未華子がちょこちょこ金額を入力するのを見ていたのだ。
「うん、記録してるよ。アプリすごい楽だよ」
「それ、教えて!」
現実を直視するのは怖いけど、フラれるよりマシ。ここで、腹くくって家計簿アプリやってみようと思う。
【三松さんからのコメント】一生懸命働いて稼いだお金で好きな服やコスメを買う。全然悪いことじゃありません。むしろ自分で自分をご機嫌にできるって、ナイスですよ。
しかし! いざ結婚して家計をともにする相手ができるとなると、話は別。お金の使い方に賢くならないと生き延びることができない。お金理由の夫婦喧嘩がどんだけ多いか知ってますか!
自分のお給料とパートナーのお給料を合体させる人多いでしょ。夫の立場になってみて。せっかく働いて得たお金を、妻が無計画に使ってしまう、と思うと結婚を躊躇するのは当然。
いまや、お財布が別々という夫婦も結構いますが、パートナーが貯金無理系だとちょっと不安。子育て資金も老後資金も、片方だけが負担することに。そして「離婚なんてなったら、俺の貯金半分持ってかれる? 損やんか」
という話になりそうですし。
家計簿アプリ、いいですね。まずは、何にどれだけ使ったか把握することから始めてね。本当に生活に必要な金額がわかることで「お金がない」という漠然とした不安から逃れられるはずです。
努力して改善しようとしている奈々さんの姿を見て、太一さんだって「俺と一緒にいるために…嬉しいじゃないか」とジーンとくるかも。
もし、長期的な貯金の計画を立てたいのなら専門家・ライフプランナーさんに相談するのも手。将来かかってくるお金や必要貯金額がわかって、安心できます。太一さんと一緒にいけば、将来一緒にいる未来がより明確になる。
「お金の使い方は本人の意志次第でガラリと変わる。管理力レスだと、将来地獄を見ることに。イソップ童話のアリとキリギリスを読み返せ!」
三松 真由美
恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。
©Noel Hendrickson/Gettyimages
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文・三松真由美
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