印象的な“花束”の贈り方とは? センス抜群“秋のブーケ”3選
ananweb / 2021年10月24日 18時10分
ブーケをプレゼントされると無条件にときめくし、飾ると部屋がぱっと華やぐもの。心も日々の暮らしもみずみずしいうるおいで満たしてくれる花の贈り物を今年はぜひ、大切なあの人へ。
より印象的な花束を贈るには?
ギフトの花束をフローリストにオーダーする時に大切なのは贈るシーンや相手のイメージをまずはきちんと伝えること。その上で季節感を届ける意識や心を込めたプラスαを加えるとより印象的で気の利いた花束に。そこで押さえたいポイントをフローリストの岡本美穂さんが教えてくれました。
旬を意識する
花束を贈る際、相手の好きな花や色をあらかじめリサーチしておくことは重要。でも、それにとらわれて使う花や色を決めすぎると、ベストな花束にならないことも。「花には旬があり、それが一番美しいもの。まずはフローリストにその時期の旬をいくつか聞き、気に入った花を主役に束ねてもらうのがおすすめです」(岡本さん)
花器と一緒に贈る
花を贈る時には、相手が飾ることまで考えたいもの。「最近、増えているのが、花束とフラワーベースのセット。花と花器を販売しているお店も多いですが、インテリアショップなどで買った花器を持ち込み、それに合うように花束を作ってもらってもいい。それをきっかけに、その花器に花を飾る暮らしを楽しんでもらえたら素敵ですよね」
手紙やギフトを添える
より特別感のある演出をするならば、手紙やプレゼントを一緒に贈るのもおすすめ。「今までにメッセージを書いた手紙やカード、本やシャンパンなどを持ち込まれた方がいらっしゃいましたが、そこから花束のイメージが膨らむこともあります。相手に喜んでもらいたい気持ちはより伝わりやすくなり、インパクトも強くなると思います」
岡本美穂さん フローリスト。『MIHO FLOWERS』主宰。オーダー制のフラワーギフトやワークショップ、撮影スタイリングなどを手がける。「ナチュラルも毒っ気もいろいろミックスするのが好き」。花束¥8,800~。
おしゃれな人が御用達のあの店でセンスのいい花束をオーダー。
花を愛し、花のある生活を楽しむ3人がお気に入りのフローリスト&スポットを紹介。各ショップのお得意スタイルで秋のブーケを束ねてもらいました。
THE DAFFODILS(ザ・ダッフォディルズ)
モデル、俳優・高山 都さん Recommend
アンティークカラーの花束がシックでフェミニン。
「色みや花選びのセンスがニュアンスあって絶妙。この店で作ってもらうブーケは、華やかでわかりやすいというより、少しエッジの利いた、ファッション性を意識したギフトにおすすめです」。そう語る高山さんお気に入りの『ザ・ダッフォディルズ』では、トーンを抑えながらも、花の魅力を引き出した華のあるブーケを提案。今回の花束もアンティークのようなピンク系のカラートーンでまとめられ、フェミニンかつ洗練された雰囲気。¥5,500 東京都目黒区鷹番2‐5‐17 コーポ丸基103 TEL:03・6303・1669 11:00~21:00 木曜休 ブーケ¥3,300~。全国発送可能※一部除く
Bouquet:ダリア、バラ、ジニア、エキナセア、クレマチス、アストランチャー、セロシア、アフリカンブルーバジル、ハクチョウゲ
高山 都 モデル、俳優、ラジオパーソナリティなど幅広く活動。趣味は料理とマラソン。著書『高山都の美食姿』1~4(双葉社)シリーズも好評。花束はその人のライフスタイルに合わせて選ぶそう。
BIONIC PLANTS(バイオニック プランツ)
『YARN HOME』デザイナー・荒川祐美さん Recommend
ピンクのグラデーションにかわいらしさと大人っぽさが。
かわいい色の花をメインに、実物や葉物、草花をプラス。わさわさと季節感を楽しむブーケが得意の『バイオニック プランツ』。「一本でも華やかで個性のある花が多く、甘すぎないので、年齢や性別を問わず選びやすい。ラッピングもシンプルでセンスが良く、花の個性が引き立ちます」と荒川さん。スモーキーピンクのペーパーに包まれた花束は、さまざまな花が織りなすピンクの濃淡に愛らしさと大人っぽさが漂う。¥5,500 東京都目黒区八雲1‐8‐4 TEL:03・6421・1977 11:00~19:00(日曜~18:00) 不定休 ブーケは予算に応じて。全国発送可能※一部除く
Bouquet:ダリア、千日紅、カラー、コスモス、スターチス、ユーカリ、グミの葉など
荒川祐美 2016年に肌ざわりのいいファブリックを使った寝具ブランド、『ヤーン ホーム』をスタート。ホームパーティの手みやげや、なんでもない日に会う友人にさりげなく花を贈るのも好き。
LOVELETTER(ラブレター)
料理家・冷水希三子さん Recommend
ドライにして長く楽しめるグリーン×ブラウンのブーケ。
「友人のお誕生日会での花の飾りつけを見て一目惚れしました。甘すぎない花のセレクトとデコレーションセンスがとても素敵です」と冷水さん。こちらの『ラブレター』は、知る人ぞ知る事前予約制の完全オーダーメイドのアトリエ。店主のmemeさんは、「ブーケは花の種類をできるだけ絞り、色みも抑えて、ざっくりと束ねるのが好き」とのこと。今回の、グリーン~茶系でまとめた秋らしい花束は、そのままドライにして長く楽しめる。¥5,500 東京都中野区本町4‐5‐18‐1・2F TEL:なし 営業時間:不定 不定休 ブーケは¥3,300~。全国発送可能。
Bouquet:レッドブルニア、ネベリア クラスタースター、パニカム、コニファー、ツゲ
冷水希三子 旬の食材を最大限に生かしたシンプルだが滋味深い料理が人気。花を贈る時に大切にしているのは「季節感ときらびやかにしすぎないこと、そしてTPOに合わせたボリューム感」とか。
※『anan』2021年10月27日号より。写真・山口 明 スタイリスト・野崎未菜美 構成、文・野尻和代 撮影協力・UTUWA
(by anan編集部)
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