出産後に加速する“夫のモラハラ”… そのとき幼い息子が放った「転機となる一言」【後編】
ananweb / 2021年11月30日 21時15分
結婚するまでは誠実で優しい姿を見せていたものの、結婚してから「モラハラ」な本性をあらわす男性もいます。舞花さん(34歳女性/当時)の夫もそのケースで、何かにつけて妻と義母を比較する性格だったそう。そんな夫に嫌気がさして離婚を考え始めたころに、妊娠が発覚。今回は、そんなモラハラ夫と生活をした4年間の実態について、メンタル心理カウンセラーの並木まきが話を聞きました。
息子を出産するも夫のモラハラは加速…
「子どもが産まれても、夫はそのことをさほど喜んでくれなかったんです。むしろ息子の世話に私がつきっきりになるので、夫のために時間がさけないことが不満のようでした。
毎日のように『子育てと家事を両立できないのは、能力が低いからだ』と罵られ、私も自分に自信を失う日々。そんな生活が何年も続き、メンタルも限界を迎えていたときに言葉を話せるようになった息子が、夫のいないところでポツリと『ママかわいそう』と言ったんです。
息子の前では笑顔でいることを心がけ、明るく振る舞っていたつもりが、『全部お見通しだったんだな…』と思いましたね」
このことをきっかけとして、夫との離婚を再び考え始めたという舞花さん。
子どもが小さかったこともあり、「シングルマザーで息子をきちんと育てられるのか」だけが気がかりで離婚を踏みとどまっていたそう。
しかし、息子が自分を心配していると知り、「このままでは私がどんなに我慢をしても、それを見ている息子に悲しい思いをさせてしまう」という思いが強くなったとのこと。
夫には言わず荷物をまとめて別居… 失っていた幸せを取り戻したい
「夫はモラハラ、マザコン気質なうえに、かなりの浪費家。そのため、家庭にもほとんどお金を入れてくれていませんでした。
私は契約社員で、収入があまり良くないこともあって、なかなか別居費用を捻出できずにいたんです。しかし、そんなことを言っている場合ではないと思い立ち、実家に相談。実家から援助をしてもらえることになって、すぐさま別居を決行しました。
夫に言えば、また罵られて邪魔をされると思ったので、内緒で荷物をまとめ、行き先も告げずに息子とふたりでひっそりと家を出たんです。
その後、家出に気づいた夫からしばらくは怒りのLINEや電話が鳴り止みませんでしたが、その内容もかなりモラハラなものだったので、『今後、離婚する際に有利な証拠になるかもしれない…』と考え、全部記録に残しました」
そして今は、離婚調停中。当初は夫が離婚を渋っていたようですが、今では渋々ながらも合意していて、あとは財産分与や養育費などを決めるだけのところまで来ているそうです。
「今となっては、もっと早く行動に移せばよかったという気がしますね。夫にモラハラやマザコンな気質がある場合、どんなに妻が努力しても、改善する可能性は低いと感じています。
もうすぐ離婚が成立すると思うので、そうしたらやっと自分らしい人生を送れます。息子とふたりで幸せな日々を過ごしたいですね」
舞花さんのケースのように夫にモラハラ気質がある場合、よほどのことがなければ夫の性格が変わることはないでしょう。我慢をしても、その我慢が報われず、つらい思いをしている妻も少なくないのが現実です。
そういう場合、離婚を決意することが自分らしい人生を取り戻すキッカケになることも。今回の話のように勇気を出して一歩を踏み出すことによって、地獄のような毎日から抜け出せたというケースもあります。
モラハラやマザコン気質の男性と結婚をすると苦労するという話も聞きますが、相手の本性を完全に見抜けないこともあるでしょう。ただ、その片鱗が結婚前に現れることもあります。そのため、結婚前に少しでも「変だな」と感じるところがあれば、しっかりと相手を観察してから結婚を決めたほうが良いでしょう。
©d3sign/gettyimages
©maruco/shutterstock
文・並木まき
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