“私はあなたのATMなの…?” 不倫妻が受けた「年下彼の鬼畜の所業」【後編】
ananweb / 2021年12月18日 20時45分
年下の男性に甘えられて、思わずトキめいてしまった経験はありませんか? 怜美さん(仮名・36歳)は、かつてひと回りも年下の役者志望のイツキさん(仮名)と不倫関係に堕ちてしまいました。彼に夢中になっているのをいいことに、かなり理不尽な目に遭わされたそう。今回は、悲惨な不倫の結末までを詳しく伺いました。
役者からの急な方向転換
「イツキくん(仮名)の出演する舞台や、それ以外のチケット代も合わせると、購入額はかなり大きくなってきていました。するとイツキくんが急に、『声優の学校に通いたい』と言い始めたんです。
『自分は声優のほうが向いている』『役者の経験も活かせるから』と自信を持っているようでした。しかし、入学費や授業料で、100万円ほどかかると…。
本人は『バイトを増やすから大丈夫』と言うんですが、私をあてにしているとしか思えませんでした。ですが、彼のお願いとあればと、働いていたときの貯金、そして失業手当が残っていたので、そこから払ってあげました」
1通のメールから彼の本性が…
「だいぶ貯金が減ってきていて、そろそろ働かなければいけないかなと思っていたときでした。1通のメールが届いたんです。知らない相手だったので、最初は迷惑メールかなと思いました。
とりあえず開いてみると、イツキくんに関することが書いてありました。そこには『彼は女性を騙している』の衝撃の一文が。そして、私もそのなかのひとりだと書かれていました。彼には、私のようにお金を出してくれる女性が何人かいて、都合のいいように扱っていると…。
メールの送り主は、彼の出演した舞台の裏方をしていた女性でした。以前観劇した際に、アンケート用紙にメールアドレスを記入したため、メッセージを送ることができたのだそう。
そして、その女性も、イツキくんに手玉に取られたひとりだというのです」
アパートに彼の姿はなく…
「メールの内容を、すぐには信じられませんでした。ただ、考えるほどに焦りが生じてきましたね。漠然と抱いていた不安が、明確なものに変わってきたのです。
居ても立ってもいられず、彼の家に向かいました。直接会って話がしたいと思ったんです。ところが、住んでいるはずのアパートに行くと、彼の名前がないんです。連絡を入れると、『引っ越したよ』と、『言ってなかったっけ?』と。
そこから彼の引っ越した先に向かいました。そこは、以前住んでいたアパートとは比べものにならないぐらい立派なマンションでした」
絶望、そして離婚へ
「私は、単なる彼のATMにすぎなかったんです。ただ、年下の男にのぼせ上がっていただけ。気づけば、貯金もわずか。私はようやく現実に立ち返ったのでした。
すると、一気に不安が押し寄せてきました。絶望感に襲われ、流産したときのように精神的に不安定になり、家から出られなくなってしまって。私は再び、療養生活に入りました。
そうなってしまった原因を、夫は大方知っていたようです。私の性格を熟知しているので、何をしていたかの予想がついたのでしょう。夫婦関係に関しては、すでに諦めていたんですね。
私がある程度回復したところで、夫から離婚を告げられました。私には拒む資格などありません。今はイツキくんとの縁をきっぱり絶って独り身に。クリーニング店で細々とパートをしています。今度は弱みにつけこんでくる人ではなく、ピンチを支えてくれる人に出会えたらなと思っています」
“年下彼と不倫に堕ちた昼顔妻の告白”をご紹介しました。
彼女はどうやら、何にでものめり込んでしまうタイプなのでしょう。精神的に余裕がないときに近寄ってきた男性に、人生の歯車を狂わされてしまった被害者なのかもしれません。
とはいえ、不倫は不倫です。ご主人とも、離婚を経て前向きな人生を歩めるように、再スタートできたのは不幸中の幸いなのでしょう。
©Westend61/gettyimages
©Sam Edwards/gettyimages
文・塚田牧夫
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