アルバイト先で不倫…夫に離婚を突きつけた25歳妻の「大きすぎる代償」【後編】
ananweb / 2022年3月1日 20時10分
卒業後すぐに結婚し、自らの意思で専業主婦になった葵さん(当時25歳)。ある時、夫の紹介でファッション関連のPR企業で事務のアルバイトを始めます。初めて経験する華やかな業界で、20代を謳歌する同僚たちに刺激を受けた葵さんは、イケメンデザイナーの晴人さんと深い仲に。知らない世界を教えてくれる彼に惹かれ、夫を騙しながら不倫を続けますが、彼女を待っていたのは恐ろしい結末でした。
夫と不倫相手をつい比較してしまう…
「晴人はいつも素敵なデートに連れて行ってくれて、一緒にいると自分が特別な女性になったような気持ちになれました。会員制のお店とか、有名人が集まるパーティとか、キラキラした世界を見せてくれる彼が本当に完璧な男性に思えて…。
でも家に帰ると、ごく普通の夫が待っていて、私は家事に追われるだけの刺激のない毎日。そのギャップにどんどん嫌気がさしていきました。夫の祐樹のことが物足りなく思えてきてしまって、急激に気持ちも冷めていったんです」
変わらず優しく接してくれる妻思いの祐樹さん。しかし晴人さんと比較するとどうしても、夫がつまらない男性にしか見えないのです。決定打となったのは、葵さんの誕生日でした。
「夫が誕生日当日にお祝いしてくれるというので、本当は晴人と過ごしたかったけれどさすがに我慢して、夫とディナーに行きました。だけどそこでも晴人と比較してしまいます。夫婦で何度も行ったことのある近所のイタリアンを予約してくれましたが、内心『晴人みたいにもっとオシャレで高級なお店を予約してくれたらよかったのに…』と考えていました。プレゼントにくれたピアスも、趣味に合わなかったし、晴人だったらハイブランドのジュエリーをくれるんだろうなあ…なんて思ってしまいました」
不倫相手に本気になった結果、夫に全てを打ち明けて…
こうして、夫への愛情は完全に冷めた状態で、晴人さんとの不倫を続けていた葵さん。しかしそうはいっても、家庭がある手前、多くても週1のデートが限界です。
晴人さんへの思いが強くなるにつれて、「もっと会いたい」「お泊まりもしたい」という欲望が止まらなくなっていきます。
「ある時晴人が、『葵のことを独り占めしたい。そんな冴えない旦那と離婚して、俺を選べばいいのに』と言ってきました。その一言で、ギリギリ保っていた心のストッパーのようなものが一気に外れてしまい…」
ついに葵さんは、晴人さんと一緒になるために離婚を決意しました。しかし夫の祐樹さんが、そう簡単に離婚に応じてくれるはずはありません。そこで正直に、他に愛する男性がいることを打ち明けたのです。
「晴人の存在を明かしただけでなく、もう夫のことは男として見られず、愛情は完全に冷めてしまったことや、働き始めてから新しい世界を知ってしまい、卒業してすぐに結婚したことや家庭に入ったことを後悔しているという本音も、洗いざらい話しました。夫は本当にショックを受けていて、現実を受け止めきれないようで…。まずは一旦、別居することになったんです」
葵さんはすぐに荷物をまとめると、家を飛び出しました。行き先はもちろん、晴人さんのところ。しかし彼の反応は思ってもみないものでした。
不倫相手から言われた、信じられない一言
「てっきり別居を喜んでくれると思ったら、真逆だったんです。『旦那と離婚すればいいのに』って言っていたのも本心ではなかったらしく、まさか本当に離婚に踏み切るとは思ってもいなかったみたいで、『離婚騒動に俺を巻き込まないでくれ』と言われました。
これは後から知ったことですが、晴人には私以外に何人も女性がいたらしく、そのほとんどが人妻でした。つまり人妻と不倫することでただスリルを楽しんでいただけだったようです…」
結局、晴人さんからは冷たく拒絶され、行き場を失ってしまった葵さん。幸い離婚はまだしていなかったので、心を入れ替えて家庭に戻ることを決意したものの、何もかも元どおりというわけにはいきません。
「夫の信頼を完全に失ってしまい、なんとか離婚は踏みとどまってもらっているものの、別居状態が続いています。こうなってみてようやく気づいたのが、私のことをいつも一番に考えて気遣ってくれた夫の存在の大きさ。でも、そんな夫を裏切った私に、前のように優しくしてくれるはずもなく…。大切なものを失ってしまったことを、本気で後悔しています」
結果的に、全てを失ってしまった葵さん。現在は別居中ですが、いつ夫から離婚を切り出されるのではないかとビクビクしながら毎日を過ごしているそうです。
本当に大切なものが何なのかを失ってから気づいても、時計の針は戻すことができません。日々の幸せに感謝することを忘れ、誘惑に負けてしまうと取り返しのつかない結果が待ち受けていることがあるのです。
©PLASTICBOYSTUDIO/Gettyimages
©Michel Tripepi / EyeEm/Gettyimages
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取材・文 小泉幸
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