大泉洋が天才と絶賛する島太星に織部典成が「いてくれてよかった」
ananweb / 2022年3月17日 18時30分
今回、ご紹介するのは、映画『あしたのわたしへ 私の卒業―第3期―』。静岡県伊東市を舞台に、高校生たちが自身の将来に思い悩みながらも、それぞれが決断をしていく姿を描いた青春映画です。本作に出演した、織部典成さんと島太星さんにお話をうかがいました。
「青春も、伊東市の良さも楽しめる作品です」
織部典成さん(左)と島太星さん(右)
【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 103
映画『あしたのわたしへ 私の卒業―第3期―』は、YouTubeオリジナルで240万再生を突破した、若手発掘・育成プロジェクトを映画化した作品です。
出演者はプロアマ問わず、すべてオーディションで決定。オーディションに参加した741名から22名が選ばれ、3回のワークショップを経て、役が割り振られるという過酷なもの。
映画の成功を目指して懸命に努力する若手俳優たちの姿と、人生における初めての大きな岐路に立つ劇中の高校生たちの姿がリンクし、観る者の胸を熱くします。
メインキャスト7名のうちのひとりに選ばれた織部典成さんは、個性派演劇集団『劇団番町ボーイズ』に所属するイケメン俳優。
島太星さんは、北海道を拠点に活動するボーイズユニット『NORD(ノール)』のメンバー。事務所の先輩である大泉洋さんとバラエティ番組で共演し、憎めない天然キャラを披露したかと思えば、カラオケ番組では披露した楽曲7曲すべてが90点台をたたき出すという圧倒的歌唱力のギャップで注目を集めている、バラエティ期待の新星です。
ーー過酷なオーディションだったようですね。
織部さん まず最初に、どうしてこのオーディションに参加したのかを語るという課題がありました。おそらく、参加者それぞれの人間性をチェックされていたんだと思います。
島さん 実はワークショップの段階で、よっしー(織部さんのこと)が演じた役はあったのですが、僕が演じた役はなかったんです。
織部さん スタッフさんがワークショップで太星くんのキャラクターを知って、新しい役を作ってくださったんだと思います。
ーーワークショップはどのようなものでしたか?
織部さん いただいた情報は、メインキャスト7人の名前と人柄だけでした。その情報を頼りに、約3時間、参加者全員がお芝居を披露し、役を奪い合うようなものでした。すごい緊張感でした。
島さん ワークショップは、食うか食われるか。精神の殺し合いのような現場でした(笑)。
織部さん 僕と太星くんは以前から顔見知りで、お互いのライブを観に行くような仲だったんです。ワークショップで、太星くんを見かけたとき、「太星くんがいてくれてよかった」と心から思いました。
島さん よっしーが、王子さまのように見えました。
織部さん 張り詰めた空気が一変したのは、撮影初日のロケバスの中です。そこで打ち解けました。みんな、緊張していただけで、本当はいろいろなことを話したかったんだなって気づきました。
ーー演じた役の魅力について教えてください。
織部さん 僕が演じたのは、父親の事情で、東京から移住してきた転校⽣、清⽔洋輝です。クラスで浮いている存在で、なじもうとしない彼が菜穂⼦に出会って、新しい自分を知り、変わっていきます。普段見せない一面を見せるところに気をつけて演じました。彼が父親を尊敬していたり、自分をかっこよく見せようとからまわりしたりするところは、自分とリンクするところがありました。
島さん よっしーは、撮影現場で一番みんなとなじんでいたので、そんな彼が浮いている存在を演じるなんて、とても難しかったと思います。僕の役について、ですが、高校生ではなく、従業員なんです(笑)。本作にはシリアスなシーンもあるのですが、僕の登場シーンは雰囲気が違っていて。高石監督が楽しそうに、笑顔を見せながら撮っているところが嬉しかったです。ただ、僕が台本にないセリフを言いまくって、噛んでしまったときにも「はい、OK!」と言ってくださっていて。あれはどこがOKだったのか、いまだにわかりません(笑)。
ーー最後に、本作の見どころを教えてください。
島さん 本作の舞台は、静岡県伊東市なんです。青春も、伊東市の良さも楽しめる作品となっています。食べ物もすごくおいしかったので、コロナが落ち着いたら、僕らが撮影したスポットを観光していただきたいです。
織部さん 高校卒業は、人生の分岐点です。そういうとき、悩みをひとりで抱え込まず、いろんな人に助けを求めても良いんだよというメッセージが伝わってくる映画です。多くの方に観ていただきたいです。
インタビューのこぼれ話
大泉洋さんが所属事務所クリエイティブオフィスキューの公式サイト内「CUE DIARY」で、『太星からのメール(電車などでは読まない方が良いです)』というタイトルで紹介した島さんのメールについて、ご本人に真意を確認! 「適当に送ったわけじゃないんですよ。最大限の敬語を使った結果、おかしな日本語になってしまっただけなんです」(島さん)。まだ読んだことのない方は、落ち込んだとき、楽しい気分になりたいときにぜひ一度お試しください!
Information
映画『あしたのわたしへ 私の卒業―第3期―』
3月18日より、新宿バルト9にて限定公開
出演:永井彩加、織部典成 / 三原羽衣、南北斗 / 立石ケン、片田陽依、足川結珠
小高サラ、加藤菜津、宮本和奏、道北陽菜、中正夕愛、木村魁希、簡秀吉、奥野太陽
桜木雅哉、さかたりさ、伊藤雛乃、菅田愛貴、八木拓海、村田寛奈、島太星ほか
監督:高石明彦、北川瞳
撮影・山野浩司 文・田嶋真理 ヘアメイク・仲田須加
撮影・山野浩司 文・田嶋真理 ヘアメイク・仲田須加
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