妊娠を伝えたら“会社を辞めてくれ”と… 社内不倫をした女性が味わった「生き地獄の日々」【後編】
ananweb / 2022年4月19日 20時45分
理奈さん(仮名・32歳)は、同じ部署に新しくやってきた上司の細谷さん(仮名)と一緒に仕事をするうちに、彼に好意を抱くようになりました。しかし、細谷さんはその当時妻と別居中の状態。さらに、以前職場の女性と不倫関係になったことで理奈さんの部署に異動になったことが同僚の良枝さん(仮名)からの忠告により発覚。しかし、すでに彼のことが気になっていた彼女は、ある日細谷さんに誘われたデートに出かけ、そのまま不倫関係に。その後、細谷さんとの関係は順調に進んでいったものの、あることをキッカケに状況が一変したのだとか。いったい何があったか、彼女に詳しく話をうかがいました。
彼のマンションへ通う日々
「上司の細谷さんと不倫関係となってからは、仕事終わりに待ち合わせて、彼の住むマンションにほぼ毎日行くように。
彼からは別居中の妻との関係も聞かされていて、“もうすぐ離婚するから、待っていてほしい”と言われていました。さらに、“愛する君との間に子どもが欲しい”とも言ってくれていて、このまま彼と結婚するんだろうなと思っていたんです。
心配なことと言えば、“会社に私たちの関係をどう説明するのか…”ぐらいでしたね」
妊娠を告げると…
「そんなある日、私は体調に異変を感じました。それまで順調だった月経が来ないのです。また、試しに妊娠検査薬を使ったら、陽性判定が出て…。そのことを彼に打ち明けると、彼は神妙な顔つきになりました。
そこで彼に“ちゃんと検査したほうがいい”と言われた私は病院に行くことに。すると、医者から妊娠していることを告げられました。
妊娠が確定したとき、私はとても嬉しかったんです。なぜなら、彼は絶対に喜んでくれるだろうと思っていましたし、これが離婚の決め手になればスムーズに結婚できるだろうと考えていたので…。
ところがです。彼に妊娠していたことを伝えると、彼は“マズいことになった…”と今までの態度を豹変させたのです」
恐ろしい彼の本性
「彼は妊娠している私に対し、“会社にバレるとマズい”、“お願いだからこのことを黙ったまま会社を辞めてくれ”と言ってきました。さらに、“できれば子どものことは諦めて欲しい”とまで…。そこで彼の本性を知った私は、一気に絶望の淵に突き落とされました。
それまで私は一回も体調不良で会社を休んだことはなく、自分のカラダの丈夫さには自信があったんです。しかし、この一件により精神的にまいってしまったためか、体調を崩しがちになりました。
そして精神的にも肉体的にも追い詰められてしまった私は、“こうなったのはすべて細谷さんの妻のせいだ”、“彼女が離婚に同意してくれれば、細谷さんは私のもとに戻って来てくれる”と思うように。その結果、細谷さんの妻に連絡をしてしまったのです」
妻から告げられた驚愕の事実
「細谷さんの妻に連絡をして、“早く細谷さんと離婚して欲しい”と告げました。すると、“そんな話は出ていない”と言われ…。さらに、別居はお互いに冷静になるためにしているだけで、時間が経ったら別居を解消するつもりだったと…。
さらに、私の連絡によって彼の不倫を知った細谷さんの妻も取り乱してしまいました。そして、二人のやりとりだけでは、事態はもう収拾がつかない状態に…。その後、細谷さんの妻は職場に連絡。それにより、職場に私たちの関係がバレてしまったんです。
不倫発覚後、私は別の部署へ異動するだけすみましたが、細谷さんは同じケースが2回続いたことで退職に追い込まれてしまいました。その後、しばらくして妻と離婚したと聞きましたが、彼とはそれ以来連絡をとっていないので、今どこで彼が何をしているのかはわかりません。
私はというと、その後子どもを産んでシングルマザーとなりました。そして2年後に、同僚の良枝からの紹介で出会った男性と結婚することができ、今は平和な日々を過ごしています。
しかし、今でもふとした瞬間に不倫発覚後のあの地獄のような日々を思い出し、パニックになってしまうことがあるんです。それに今結婚し家庭を持っているからこそ、あのとき細谷さんの妻にした自分の行動がいかに酷いものであったのかを実感しています。
もうあんな経験は二度としたくありません。もし細谷さんと出会ったばかりの頃に戻れるのなら、私は絶対に不倫する道を選ばなかったでしょう…」
“職場の上司との不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。
今回のケースのように、不倫相手に対し「妻とは離婚する」という嘘を告げ、関係を続けようとする不倫男性は少なくありません。
また、結果的に理奈さんはその後平和な暮らしを手に入れることができたようですが、不倫したことをかなり後悔する羽目になったようです。
©maruco/gettyimages
©PrathanChorruangsak/gettyimages
文・塚田牧夫
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