スマホには何件もの不在着信… 夫も親友も裏切った不倫妻の「悲しすぎる末路」【後編】
ananweb / 2022年4月30日 21時15分
瑛子さん(仮名・33歳)は、4年ほど前に友人の由美さん(仮名)が出産したことを受け、由美さんと子どもに会うために福岡を訪ねました。その後、旅先で出会った北条さん(仮名)と意気投合した彼女は軽い気持ちで自らホテルに誘い、彼と一夜を共にしてしまったのです。そのときは“1度きりの不倫”だと思っていたのですが、瑛子さんが東京に帰って来た後に事態は思わぬ方向へと進んでいってしまったそう。いったい何があったのか、彼女に結末までをうかがいました。
東京で再会することに
「東京に戻ってきてからも、しばらくは福岡での出来事を思い出して、その余韻に浸っていましたね。福岡で出会い、関係を持ってしまった不倫相手の北条さん(仮名)とはその後もLINEでやり取りをしていましたが、もう会うことはないだろうと思っていました。
ところが、ある日、北条さんから“出張で東京に行くことになった。会いたい”という連絡が来て…。1度きりの関係だと思っていただけに、迷いました。
ですが結局、私もはやる気持ちを抑えられず、もう1度だけ会うことに。そのときは、“ただ食事をするだけ…”という思いでした。
でも、彼と会う当日、夫には“帰りは遅くなるかも”と伝えていたので、自分でも何かを期待していたのは間違いないでしょう」
2度目の不倫
「北条さんとは駅で待ち合わせることに。数か月ぶりの再会でしたが、北条さんの笑顔を見た途端、出会ったときに抱いた安心感が胸に蘇りました。
その後食事をして、いろいろな話をしていたら、あっという間に時間が過ぎていき…。すると、やっぱり“このまま離れたくない”という気持ちになっていました。
そうしたら、今度は北条さんから、“近くのホテルで飲み直しませんか?”と誘ってくれたんです。それは、かつて福岡で私が彼に言ったセリフでもあります。それを思い出して、お互いに吹き出してしまいました。
そして彼と近くのホテルに向かい、私は2度目の不倫をしてしまったのです」
夫に嘘をついて不倫旅行へ
「その後、北条さんが福岡に帰ってからというもの、以前よりも頻繁に連絡を取るようになりました。完全に遠距離恋愛をしているような気分でしたね。私は夫の目を盗んで、北条さんにLINEを送っていました。
するとやはり、また会いたくなってくるんですよね。そこで私は福岡に行く計画を立てました。
由美の家に行くことにすれば、夫にも怪しまれずにすむと思ったんです。そこで、由美には申し訳ないけれど、旅行の理由にさせてもらうことにしました。
ただ、リスクを最小限に抑えるため、1泊だけと決めて再び彼のいる福岡へ向かったんです」
呆気なく不倫がバレて…
「福岡で北条さんと再会したのち、私は彼の家で楽しい時間を過ごしました。彼と関係を持ったあと、ベッドの上で一緒に休んでいたのですが、そのとき私はふと自分のスマホを見たんです。
すると、いつの間にかスマホの電池が切れていました。そこで、彼に充電器を借りて電源をいれると、夫からの“不在着信”の表示が出てきて…。しかも、何件も着信が入っていたんです。
さらに、由美からも着信があったことがわかり、咄嗟に“ヤバい”と思いました。そのときは、サッと血の気が引きましたね。
どうやら夫は最初、私に電話をかけたようですが、電源が入っていなかったため私は出られず。そこで、由美のほうに連絡を入れたようなのです。しかし、由美としては私が来ることになっているなんて知りませんから、寝耳に水です。そこで、呆気なく不倫がバレてしまいました。
その後、東京に戻ってきた私は、夫に不倫のことを問いただされることに。そこで、許してもらうために私は今までのことを正直に話したんですが、夫は許してくれず…。結局、離婚することになりました。
また、私だけでなく北条さんも慰謝料を請求されることとなり、それ以降、北条さんとも疎遠に…。さらに、親友の由美にもあわせる顔がなくなり、連絡も取れなくなりました。
今は、あのとき“一度だけだから…”と軽い気持ちで不倫に手を出したことを深く後悔しています」
“旅行先で出会った男性と不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。
旅行先での出会いはどこかドラマチックである分、印象に深く残りやすいのかもしれません。しかし、結婚している身である以上、たとえ素敵な人と出会ったとしても、その先に進むべきではありません。
なぜなら、瑛子さんのように軽い気持ちで不倫に手を出してしまえば、親友や家族など身の回りの大切な人たちを一気に失いかねないのですから。
©Dziggyfoto/gettyimages
©Tinnakorn Jorruang/gettyimages
文・塚田牧夫
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