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ギリギリに保護されて命を繋いだ…金星から来た疑惑の「もっふりペルシャ猫さま」

ananweb / 2022年5月7日 19時20分

ギリギリに保護されて命を繋いだ…金星から来た疑惑の「もっふりペルシャ猫さま」

フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介! 第27回目はペルシャ猫のネストール(Nestor)さま。

金星からやってきた! 猫さまが登場!

【フレンチ猫さま】vol. 27

猫さまの話をもっと聞かせて! ギリギリに保護されて命を繋いだ、金星から来た疑惑のもっふりペルシャ猫さま。

ボルドーに住居を構える6歳になる男性猫ネストールに話を聞きました。

僕は金星からやって来たと飼い主は言っています。風貌がちょっと宇宙人ぽいからでしょう。と冗談はそこまで、動物保護協会Vénus Association(金星ボランティア)というところで飼い主と出会ったからです。当時は僕は健康状態も良くなく、このまま飼い主が現れないと金星に戻ってしまうところでした。

飼い主はよく僕をブラッシングしてくれます。長毛なので時間がかかりますが、ブラッシングの後はふさふさになって体が2倍くらい大きくなったような気がします。

水道から直接水を飲むのが大好きですが、水をあびると自慢の毛が張り付き、犬のような風貌に変身します。

いつも寝ているところは椰子の木陰にある爪研ぎと、その横にあるベッドです。

普段の生活は、まあとにかくよく眠ります。毎日ほとんどを寝て過ごすと言ったほうがいいぐらいです。食事もいつも決まったカリカリを食べているだけで食通ではありません。

飼い主は僕のことは静かな眠り猫と言っています。あと小さなライオンとも呼ばれていますが、全然凶暴ではありません。一緒にいてとても落ち着く存在らしいです。

ーーボルドー市内に拠点を置く動物保護協会Vénus Associationは養子縁組の里親を探している間に、識別、駆虫、予防接種、滅菌を行います。また、ボランティアチームは、虐待の疑いの報告を受けると、現場に介入します。市民の意識を高めるために、定期的に情報スタンド、コミュニケーションキャンペーンを行っています。現在、協会は14人のボランティアで運営されており、2020年には241頭の動物が保護され、85件の虐待調査を求められました。そこでネストールも一時保護されていましたが、飼い主と出会って今では幸せに毎日を過ごしています。アップの写真を見ると本当に金星から来た猫さまに見えてきました。

注釈:ネストール(Nestor)はギリシャ神話の人物で、神の好意で人間の3倍の寿命を与えられたといわれる。

取材、文・Manabu Matsunaga

取材、文・Manabu Matsunaga

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