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「墜栗花」、読めたらスゴイ! 意外に読めない天候の漢字4選

ananweb / 2022年6月5日 18時0分

「墜栗花」、読めたらスゴイ! 意外に読めない天候の漢字4選

日常よく使う言葉でも、うっかり間違って読んでいる漢字があるかもしれません。今回は、意外に難しい季節や天候を表す漢字をご紹介!   

【漢字クイズ】vol. 19

「黴雨」は、どう読む?

最初のお題は「黴雨」。「黴」はとても難しい漢字なので、読み方がわかるだけでもすごいレベル。よく使われる読み方は「カビ」。なので、「カビあめ」とも読みたくなりそうですが、違います!



「黴雨」の正しい読み方は、

「つゆ、ばいう」です。

「つゆ、ばいう」の一般的な書き方は、みなさんご存じの「梅雨」。これは、梅の実が熟する時期にちなんで名づけられた、ともいわれています。

同じく「黴雨」も、カビが発生しやすい時期だから、というのが辞書に載っている語源説。どちらも、その時期の空気感が伝わる漢字ですね。

「入梅」の読み方は?

続いての漢字は「入梅」。読み方、わかりますか?



「入梅」の読み方は、

「にゅうばい」です。

また、「つゆいり、ついり」とも読めます。辞書記載の意味は、「梅雨の時期に入ること」。

入梅は、節分や土用など季節の目安を表す「雑節(ざっせつ)」のひとつです。

例えば、「入梅太郎(にゅうばいたろう)」は梅雨に入った最初の日のことで、「入梅いわし」は梅雨入りの時期にとれるマイワシのことを指します。

ちなみに、「入梅」の対義語は「出梅」。梅雨明けの意味で、「しゅつばい」と読みます。

読めたら天才!「墜栗花」

最後は、超難読ワードの「墜栗花」。これ、読めたら天才です!



「墜栗花」の読み方は、「ついり」。

梅雨入り(つゆいり)が変化した言葉です。意味もそのまま「梅雨になること」。由来は、梅雨になるころクリの花が散ることからつけられた、といわれています。

季節を表す言葉は難読系が多いですが、意味や由来がわかると美しい日本語に思えてきます。

以上、梅雨にまつわる漢字のご紹介でした!

参考資料:
『日本方言大辞典』(小学館)
『日本国語大辞典』(小学館)
『広辞苑』(岩波書店)
『日本大百科全書』(小学館)

文・田代わこ

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