“結婚する気ある?”なんて聞けない! 気まずくならない「彼の本音の引き出し方」 #176
ananweb / 2022年6月16日 19時30分
私と結婚する気ある? ズバリ彼に聞いてみたいこのセリフ。でも怖くて聞けない女性は多いかもしれません。そんなときは、二択の質問ではなく、もっとカジュアルに将来について話し合える場を作りましょう。では、どうしたら前向きに本音で話し合えるのか。そのコツをご紹介します。
彼と将来について話したい! 気まずくならずに気持ちを確認しあうコツ
【おおしまりえの恋愛道場】vol. 176
彼は私と結婚するつもりなのかな…。
年齢を重ねていくと、そんな悩みをかかえる女性も増えるものです。今の関係は悪くないし、お互い先のことも考えている空気はある。でもプロポーズされているわけではないので、結婚するのか、いつするのか、この先についてどう考えているのか、具体的なことは分からない。そんな状態が長く続くと、女性の中でも不安が募ってしまうことはよくあります。
そして不安が大きくなればなるほど、彼に“本当のトコロ”を聞きにくくなり、気まずい空気になってしまうものです。そんなときは、女性側からきちんと話し合いの場を設けるしか解決策はないのですが、この話し合いが意外とやっかいです。なぜなら、切り出し方によっては関係をさらに気まずくさせる可能性があるからです。今回はこの真面目な話を、2人にとってより前向きな話し合いにするためのポイントをご紹介します。
話し合いのコツ1:お互い余裕があるときに話す
話し合いをしようかどうか迷うときって、大体は気持ちが切羽詰まってきているときだったりします。でも、前向きに将来について話し合いをするには、お互い心も時間も余裕があるときにするのがベストです。
とくに話し合いを避けるべきなのは、女性側の焦りや不安がピークなとき。感情が高ぶったまま話し合いをしようとすると、2人の気持ちの温度差が浮き彫りになり、喧嘩に発展しがちだからです。
もし今不安や焦りがピークで、それでも彼との話し合いをしたいと切望しているなら、まずは自分ひとりで気持ちを落ち着ける取り組みをして、ある程度の冷静さを取り戻してから話し合ったほうがいいでしょう。
冷静になるための事前準備は、以下3つをすればかなり落ち着きを取り戻せるでしょう。
深呼吸してネガティブな気持ちをきちんと感じて、その原因を探る 想像しうる最悪なケースと最高のケースを具体的に考えてみる 相手に伝えるなら、どう言うかシミュレーションしてみる気持ちに余裕が出てきたら、相手も自分も話し合う余裕があるタイミングで、切り出してみましょう。
話し合いのコツ2:自分の希望を通すことを目的にしない
話し合いをしようと思っても、実は無意識のうちに、“話し合い”ではなく“自分の希望を通す”ことに目的がすり替わっていることがあります。
たとえば、彼と早く結婚したいと思っている女性が、彼から今は仕事に集中したいからもう少し待って欲しいと言われたとします。こうした意見の違いがあった場合、じゃあいつだったらお互い前向きに考えられるのか、お互いが納得できる別の答えを見つけるべきです。しかし、今すぐ結婚したい女性からしたら、その結論はすぐに納得できないものです。
そうした不満から、いかに早く自分と結婚すべきかを熱弁したり、相手の考えを批判したり、怒り出したりする人がいます。
こうなると、もはやその場は話し合いではなく説得になりますし、関係がますます気まずくなります。もっと言えば、話し合い>>強引な説得をされる場という図式が彼の中にできると、今後も何か話し合いが必要な場面が出ても、苦手意識から避けるようになってしまいます。
話し合いは、あくまでもお互いの意見を聞き合い、お互い納得や安心ができる答えを見つける場と考え、自分の希望は脇においてから話し合いを始めましょう。
話し合いのコツ3:定期的に話し合う関係を作る
最後は、こうした前向きな話し合いをするための土台づくりの話です。それは、「相手の意見を聞き、自分の意見を伝えたうえで2人で答えを出す」というコミュニケーションを、日常的におこなうことです。
定期的に軽い話題から重たいテーマまで、お互い冷静かつざっくばらんに話し合える関係を意識して作っておくと、結婚といった重要な話も、前向きにお互いの本音を出し合えるようになります。
これとは逆に、良くないコミュニケーションの具体例をいくつかご紹介しておきます。たとえば、結論だけ決めて相手に伝えるとか、自分で全部抱え込むとか、抱え込めなくなって初めて感情的に相手に伝えるなどです。
こうしたふるまいは、2人の間のコミュニケーションを深めることにはなりません。せっかく2人で人生を楽しもうとしているのですから、些細なことも共有したり相談したりする習慣は、意識しても良いでしょう。
結婚や将来について話したいけど話せない。そんなやきもきした気持ちを抱える女性は多いものです。彼と真正面から話し合いをするのは怖いかもしれませんが、人生のパートナーシップを組むのであれば、こうしたやり取りができることは非常に大切。ぜひ今日の話を参考に、伝え方や向き合い方の参考にしてみてください。
おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト
10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。
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文・おおしまりえ
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