本を通して運命の人と出会えるかも!? ロマンティックな“マッチングサービス”
ananweb / 2022年9月16日 18時0分
本の感想を共有することで、素敵な人と偶然出会える!? そんなロマンティックなコンセプトで注目を集めるオンラインサービス「チャプターズブックストア」。主宰の森本萌乃さんにシェアの楽しさについて聞きました。
同じ本を読んだ人と出会い、感想を共有し合うオンラインサービス「チャプターズブックストア」を手掛ける森本萌乃さん。マッチングアプリの切り口として、シェアを取り入れた理由を尋ねると、自身の体験がベースになっているという。
「私自身、過去にマッチングアプリを使って、モヤモヤしたものを抱えていたんです。一般的なマッチングサービスは見た目や年齢、職業、年収や身長などスペックを前面に出さないといけないですよね。誰かとマッチしようと思ったら、理想のスペックに合わせてソートをかけるので、素敵な人は出てきますが、私は全然マッチしなかった(笑)。なんでだろう、と思って他の女性のプロフィールを見てみると、自然体で写りがいい写真を使ったり、引きのある趣味を書き込んでいたりして、みんなしのぎを削ってる。市場に合わせて、自分をマーケティングしないと誰かに選んでもらえないんだなって。でも、それは自分には合わないなと思って、頑張る気にもなれなかった。じゃあ、どんなことだったら自分が自分らしいままでいられて、相手のことを知れて、楽しく話せるかなと思ったら、本だったんです」
かなりの読書家という森本さん。“好きな本が同じという共通点がきっかけで誰かと出会えたら、とても素敵そう”。そんな発想から、本を介したマッチングサービスを思いついた。
「当初は、好きな本が同じという男女を集めてレストランで食事をするオフラインのイベントからスタートしました。趣味の延長として私自身楽しんでいたのですが、コロナ禍になり、起業の傍ら契約社員として働いていた会社の契約も解除になってしまい、ビジネスにしなければ、と火がついた。ただ、以前のように食事会はできない。だったら、デジタルに業務転換しようと」
本の感想をシェアしてマッチングできるサービスを始めるため、エンジニア探しからスタート。それから半年後にベータ版をローンチした。
「チャプターズブックストア」は現役の書店員・出版社などプロと一緒に、丁寧に厳選した4冊の本を毎月紹介。タイトルや作者は隠されていて、ユーザーはキーワードとイメージイラストをもとに、気になる本を1冊ピックアップし、送られてきた本を読む。ビデオチャットの日程を設定すると、同じ本を読んだ人1~2名とオンライン上で会話ができるという仕組みだ。
「私自身、本を読んだ後、Twitterで同じ本を読んだ人がどういう感想を呟いているのかよく検索するんです。自分が心に響いた文章と同じところを引用している人を見つけると“この人と気が合うかも!”と嬉しくなるし、“全然おもしろくなかった”という人の意見を知るのもおもしろい。要は、読んだ人それぞれがどう思ったかを話し合える、その時間が大事だと思っていて。感想を言い合うことは、映画やドラマでもできるけど、本を読むことは絶対に一人でしかできない体験。だからこそ、誰かと感想を分かち合う喜びがあると思っています」
同じ本を読んだ人同士は、オンライン上で会話し、お互いにいいなと思ったら連絡先を交換。ただし、マッチングサービスといっても、同性とも出会えるし、友達になる人もいれば、純粋に会話だけを楽しみたい人もいる。
「ビデオチャットはお休みして、本だけを読みたい人もいます。このサービスを利用しているからといって、必ずしも恋愛に発展させないといけないというわけではないんです。大事なのは選択肢があること。私自身、シェアサービスがいいなと思うのは、誰かと繋がりたかったら繋がれるし、一人でいたいときは一人でいられる状況を作れるところ。そういう選択肢があることが幸せなんだなってつくづく思う。一人の時間をさらに楽しくしてくれるのが、シェアの魅力だと思っています」
What’s Chapters bookstore?
好きな本の感想を介して人と人とが出会う。そんなささやかな共通性を大事にするサブスク型の選書サービス「チャプターズブックストア」の取り組みを紹介。
ドキドキのオフラインイベントも開催!
8月には初めてのオフラインイベントを実施。ホテルのゆったりとした空間で、事前に自分が選んだ本を黙々と読むという試みで、そこで気になる人がいたら連絡先を渡したり交流ができ、出会いを創出。
タイトルは届くまであえて隠す。
著者やタイトルは隠されていて、ユーザーはキーワードをもとに気になる1冊を選ぶ。「先入観や自意識が邪魔をしないように、ブラインドにしました」。本は読みやすい文庫サイズに限定。
毎月テーマを変えて選書。
「チャプターズブックストア」は月額サブスクリプション制。季節やトレンドを反映し、毎月異なるテーマを設定。毎月本をイメージしたこだわりのイラストが公開。8月は“ホテル”がテーマだった。
※『anan』2022年9月21日号より。写真・内山めぐみ 取材、文・浦本真梨子
(by anan編集部)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
出会った男性は100人以上…「婚活中毒」な35歳女性。目当ての男性から避けられる“残念な理由”は
女子SPA! / 2024年7月27日 15時47分
-
「発達障害で親から毎日叱責」彼女が見つけた幸せ 「障がい者向けマッチングアプリ」が導いた出会い
東洋経済オンライン / 2024年7月24日 12時30分
-
恋愛経験ゼロの35歳女性が「結婚できない本当の理由」。“長所”を聞いて分かった“残念なカン違い”
女子SPA! / 2024年7月20日 15時47分
-
【都知事選】小池百合子氏が新人記者に〝人生指南〟「マッチングアプリやってみたで記事書いて」
東スポWEB / 2024年7月4日 12時9分
-
3人に1人がマッチングのために自分を偽った経験があると判明 人生観、経験、嗜好が合う人同士がありのままの自分で出会う“多様性マッチングアプリ”を提案 第1弾「ディンクスマッチ」7月3日(水)開始
PR TIMES / 2024年7月3日 12時45分
ランキング
-
1パリ五輪〝初老ジャパン〟活躍でわく疑問「40歳って初老なの?」 皆がイメージする年齢は...
Jタウンネット / 2024年7月30日 21時0分
-
2藤原マキさん「私の絵日記」に米アイズナー賞…つげ義春さんの妻
読売新聞 / 2024年7月30日 18時55分
-
34-6月期の「SNS流行語ランキング」1位は? - 2位ILLIT "Magnetic、3位ファンタジースプリングス
マイナビニュース / 2024年7月30日 15時13分
-
4毎月の電気代を「コンビニ」で支払っていたら友人に「もったいない」と言われました。「クレジットカード」で支払うとお得になるのでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年7月29日 7時50分
-
5あおり運転してきた相手に訪れた“まさかの展開”。警察に「加害者を厳しく処分する」と約束してもらうまで
日刊SPA! / 2024年7月30日 15時53分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)