結成10周年イヤー突入! sumika、4thアルバムは「一度“終わらせる”ための作品」
ananweb / 2022年10月3日 20時0分
映画やドラマ、アニメなど話題作のタイアップ曲を多数手がけるほか、国内の大型フェスの常連バンドとしてもおなじみのsumika。バンド結成10周年イヤーに入る今年、4thアルバム『For.』をリリース。
今後も4人で音楽を続けるためにも10年目の今、一度区切りをつける。
「何のために音楽をし、何のためにこのバンドをやるのか。結成10周年を前に一人ひとり、改めて考えました。そこで全員に共通していたのは、今後も音楽を続けていくという気持ち。それを達成するには映像作品に章やシーズンがあるように、僕たちもここで区切りをつけないといけないなと思ったんです。一度“終わらせる”ための作品なので、for(~のために)と一文の終わりに打つピリオドを組み合わせて、アルバムタイトルにしました」(片岡健太・Vo./Gt.)
全14曲中、新曲8曲。今の4人の音楽への熱量を反映しているよう。
「当初ベストアルバムを出す案もありました。でも10周年でベストを出してコンセプトは“終わらせる”だと…いよいよ(笑)。やっぱり新曲を作りたかったんです」(片岡)
「制作を始めた当初はお題を設けず、自分のやりたい音楽をそれぞれ作ることに。その時に僕が作ったのは『New World』。新しいことに挑戦し続ける大切さを、メンバーとは常々話していて。この時も今自分にできるチャレンジを考えつつ、シンセサイザーを買ってみたり幅広いカルチャーに触れたりして、メロディのヒントを探りました」(黒田隼之介・Gt./Cho.)
「『透明』はレコーディング前にライブで披露した曲で、今回ようやく収録。こういう手法は今回が初めてでしたが、想像以上にお客さんに届いた感じがした。それほどパワーや美しさがある曲です」(荒井智之・Dr./Cho.)
「そんな勢いのある曲が多いなか、『チョコレイト』はあえてゆるい音像に。アルバムの収録曲が揃ってきた段階で足りない要素は“ゆるさ”だなと感じて、ビート感やメロディの構成など考えました」(小川貴之・Key./Cho.)
「個人的に、歌詞がつく前後で印象がガラッと変わったと思うのが『フレア』。メロディだけを聴くと力強さを感じました。片岡さんが書いてくれた歌詞がストレートでピュアできゅんとした(笑)」(黒田)
本作の制作期間に入る前、メンバー揃って初めて合宿に行ったそう。
「やったことないことをやろうというのが、ここ数年の僕らのトレンドで。アルバムの曲を作りたいからではなく、合宿に行きたいから合宿に行こうぜと言い出しました」(片岡)
「いざ行くと楽しすぎて、逆に焦り始めました。“一曲もできずに終わったらどうしよう”って…。でもしっかり完成しましたね」(小川)
「本作のなかだと『Babel』という呪力高め(笑)の曲は合宿がきっかけでできました。この曲では誰もが大なり小なり持つ怒りや狂気などの負の感情をとことん煮詰めて表現しました」(片岡)
音楽にかけるエネルギーの結晶ともいえる本作は4人の手応えも十分。
「今の時代、音楽の楽しみ方はたくさんあります。ストリーミングで聴くのもMVを見るのもフェスを通して知るのも、それぞれに良さがあって全部正解。僕たちも、どれも意味がある表現方法だと思うからこそ取り組んできました。アルバムも同様で、CDという形態ならではの魅力を届けたくて、収録曲だけでなく特典やジャケットなどもしっかり作り込みました。だから本作を手に取ってくれた方にこそ伝わるものがあってほしいなと思います!」(片岡)
4thフルアルバム『For.』。既発楽曲6曲に加え、書き下ろしの新曲を8曲収録。【初回生産限定盤A(CD+BD+秘密本)】¥7,150 【初回生産限定盤B(CD+BD)】¥6,150 【通常盤(CD)】¥3,300(Sony Music Labels)
スミカ 左から、黒田隼之介(Gt./Cho.)、荒井智之(Dr./Cho.)、片岡健太(Vo./Gt.)、小川貴之(Key./Cho.)。2013年結成、’15年より現体制で活動。近年はタイアップ曲も多数手がける。現在、全国20都市をめぐるライブツアーを実施中。
※『anan』2022年10月5日号より。写真・田尻陽子 スタイリスト・加藤“runpe”将 ヘア&メイク・URI 取材、文・門上奈央
(by anan編集部)
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