アラフィフ人妻と不倫関係に…22歳男性が辿る「取返しのつかない哀れな末路」
ananweb / 2022年11月17日 20時30分
現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、ウォーターサーバーの修理のバイトを始めた22歳男性。ある日、修理に訪れた先のアラフィフ人妻から、ママ活に誘われて…。三松先生のアドバイスは?
蓮(22)ひょんなことからママ活!? 仕事レスになってもいいかと軽く考えているけど
【レスなひとびと】vol. 183
「こんにちは。『谷霧の名水』です」
インターホン越しに挨拶する蓮。22歳フリーター。もともとはヒョロリとした体型だったけれど、ウォーターサーバーの修理のバイトを始めてからは、重い工具やパーツを持ち運ぶからか、かなり筋肉がついた。
端正な顔と相まって、最近では流行りの俳優Tに似ていると言われることもある。
「ああ、『谷霧の名水』さん。今開けるわね」
ロックを解除してくれたのは、アラフィフマダム。修理依頼のメールには「間宮香織」さんとある。ここは高級住宅街にあるタワーマンションだ。コンシェルジュのいるエントランスを抜けて、エレベーターに乗り、27階を押す。
2702号室のチャイムを鳴らしてドアが開くや否や、白くて大きなプードルが飛びついてくる。
「あらあら、ごめんなさいね。ダメでしょ、ジェリーちゃん」
ふわふわの白スリッパに、膝丈のかわいらしいエプロンを身につけた香織さんが謝る。
「い、いえ。大丈夫です。ウォーターサーバーはこちらですね。ちょっと見させてもらいます」
ウォーターサーバーの部品を取り外し、修理開始。修理のあいだ、なぜか香織さんは舐めまわすようにこちらを見てくる。
「どうかしましたか?」
「ううん、お兄さんって、最近学園モノのドラマに出てるあの俳優さんに似てるなぁって。えーっと、Tくん」
「いやいや、そんな、芸能人に似てるだなんて」
「本当よ。すごくかっこいい。このあと何もないなら、誘いたくなっちゃうくらい」
「いやあ」
「よかったら、ここに連絡して。もちろん、その時間のぶんのお手当ては渡すから」
そう言って香織さんは部屋を出ていった。これって、いわゆるママ活か? 連絡したら、一体どうなるんだ。お茶するだけか。それともホテルに行く感じ? 手当てって、いくらなんだ。
ペット用カメラのレンズがグルンと動いて、蓮を写す。まずいまずい、旦那さんにバレたらアウトっしょ。
そう思ったはずなのに。
蓮は、興味本位で香織さんに連絡してしまっていた。年はかなり上だけどきれいだし、好みのタイプだったのもある。いい匂いがしたし。
「蓮くん、連絡くれてうれしいわ。駅近くのカフェでお茶しましょう。お手当は、まずは0.5でどうかな?」
0.5…。5000円ということだろうか。正直、今のバイトするよりも、香織さんとお茶して5000円もらうほうがずっといい。エッチまでしたら、いくらなんだろ。アラフィフ女性って、どんなカラダをしてるんだ。おっぱいがちょっとたれてるってほんとかな。見てみたいな。妄想膨らみまくり。
もしバレたら、解雇はまちがいなし。しかし…仕事レスになったとしても、最近の蓮はモテる。また別の人を相手に「ママ活」すればいいっしょ。
そんなふうに考え始める蓮であった。
【三松さんからのコメント】
まずい。こういう考えを持つと、アンハッピーを呼び寄せてしまう。これからの人生が水浸しになってもいいのか! 蓮さん、バレて失うのは、仕事だけはありません。社会的信用もお金も。そして倫理観がぐらついていることを周囲に見透かされる。ひとが離れてゆくぞ。
「ママ活」というポップな言葉がよくないですよね。客観的に見たら、不倫。夫に見つかったら、職場に通報されるだけではなく、裁判に持ち込まれる可能性だってある。
しかも、相手は富裕層系。裁判にかかる費用なんて痛くもかゆくもなく、いい弁護士だってつけてくるでしょう。蓮さんの勝ち目はなし。香織さんと何をしているかにもよりますが、何百万円の慰謝料を請求されることだってありえる。
そういうリスクを覚悟した上で行動をしてね。ただ「いろいろな人との疑似恋愛を楽しみたい」という憧れだけなら、ホストに転職して、てっぺん目指すほうがいいかもしれない。
楽なほう、楽なほうに流されていくと、気づいたら取り返しのつかないことになってしまうのです。モテ男たち、気をつけて。
「今より楽して稼げる仕事というフレーズには気をつけよう。一歩間違えると、永遠に仕事レスの情けないオトナになってしまう」
三松 真由美
恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。
©monzenmachi/Gettyimages
文・三松真由美
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