彼と仲良くなる秘訣! 好きな人の前でも「緊張しないコツ」3つ
ananweb / 2023年3月16日 20時30分
恋愛中、いつも緊張してうまく話せない。そんな人に向けて、原因と対処法を3つご紹介しています。言いたいことが言えなかったり、いつも自分の発言が気になったり、相手に心をさらけ出せない女性は、参考になるかもしれません。
好きな人の前でだけいつも緊張する。心の不器用なしくみと解消方法
【おおしまりえの恋愛道場】vol. 214
恋愛を頑張りたいのに、男性の前だと緊張して話せない。彼に伝えたいことはたくさんあるのに、目の前にすると1/10も言えない。
そんな女性がけっこう多いと聞きます。こうした“プチトラウマ”を抱えたまま恋愛し、結婚まで進んでしまうと、どこかで大きな問題が起きてしまうかもしれません。
今回は、好きな人や彼の前でいつも緊張してうまく話せない女性に向けて、問題の原因と対処法をご紹介します。
そもそも「緊張」はなぜ起きるのか
人前だと緊張するって、誰しもあるものです。私だって、今でも初めての場では緊張しっぱなしです。緊張はなぜ起きるのかというと、「意識が自分に向きすぎているから」起きると言われています。
1対1や、1対多数で話しをする時、当然相手に意識(気をつける相手)は向いているはずです。でも緊張していると、物理的な姿勢は相手に向いていても、意識は自分に向きすぎています。
「私変なこと言ってないかな」
「私の話しがちゃんと伝わっているかな」
「何て言ったら盛り上がるかな」
話しているとき、こうした思考で頭がいっぱいになった経験はありませんか。誰しも会話中は、自分への意識(自意識)もあるものです。でも、頭の中が過剰に自意識で埋まっていたら、常に緊張状態となり、うまく言えなかったり、相手の言葉をちゃんと受け取ったりすることができなくなります。
意識が向きすぎた時の理由と対処法
意識が自分に向きすぎることで緊張は発生する。この状態を止めることができれば、問題は解決します。しかし、一筋縄ではいかないのが厄介なところです。
ここでは解決に向けて、あなたのコミュニケーションベタを起こす原因と対処法を3つ紹介します。
1. そもそも経験不足
コミュニケーションがうまくいかないとき、そもそも経験不足である可能性があります。例えば、恋愛経験ゼロで男友達もいない人が、男性を前にしたら緊張するのは当然です。
経験不足による緊張は、残念ながら、会話の場数を踏み、自分をアップデートしていくしかありません。
ここで1つ、コツがあります。それは、「緊張したらする行動」を予め決めておくことです。会話に詰まったら投げかける質問のレパートリーを持っておくとか、緊張が高まったらトイレに行って深呼吸するといったように、行動を決めておくと、緊張によってフリーズするのを避けられ、その分会話に慣れるスピードも早くなります。
まずは身内以外の男性との会話にチャレンしてみてください。意識しながら数を重ねることで、早い人なら1ヶ月くらいで変化を感じられると思います。
2. 嫌われ不安が大きい
心の中に、「相手から嫌われるかも」という不安感が大きいと、気持ちが揺さぶられて緊張する傾向があります。これは心のクセのようなもので、「大事な人から嫌われる(見捨てられる)かもしれない」という不安感が常にあるために起きています。
こうした緊張の原因は、小さい頃の親子関係(や養育者との関係)などに原因があることが多いです。よく聞くケースは、親御さんが子どもに条件付きで評価する接し方をしていた場合、緊張が強くなる傾向があります。
具体的には「テストで100点取った〇〇ちゃんは素敵ね」といった、行動に対する褒め言葉をかけられて育った場合です。程度問題ではありますが、こうしたやり取りがいつも起こっていると、子どもは大人になっても、自分の行動が相手の評価に値するかという視点で物事を見がちです。
こうした視点が強すぎると、恋愛中も「相手に嫌われないか」「相手の要求をクリアしているか」といった気持ちが高まり、緊張してしまうのです。
解消法は、過去の親(や養育者)からの声がけを思い出し、どういうクセがあったのか、本当はどういった言葉をかけてもらいたかったのかを振り返る方法が有効です。
また、今の緊張状態から自分の気持ちに気づき、「なんでこういう気持ちになるのか?」という深堀りをしていくのも良いでしょう。
嫌われ不安はその場の対処法だけでは解消しきれません。どこまで解消を目指すかにもよりますが、根気強く向き合っていく必要があります。
3. 過去に大きな失敗がトラウマ化
過去の恋愛中に、彼氏との会話で大きな失敗や喧嘩に発展したことのある方は、経験がトラウマとなって緊張につながっている可能性があります。
例えば、ちょっと発した一言が相手の地雷を踏み「お前の話すことって、本当デリカシーないよな(怒)」とブチギレられた経験があったとします。言われた側は、「自分の発言はデリカシーがないかもしれない」という不安感を抱え続け、別の男性を前にしても緊張してしまいます。
過去の経験で思い当たるフシがある方は、一度その状況を冷静に棚卸ししていくと、解消に繋がります。コツは、「出来事」「解釈」「気持ち」の3つに分ける振り返り方です。
出来事…彼に「〇〇」と言ったら、デリカシーがないと言われ怒られた。
解釈…私の発言はいつも気が利いてない。だから今後も発言には気をつけないといけない。
気持ち…彼が急に怒って、すごく怖かった。理由がピンと来ず混乱した。
このように、3つに分けながら出来事を書き出します。次に、本当にこの解釈が正しいのか、冷静に振り返ってみましょう。
当時の発言は相手にとってデリカシーが無かったかもしれませんが、それは彼の偏った受け止め方だったかもしれません。はたまた、本当に直すべきものがある可能性もあります。
書き出すことで、少し客観的な視点で考えることができ、解消につながります。
緊張と一言で言っても、原因や対処法はそれぞれです。ご自身に当てはまるものを見つけながら、効率的に恋愛中の緊張と向き合ってみてください。今日すぐに効果が出なくても、続けることで確実に成長し、いい恋愛ができるようになっていきます。
おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト
10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。
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文・おおしまりえ
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