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高良健吾と大西利空が語る「広瀬すずさんに圧倒された」理由

ananweb / 2023年6月7日 19時30分

高良健吾と大西利空が語る「広瀬すずさんに圧倒された」理由

「このマンガがすごい!2021」や「第 24 回手塚治虫文化賞新生賞」を受賞し、幅広い層から支持されている田島列島さんの漫画『水は海に向かって流れる』がついに実写映画化。「恋愛はしない」と宣言した26歳の女性会社員と10歳年下の男子高校生が繰り広げる物語が、大きな共感を呼んでいる人気作です。そこで、こちらの方々にお話をうかがってきました。

高良健吾さん & 大西利空さん

【映画、ときどき私】 vol. 583

主人公の榊さんに淡い想いを寄せる高校1年生の直達に抜擢されたのは、約400人のなかから選ばれた大西さん。生後5ヶ月で芸能活動を始め、『キングダム』シリーズでは主人公・信の幼少時代を演じるなど、すでに芸歴17年の若手の注目株です。

そして、直達の叔父・茂道役には、『横道世之介』や『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』など数々の話題作に出演している高良さん。劇中では、脱サラした漫画家をユーモアたっぷりに演じています。今回は、現場での裏話や恋とは何かなどについて、語っていただきました。

―大西さんは2015年の『悼む人』で、高良さんの子ども時代を演じられていますが、お会いするのはそのとき以来でしたか?



大西さん 前回は重なるシーンがなかったので、お会いするのは今回が初めてでした。



高良さん 現場で会ったときに「高良さんの幼少期を演じたことがあります」と言われて、こんなご縁はあまりないので大切にしたいなと思いました。しかも、まだ10代半ばの大西くんがメインを務める作品でもあるので、そこに自分が関われるのも楽しみでした。



大西さん 『悼む人』とは作品の内容も役柄もまったく違うというのもありましたが、撮影はとても楽しかったです。高良さんはすごく優しくていろんな話もしてくださるので、助けていただきました。

現場では大西くんと楽しく話しながら過ごしていた

―現場では、どんなお話をされていたのでしょうか。



高良さん 大西くんと楽しく世間話していただけじゃなかったかな。野球や漫画の話をしてみたり、「いまは何が流行っているの?」と聞いてみたり。どちらかというと、僕のほうがいろいろ気になって聞いていた記憶があります。



大西さん あと、僕が一番覚えているのは焼肉屋さんの話です。僕の家の近所にあるおいしい焼肉屋さんに行った話をしました。



高良さん そうそう。僕が一度は行ってみたいと思っている焼肉のお店に大西くんは行ってるんだよね。

―ほかにも高良さんからアドバイスがあったり、大西さんが何かを相談したり、みたいなこともありましたか?



大西さん 涙を流しながら話すシーンがどうしてもうまくいかないということがあったんですが、そのときに高良さんといろいろお話をさせていただきました。でも、その内容については聞かれても答えていません(笑)。



高良さん そういうことを自然にできるのって、すごいですよね。もし僕が高校生で、大西くんの立場だったら普通に言っちゃうと思うので…。

広瀬さんのすごさを現場で痛感した

―ご自身が10代のときにもそういうことはありましたか?



高良さん そうですね。実際、僕は18歳のときにご一緒した廣木隆一監督から言われた言葉をその当時ガンガン言ってしまっていましたから(笑)。いまは自分がいただいた大切な言葉は簡単に出したくないなと感じるようになったので、そこからは言わなくなりましたけど、大西くんの年齢で「自分のなかで大切にしたいから言わない」という選択はなかなかできないんじゃないかなと。僕もうれしいですし、そういうふうに思える大西くんは素敵だなと思います。

―本当にそうですね。では、主演の広瀬すずさんについてもおうかがいしますが、共演された印象をお聞かせください。



大西さん これまでテレビや映画を見ていて、演技や表現力がすごいというのはわかっていましたが、現場ではそれを痛感しました。特に、広瀬さん演じる榊さんが長年疎遠だったお母さんに会いに行って感情をぶつけるシーンを真横で聞いていて、こちらまで衝撃を受けたというか、とにかく圧倒される感じだったなと。でも、撮影以外はとても気さくな方でした。



高良さん 僕は、広瀬さんに対しては「かっこいいな」という印象がありました。一瞬で役に入るのですが、そのスピードもすごかったですし、いいバランスで現場にいる方なんだなと。あとは、大西くんが言っていたみたいに、オーラがあって圧倒されるようなところもありました。

前田監督が作品を料理している様子に感動した

―本作では個性豊かなキャストの方も揃っていましたが、現場で楽しかったエピソードは?



大西さん みんなで集まってバーベキューしていたシーンでは、たくさん話していた記憶があります。



高良さん でも、何を話していたのかまったく思い出せないくらい、本当にくだらない話をしてたよね(笑)。

―そういう楽しそうな様子は、スクリーンからも伝わってきました。前田哲監督の演出はいかがでしたか?



高良さん 今作は長回しが多かったのもあるかもしれませんが、「映画の現場にいるんだな」というのを強く感じる現場だったと思います。しかも、前田監督が作品を料理しているような印象もあったので、そこに感動したというか、映画ならではのすごさを見た気がしました。



大西さん 先に話したうまくいかなかったシーンのときには、監督から「次の日でもいいよ」と声をかけていただき、高良さんともお話をできたからこそ落ち着いてできました。周りの方からの助けがなかったら、乗り越えられなかったなと思います。

恋愛は自分のためというよりも、相手のことを考えている

―本作では、恋の持つ力を改めて感じさせてくれるようなところがありましたが、おふたりにとって恋とは?



高良さん うーん、恋ですか…。



大西さん 僕が先に答えてもいいですか?



高良さん ぜひ教えて! いや、頼もしいなあ。



大西さん というのも、僕が演じた直達がそういう感情を持っていたキャラクターだったので。これは直達を通して感じたことですが、いろいろなことがあっても相手に思いを伝えるというのはやっぱりすごいことだなと思いました。恋心があるからこそ、その人のために何かしたい気持ちになるんじゃないかなと。今回の作品で、そういったことを感じました。



高良さん 確かに、恋愛というのは自分のためというよりも、相手のことを考えるので、誰かのために何かしたいという気持ちになるよね。榊さんが「一生恋愛しない」となるまでには相当の絶望があったと思いますが、直達のドストレートなピュアさがあったからそんな気持ちも溶かすことができたんだろうなと。そういうところは、自分自身もわかるなと思いましたし、感動しました。

1週間を乗り切るのに欠かせないのはサウナ

―そのあたりは、ぜひ作品でも楽しんでほしいところですね。おふたりとも、お忙しい日々をお過ごしだと思いますが、何か癒しになっているものがあれば、教えてください。



大西さん 最近ハマっているのは、サウナです! 部活でフェンシングをしているんですが、疲れが溜まった週末にサウナに行くと、身も心もスッキリするんですよ。



高良さん なんかサラリーマンみたいだね(笑)。



大西さん まだ高校生ですが、それが1週間を乗り切るモチベーションになっています。



高良さん 僕は、旅行しかないかな。コロナ禍で行けていなかったですが、できれば年に1~2回は海外に行きたいなと思っています。

「自分ならできる!」と何事にも自信を持ってほしい

―それでは最後に、ananweb読者に向けてメッセージをお願いします。



大西さん 仕事も恋愛もうまくいかないときがあるかもしれませんが、何事にも自信を持って、「自分ならできる!」という気持ちがあれば、へし折れることはないのではないかなと思っています。なので、ぜひ強い意志を持ってがんばってください。



高良さん 本当にその通りだよね。自分に対して厳しくしたり、責めたりしすぎずに自分のことを信じてあげてください。

インタビューを終えてみて…。

どことなく雰囲気が似ていることもあり、本当の親戚のような空気感が漂っていた高良さんと大西さん。2人だけの言葉を大切にしたいというやりとりには、こちらまで気持ちが温かくなりました。次回の共演も、楽しみにしたいところです。

爽やかな感動が胸のなかに流れ込む!

恋愛に対してつい臆病になってしまうときもあるけれど、恋が起こす奇跡と人を好きになる気持ちの尊さを思い出させてくれる本作。直達のまっすぐな想いに、心がときめくのを誰もが感じるはずです。

写真・園山友基(高良健吾、大西利空) 取材、文・志村昌美
高良健吾 ヘアメイク・森田康平 スタイリスト・渡辺慎也(Koa Hole)
ジャケット¥53,900(UNUSED)、ニットポロ¥25,300(YASHIKI)問い合わせはすべてalpha PR 03-5413-3546
大西利空 ヘアメイク・Emiy スタイリスト・MASAYA

ストーリー

高校生の直達は、通学のために叔父・茂道の家に居候することになる。どしゃぶりの雨のなか、最寄りの駅に迎えとして現れたのは見知らぬ大人の女性、榊さん。茂道はシェアハウスに暮らしていたのだった。

同居人は、いつも不機嫌そうにしているが、気まぐれに美味しいご飯を振る舞う26 歳の会社員・榊さんと脱サラしたマンガ家の茂道のほかに、女装の占い師や海外を放浪する大学教授といういずれもクセ者揃い。そこに直達の同級生・楓も混ざり、想定外の共同生活が始まっていく。いつしか榊さんに淡い想いを抱き始める直達だったが、「恋愛はしない」と宣言する彼女との間には、過去に思いもよらぬ因縁があった。榊さんが恋愛をやめた本当の理由とは…。

目が離せない予告編はこちら!

作品情報

『水は海に向かって流れる』
6月9日(金)TOHO シネマズ 日比谷ほかにて全国ロードショー
配給:ハピネットファントム・スタジオ

(C)2023映画「水は海に向かって流れる」製作委員会 (C)田島列島/講談社

写真・園山友基(高良健吾、大西利空)

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