「彼といい雰囲気だったのに撃沈…」恋のライバルに負けてしまう理由と対策
ananweb / 2023年6月17日 20時30分
婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします! 今回はライバルに負けてしまうという32歳の女性のお悩み。
私の何がダメだった…? ライバルに負けてしまう理由とは
『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。
みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!
さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。
お悩み:結婚相談所で婚活しています。素敵だなと思うかたが2名いてデートを重ねていたのですが、その両方から3度目のデートを前に「別のかたと真剣交際に進むので…」とお断りされてしまいました。お会いしている最中は「次はここに行きましょう」などと誘ってもらったり熱量も感じていたのに、一体どうして!?
仲人さんに相談したところ「タイミングだから仕方ない」と言われたのですが、私に決定打がないために負けてしまった感じがして切ないです。私の何がいけなかったのか、今後に向けてアドバイスをください。(32歳・会社員)
出会いはタイミングがすべて
出会いはタイミングがすべて。ーーこれは結婚相談所での婚活に限らず、リアルでもアプリでも、男女の出会いのすべてに通ずる真理ではないでしょうか。
容姿の好みや性格の相性も、もちろん需要な要素ではあります。しかしファーストインプレッションで【恋愛対象内】と判断しても、そのあと関係がどう転ぶかは出会いのタイミングによって大きく変わります。お互いがどんな状況に置かれているのか、たとえば他にも出会いがあるのかないのか、気になっている異性がいるのかいないのか、仕事に忙殺されているか余裕があるか…など、複雑な要素が絡み合うなか、タイミングが合ってはじめて恋愛関係に発展します。
ここで注意しなければいけないのは、結婚相談所やマッチングアプリの場合は出会いが無数にあるという点です。マッチングアプリはスワイプごとに延々と異性が表示されますし、いいねを押してマッチングすれば気軽に相手と連絡が取れてしまいます。相談者さんのように結婚相談所を利用されている場合でも、真剣交際に進むまでの間は、同時進行で複数の異性とお見合いを繰り返しますよね。
そのような状況下においては、タイミングがますます重要になってきます。具体例を挙げると…。
先週までは共通の趣味があるAさんのことが気になっていた結婚相談所で婚活中の男性。しかし今夜のデートで、電車が遅延するというアクシデントにより大幅遅刻してしまった彼をまったく責めず「読みたい本があったので、全然」と言って笑顔で許してくれたBさんの株が急上昇。しかも別れ際に「私はさんと真剣交際したいと思ってます」とまっすぐ好意を伝えられた男性は、結婚を意識するならBさんだなと思い直した。
ーーというようなことが実際に起きるわけです。
相談者さんが感じていたように、前回のデートの時点では盛り上がっていました。「次はここに行きましょう」と熱量高く言ってくれた、彼の言葉にも態度にも嘘はありません。しかし人の心はすぐに移ろいます。関係性が浅いうちは尚更です。タイミングが過ぎてしまうと、本当に些細なきっかけで状況は一変します。
素敵な男性は、あなた以外の女性も狙っている
婚活中の男女に、ぜひ心に留めておいてほしいことがあります。あなたが「素敵だな」と思う相手は、間違いなく他の異性も狙っています。
こう話すと「いや、モテそうなタイプではないし」などとおっしゃる方がいるのですが、そんなことは絶対ありません。自分だけが魅力に気づいている…なんてことは有り得ないんですよ。
この点を踏まえて、今後のために相談者さんにアドバイスするならば【受け身の姿勢はチャンスを逃す】ということです。好意があるのにはっきり伝えずうじうじ迷っている隙に、行動力のある他の肉食女子・肉食男子がかっさらっていきます。
次に「この人、いいな」と思う異性が見つかったら、相手の出方を待っていないで自らかっさらってください!
筆者紹介
安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営
慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。
©Yuichiro Chino/Getty Images
文・安本由佳
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