BTSオリジナルコンテンツも充実! 「ディズニープラス」で観たい注目作品10選
ananweb / 2023年7月23日 20時30分
動画配信サービス「ディズニープラス」は、「ディズニー」「ピクサー」「マーベル」「スター・ウォーズ」などのブランドが定額で観られるだけでも強力だけど、実はほかにも注目作が盛りだくさん! 渾身のおすすめを紹介します。
「スター」と「ナショジオ」に通好みな作品が満載。
まず注目したいのが、ディズニープラス内にある「スター(STAR)」というブランド。
「ここに入っているのは、ディズニープラスの日本やアジアのオリジナル作品や、アカデミー賞に輝く作品を数多く手がけるサーチライト・ピクチャーズの映画、エッジーな作品で知られるアメリカのテレビ局FXのドラマなど。また、ABC系列で放送されている作品もあり、『グレイズ・アナトミー』など人気ドラマが定額で観賞できるのは大きい。これまで日本に入ってこなかった作品も、ここではたくさん観られます」(映画、海外ドラマ著述業・今祥枝さん)
「『スター』に入っているディズニープラスのオリジナル作品は、独自コネクションがアツい。例えば韓国ドラマ『カジノ』は、マ・ドンソク主演の映画『犯罪都市』のカン・ユンソン監督作で、主演は『オールド・ボーイ』のチェ・ミンシク。しかも、今作で25年ぶりにドラマ復帰! また、BTSのオリジナル作品がディズニープラスで観られるのも貴重です」(anan・編集S)
ほかにも、「ナショナル ジオグラフィック」のチャンネルを開くと、さらなる世界が広がり…。
「ここにはネイチャー系ドキュメンタリーが大量に入っている。どれもおすすめです」(今さん)
『一流シェフのファミリーレストラン』(2022)
なんてことない話でこれほど引き込むのは、もはや“技”。
今期の賞レースに絡んでくることが業界誌などで予想されている、FXのドラマ。ニューヨークの三ツ星レストランで腕を振るっていたカーミーは、地元・シカゴに戻り、兄が遺したサンドイッチ店を立て直すためキッチンに立つが…。
「最近はVFXを使うなどした大型のドラマもたくさんありますが、これは本当に小さなサンドイッチ店の物語。カーミーとスタッフのいがみ合いなど、言ってしまえばなんてことない話を、俳優の演技とセリフ、演出で、エンターテインメントとしてきっちり魅せる。大人の作品です」(今さん)
7月26日、シーズン2独占配信。© 2023 Disney and its related entities
『ガンニバル』(2022)
「日本のドラマもすごい!」と評判になるのも納得。
ディズニープラス「スター」日本発オリジナル作品で、同名コミックを実写化したドラマシリーズ。ある村の駐在所に左遷された警察官の阿川(柳楽優弥)は、「この村では人が喰われるらしい」という噂を耳にする。
「監督は、ポン・ジュノ作品で助監督を務めた経験のある片山慎三さん。キャストは柳楽優弥さん、笠松将さんなど実力派揃い。原作よりも突き抜けた狂気を感じさせる柳楽さん演じる阿川や、謎が積み重なり不穏さが増す展開に引き込まれる。『日本からもすごいドラマが出てきた!』と話題になるのも納得の作品です」(編集S)
© 2023 Disney
『アトランタ』(2016)
『アトランタ』の3人を愛さずにはいられない!
ラッパーのチャイルディッシュ・ガンビーノとしても知られるドナルド・グローヴァーと、映像作家のヒロ・ムライが手がけるFXのコメディドラマ。
「ドナルド演じるアーンと、従兄弟でラッパーのペーパー・ボーイ、2人の友達のダリウスのユルい関係性がたまらない。オフビートながらも、アメリカの社会問題やブラックカルチャーへのオマージュなどが盛り込まれていて、考察意欲を掻き立てます。昨年、フィナーレとなるシーズン4が配信。これがまた最高で、ずっと3人の物語を観ていたい(泣)」(編集S)
© 2022 FX Productions, LLC. All rights reserved.
『フレーミングホット!チートス物語』(2023)
実話がもとのサクセスストーリー。懸命な主人公を応援したくなる。
スナック菓子「チートス」の人気フレーバーを考案して、大手菓子メーカーの用務員から重役へ。そんなアメリカン・ドリームを成し遂げたメキシコ系アメリカ人男性の実話をもとにした、サーチライト・ピクチャーズの映画。
「ベースは、一つの商品が完成するまでのドラマと彼のサクセスストーリーですが、メキシコの文化や、アメリカ社会でのヒスパニック系の生きづらさもナチュラルに取り入れられている。困難を明るくたくましく乗り切る主人公を、応援したくなります」(今さん)
© 2023 20th Century Studios. All right reserved.
『バツイチ男の大ピンチ!』(2023)
離婚した男性のドタバタ劇と思いきや…。見応えたっぷり。
離婚したばかりのトビーは、出会い系アプリで新たな相手を求めることに。そんな日々を楽しみ始めた矢先、元妻のレイチェルが幼い2人の子どもを置いて姿を消してしまう。これもFXのドラマ。
「トビーの、どうにも不器用な感じが情けなくもおかしくて。中盤までは『離婚した男性のドタバタ劇』と思うかもしれませんが、それが女性の視点に変わる瞬間がきます。男性には見えにくい部分、とくに出産に関する問題はレイチェル役のクレア・デインズの熱演に思わずもらい泣き」(今さん)
© 2022 Disney and its related entities
『私たちの人生レース』(2023)
スーツ姿のイケメンも登場。ほどよく心をくすぐる恋愛もの。
ディズニープラス「スター」オリジナルの韓国ドラマ。家柄も学歴も平凡なユンジョは、弱小PR会社で働いていたが、大手企業のブランド採用に挑戦することに。
「やる気も実力もある女性が、能力ではなく機会均等をアピールするための“多様性枠”で採用されたのだと色眼鏡で見られる設定が、非常に現実的。でも全体のトーンは軽やかなので、気負わず観られます。また、東方神起のユンホ演じるドンフンほか、スーツ姿のイケメンが登場するのも夢があります(笑)」(今さん)
© 2023 Disney and its related entities
『リミットレス with クリス・ヘムズワース』(2022)
限界への挑戦ぶりがすごい! “ソー”ファンは必見です。
ナショナル ジオグラフィックのドキュメンタリー。マーベル映画では、雷神ソーを演じていることでもおなじみのクリス・ヘムズワースが、健康で長生きするための秘密を探るべく、体を張って過酷な課題に挑戦する。
「クリヘムが超高層ビルの上でクレーン歩行をしたり、北極圏の海で泳いだり…。『映画を撮りながらこんなことしていたんだ!』とまずはそこにびっくり。数々の挑戦は、もはや別世界。気分転換にもおすすめです」(今さん)
© 2023 Disney and its related entities
『カジノ』(2022)
骨太で濃厚なサスペンス。ソン・ソックも出ています!
ディズニープラス「スター」オリジナルドラマ。フィリピンを舞台に、カジノ王ムシク(チェ・ミンシク)の生き様を描く。
「ムシクは情の厚さで人を懐柔したと思ったら、急に冷徹になる。そのコワさをチェ・ミンシクが見事に演じています。物語も裏切りが横行し、誰が敵で味方なのかと常にハラハラ。今作には、ドラマ『私の解放日誌』でブレイクしたソン・ソックが刑事役で出演。蒸し暑そうなフィリピンの空の下、困り眉をさらにひそめる様子も個人的見どころです」(編集S)
© 2023 Disney and its related entities
『アニタ:ディレクターズカット』(2022)
’80年代の香港の風景とともに心に染み入る。
1980年代以降に香港で絶大な人気を博し、子宮頸がんのため40歳という若さで亡くなった歌手アニタ・ムイ。その生涯を描いた映画のディレクターズカット版。
「彼女の歌手としての軌跡はもちろん、恋愛やチャリティ活動、さらにはマフィアとのトラブルなど、当時の香港芸能界ならではの描写もあって興味深い。同じく今は亡きレスリー・チャンとの交流にもホロリ。香港のノスタルジックな風景も素敵です」(編集S)
© 2023 Disney and its related entities
『BTS:PERMISSION TO DANCE ON STAGE‐LA』(2023)
7人揃ったライブは胸アツ。美しい映像で何度も観たい!
ディズニープラスには、BTSのオリジナルコンテンツがバリエーション豊富にラインナップ。
「LAコンはオンラインでも配信していましたが、『BTS:PERMISSION TO DANCE ON STAGE‐LA』ではバックステージの様子も観られたり、ディズニープラス独自のカメラということで映像がものすごくキレイだったりと、また新たな楽しみが。J‐HOPEやSUGAのドキュメンタリーも創作の裏側など見応えあります」(編集S)
© 2023 Disney and its related entities
掲載作品は、すべてディズニープラスで配信中
視聴には、月額990円、年額9900円の2プランがあり。詳しくは
今 祥枝さん 映画、海外ドラマ著述業。『日経エンタテインメント!』『小説すばる』『BAILA』「クーリエ・ジャポン」で連載中。著書に『海外ドラマ10年史』(日経BP)がある。米ゴールデングローブ賞の国際投票権を持つ。
編集S ananエンタメ担当。ディズニープラスをはじめ、ほとんどの動画配信サービスに加入しているエンタメマニア。ホラー、ミステリー、アジア・ノワールを偏愛。推しを絞るのは難しいけど、殿堂は真田広之先生とニコツェ。
※『anan』2023年7月26日号より。取材、文・保手濱奈美
(by anan編集部)
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