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井桁弘恵「人生も体作りも、セオリーにとらわれずいろんなことにトライしていきたい」

ananweb / 2023年11月1日 19時0分

井桁弘恵「人生も体作りも、セオリーにとらわれずいろんなことにトライしていきたい」

俳優、モデル、MCと幅広く活躍する“旬の人”。井桁弘恵さんに、そののびやかなスタイルの秘訣と、これからの体作りを聞きました。

周りの意見より、自分がどうなりたいかが大事。

すらりとのびた首からデコルテにかけてのライン、長い手足、優雅な曲線を描くウエスト。その美しい骨格を引き立てる多彩な衣装を次々に着こなしてくれた井桁弘恵さん。シャッターが切られるたびに変わる表情の豊かさ、しなやかなポージングにも、スタジオじゅうからため息がこぼれた。

「姿勢のよさや体の柔らかさは3歳から12歳まで習っていたバレエのおかげだと思います。小さい頃から体を動かすことが好きで、中学は陸上、高校ではテニスと、これまでいろんなスポーツに打ち込んできました」

目下ハマっているのは、半年前から始めたマシンピラティス。

「それまでも筋トレはしていたんですけど、背中やお尻に筋肉がつきにくい傾向をどうにかしたくて…。というのも陸上にテニスと前傾姿勢の多いスポーツをやってきたので体の前の筋肉は強いんですけど、体の後ろ側は弱いんです。それならばと、まずは小さな筋肉もまんべんなく使うピラティスで、全体のバランスを整えることから始めてみることにしました」

実際にピラティスを始めてみると筋肉だけでなく、骨格の改善にも少しずつ効果を感じているそう。

「私は巻き肩、つまり肩の骨が内側に回り込んでいることが悩みなんですけど、両脇の筋肉を鍛えることで徐々に肩を広げて、本来あるべき位置に肩の骨を戻していけるみたいです。あとO脚ぎみでもあるんですけど、それも筋肉の使い方で改善できると聞きました。骨格って変えられないイメージがあるけど、骨と骨をつないでいるのは筋肉なのだから努力で変えられることも多いはず。特にねじれや向きは努力で変えられる! と信じて頑張ってます」

週1のマシンピラティスにプラスして、最近は“ゴッドハンド”に体を整えてもらう機会も増えてきた。

「とくに効果を感じているのは、骨や内臓を正しい位置に戻してくれるマッサージです。骨の位置を整えて、下がっていた内臓を上げてもらうと肩が開いて呼吸が深くなって、心なしか気分も上がります! セルフケアは凝りやすい前ももをフォームローラーでほぐしたり、首を温めたり…。自分の首は好きなパーツなんですけど、長くて細いぶん頭を支えるのが大変で凝りやすい(笑)。冬場はとくに温めて血行をよくするように心がけています」

誰もが羨む美骨格の一方でコンプレックスの改善にも積極的。だけど最近人気の骨格診断には「めちゃ疎いんですよ!」と苦笑した。

「知らない間に雑誌で診断してくれてたのは見たかも…(笑)。でもこれだけ骨格診断が注目されるのは『より自分を知りたい』という思いが多くの人にあるからでしょうね。確かに着る服に迷うときには便利な指標だけど、結果にとらわれすぎるのはもったいないとも思います。診断は参考にしつつ、それぞれが着たいものを着て、似合うかどうかは自分で決めていいんじゃなーい? っていうのが私のスタンス」

何を選び、どう生きるか。最近はそれを真正面から考える機会も増えた。

「それは年齢的な部分が大きいですね。26歳のいまは、心身ともにターニングポイントにあると感じています。実際結婚する友達も増えてきて『私はどう生きたいのかな』とあらためて考えるターンもあったりして…! でも誰かを好きになって一緒になったとて、結局最後は人間、自分一人じゃないですか(笑)。だからこそ体型だけでなく健康も含めて、もっと自分の体に投資したいと考えるようになりました。ピラティスもその一つ。鍛えても結果が出るのに前より時間がかかるようになっているので、よさそうと思うことは即実践しています」

仕事では俳優、モデル、MCとたくさんの顔を持つ井桁さん。これからどの分野に力を入れていきたいかと尋ねると「すべて!」と、きっぱり。

「飽きっぽい私の性格上、どれか一つに絞るよりいろんな経験を積んだほうが、お仕事を長く楽しく続けていけそうだから。人生も体作りも、自分自身がどうなりたいかを大切にしながら、セオリーにとらわれずいろんなことにトライしていきたいです」

自分を冷静に見て、より心地よく生きる術を実践する。その知性と行動力こそが井桁さんの美しさの鍵だ。

いげた・ひろえ 1997年2月3日生まれ、福岡県出身。2018年「ゼクシィ」11代目CMガールとして注目を集め、現在は『MORE』専属モデルに俳優、MCとしても活躍。趣味は旅。「この秋は北海道に行きたいです」

ブラウス¥35,200(リブ ノブヒコ/ハルミ ショールーム TEL:03・6433・5395) スカート¥27,500(Rosarymoon/Rosary TEL:03・6450・5065) イヤーカフ、右耳¥25,300 左耳・上¥16,500 左耳・下¥25,300(以上プリュイ/プリュイ トウキョウ TEL:03・6450・5777) リング¥30,800(リューク info@rieuk.com) ブーツ¥20,900(モリーニ/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム TEL:03・3401・5001)

※『anan』2023年11月1日号より。写真・野田若葉(TRON) スタイリスト・伊藤ミカ ヘア&メイク・伏屋陽子(ESPER) 取材、文・大澤千穂

(by anan編集部)

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